環境省では、湖と沼は厳密には区別されていないとしている。その上で、湖のことを四方が陸地で囲まれていて、なかに水をたたえてあるもの。池や沼などより大きく、中央の部分に沿岸植物の侵入を許さない5m~10m以上の深さを持つもの。それに対し、沼のことを一般に深さ5m以下、底は泥深くなっており、水のなかに水中植物が生えているとしている。日本の湖では琵琶湖が圧倒的な大きさ(淡水湖で129番)を誇るが、海外に目を向けると、海だと勘違いするカスピ海(琵琶湖の555倍)が桁違いに大きく、スペリオル湖(琵琶湖の121倍)がそれに続く。ちなみに日本の湖沼池大きさ上位100は、ここをクリックして下さい。
湖沼の種類は、まず自然のものと人口のものに大別される。自然の湖沼は、地層がずれて出来た断層湖、火山の山頂付近が陥没した大きな窪地に水が溜まって出来たカルデラ湖、火山の火口に水が溜まって出来た火口湖、砂州などで外海と隔てられて形成した海跡湖、川等が溶岩や地すべり・堆積などで川が堰き止められて出来た堰止湖、川の一部がなんらかの理由で湖になった河跡湖等がある。塩分濃度による分類では、1ℓあたり500㎎未満塩分濃度の淡水湖が殆どだが、それ以上の塩湖、淡水と海水が混じり合う汽水湖がある。人口で造られた湖沼池には、有名なものとしてダム湖、ため池(クリック)があるが、中には信じられない程巨大なものもある。
湖沼の利用方法は、人工的に造られたものは、発電用、灌漑用、治水用が殆どです。中には季節の花、紅葉等が植えられ、観光名勝になっているところもある。自然に出来たものは、遊覧船・ボート等のレジャ-、魚釣り、キャンプ、別荘地として利用されている。山・谷深いところにある湖は景勝地として多くの観光客を招き入れる。
私の湖めぐりは単独では訪れることは殆どなく、他の観光を兼ねて出かけることになる。それでも積もり積もって50ヶ所を超える湖沼に訪れている。マラソンのコースになっている所も数多くあり、目を癒しながら走ることが出来るので、私には好きなマラソン大会となっている。山登りを趣味にする私にとっては、湖に逆さに映る景色は、写真撮影に欠くことが出来ない場所です。
ここで紹介する湖沼めぐりは、人造のダム湖、堰止湖、ため池等も併せて記載している。
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