ブリエンツ湖

(概要)
 ベルナーオーバーラント地方のアルプス山麓にあり、氷河から流れこむターコイズブルーともエメラルドグリーンともいわれる深い青緑色の水をたたえる神秘的な湖。"2つの湖"という意味をもつインターラーケンをはさんで、トゥーン湖とほぼ対称に並んでいます。海抜564m、長さ14km、幅2.8km、面積29.8㎢、水深は最大で260メートの細長い湖です。約15,000年前の火山活動で出来た、すり鉢状のくぼ地に水がたまった典型的な二重式カルデラ湖です。
 鉄道開通より早い1839年に始まる歴史を誇る伝統の湖船で多彩なクルーズが楽しめます。1914年に造船された蒸気外輪船「レッチベルグLötschberg」を含む5艘の大型船での定期運航のほか、夏季にはランチクルーズやディナークルーズなど、さまざまなイベントクルーズもあります。
 文化庁が保護指定する歴史的な集落・町並みに認定されているブリエンツ(Brienz)やベーニゲン(Bönigen)、イゼルトヴァルト(Iseltwald)などの、湖畔にたたずむ小さな村々へは定期運航船が結んでいます。港に直結して鉄道駅もあるブリエンツからは、蒸気機関車での通年運行を続ける伝統の登山鉄道に乗ってブリエンツ・ロートホルン山へ上ることができます。
 湖の北にあるギースバッハは、山から湖に轟音をたてて流れ込む落差500mのギースバッハ滝があります。約160年前に岩倉使節団が船にのって観光した滝で、滝の前にはインターラーケンがアルプスのパリといわれた19世紀ベルエポック時代に、この地に集った富裕層が訪れた歴史を今に伝えるグランド・ホテル・ギースバッハがあります。ホテルからは滝だけでなく、眼下に広がるブリエンツ湖の眺望も楽しめます。湖船で結ぶ港からホテルまで結ぶレトロなケーブルカーは、観光ケーブルとしてヨーロッパ最古の歴史を誇っています。 (スイス政府観光局HPから転記)
(アクセス)
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