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京都一周トレイル東山コ-ス

はじめに

 京都一周トレイルを知ったきっかけは、たまたまテレビ放映を見たことによる。コロナ禍で直接友人と話す機会が少なくなり、今ではオンライン飲み会がそれに代わっている。その中で、京都一周トレイルが話題になり、挑戦することに話が纏まる。時期としては、京都が最も映える紅葉期とした。コロナが一服する年度末に全国旅行支援が再開予定ということも後押しする。
 今回東山コース約40kmを3日間で歩く計画で、1日目は桃山から伏見稲荷まで、2日目は伏見稲荷から銀閣寺まで、3日目が銀閣寺から東山コ-ス最終地点ロープウェイ比叡駅とした。当初全国旅行支援が始まる前提で9月初めに、交通の便の良い5条烏丸付近にホテルを確保する。念のため全国旅行支援が始まった10月10日後の11日に、京都一周トレイル東山コースのスタ-ト地点の桃山に近い京都ユニバーサルホテル烏丸を2泊予約する。最初に確保したホテルは、全国旅行支援対象に変更出来ないことを知らされキャンセルする。メンバ-は4家族6人となる。
 JR桃山駅に集合場所を決める。東山トレイルの経路は、京都一周トレイルコ-スを基本的に従うことにする。但し、コース近くにある主要観光地は含めることにする。コースは市街地と山間部を出入りする経路で、市街地は複雑に曲りくねり、山間部は分岐箇所が多い。道標が細かく配置されているので迷うことはない。1日目は、桃山城、大岩山、伏見稲荷大社・奥社を通るコ-スで、およそ10.3Kmの4時間程のコースです。途中、白菊の瀧まで近いので足を延ばす。2日目は、伏見稲荷大社・奥社から剣神社、清水山、東山山頂公園を経由して蹴上まで下り、清水山、大日山を経由して、大文字山四つ辻から銀閣寺まで下るコ-スで、およそ17.4Kmの6時間45分程のコースです。このコースに奥社から伏見山往復を経路に加えるとともに、大文字山四つ辻から大文字山、五山送り火を経由して銀閣寺まで下る経路に変更する。3日目は、銀閣寺から瓜生山、白鳥山、てんこ山付近を経由してケーブル比叡に至るコ-スで、およそ7.2Kmの4時間程のコースです。このコースは銀閣寺までのアプローチに時間がかかるので、叡山電鉄の一乗寺駅をスタ-トすることにする。従って一乗寺下り松、狸谷不動を経由して瓜生山近くで合流することにする。
 今回紅葉時期に訪れたが、桃山城、伏見稲荷大社、蹴上舟溜付近で紅葉は見られたが、見頃には少し早い気がした。しかし、最後の最後にケーブル八瀬駅から八瀬比叡山口駅付近にかけて見事な紅葉に出会う。また、嵐山の竹林に劣らない竹林道に出会った。大岩山に至る放置された長い竹林道、白菊の瀧に至る上り坂の手入れされた竹林等の趣の異なる竹林道を歩いたことが印象に残る。


2022年11月20日(日) 雨のち曇り
松本駅(7:04 2時間14分) ⇒ 名古屋(9:18-9:43 51分) ⇒ 京都(10:34-10:36) ⇒ 桃山駅Map(10:48)
桃山駅(10:53 34分) ⇒ 伏見桃山城(11:27 36分) ⇒ 仏国寺(12:03 27分) ⇒ 大岩山展望所(12:30-12:48 13分) ⇒ 岩神社(13:01 26分) ⇒ 任命天皇陵(13:27 51分) ⇒ 白菊の瀧(14:18-14:21 35分) ⇒ 奥社奉拝所(14:56 11分) ⇒ 伏見稲荷大社(15:07-15:11) ⇒ 伏見稲荷駅(15:16)
伏見稲荷駅(15:20 3分) ⇒ 東福寺駅(15:23 28分) ⇒ 東福寺(15:51-16:06 34分) ⇒ 京都ユニバ-サルホテル烏丸Map(16:40)

 私達が京都駅で新幹線から2分接続に間に合ったため、たまたま全員同じ電車で桃山駅に着くことになる。それにより、JR桃山駅に11時集合としたが、少し早い10時53分に東山コ-スをスタ-トする。まず京都一周トレイルの最初の標識F3のある踏切を渡る。そこから乃木神社入口まで車道を歩く。そこを左折して桓武天皇陵参道の砂利道を突き当りの標識F5まで行く。そこから右方向の東に進むと伏見桃山城の入口が見える。城内を通り伏見北堀公園へと向かう。派手な築城の
伏見桃山城大天守と小天守がある連結式城郭で、
洛中洛外図を元に築城された。
は入城出来なかったが、城内の紅葉が色づいていた。
 伏見北堀公園を過ぎ住宅地を歩いて行くと、仏国寺の案内板があり、韓国慶州にある世界遺産仏国寺を思い出し寄り道をする。
仏国寺本堂に釈迦三尊と
毘沙門天が安置
されている。境内に
高泉和尚銅碑と
小堀遠州の墓がある。
は歴史ある寺で、墓地に小堀遠州の墓がある。暫く進むと大岩山に続く荒れた竹林の道に入る。整備すると嵐山並みのりっぱな竹林になると、皆同様の思いを持つ。大岩展望所から京都市街が一望出来る。遥か先には大阪のビル群が浮かんで見える。
そこから深草こどもの家まで、車道を通らず山道を下る。大岩神社下を通り、岩神社の堂本印象の鳥居に刻まれた彫刻を見て、白竜池へとさしかかる。その先の赤い鳥居をくぐると、またまたりっぱな竹林の道となる。大岩街道に入り、標識F23を右折するとやがて道路左の少し奥に任命天皇陵がある。
 名神高速の下をくぐり、標識をたよりに真宗院前を通過して山道へと入って行く。そこには筍栽培がされている手入れされた竹林が続く。さらに上って行くと鳴滝大神分岐にぶつかる。右に行くと鳴滝大神を通り白菊の瀧で行き止る。トレイルは左方向だが、我々は白菊の瀧まで足を延ばす。瀧といっても、樋からちょろちょろ水が落ちている感じだ。滝と瀧の違いを調べてみると、違いはなく滝の方が古い字らしい。
元に戻り青木の瀧に向かう。メンバ-に同一姓の者がいて、何故かそのことと瀧を話題に盛り上がる。石柱には青木ヶ瀧と彫られていた。弘法の瀧から竹林が広がる竹乃下道先の
伏見神寶神社神宝さんと呼ばれ、叶え雛が吊るされている。
周りと趣を異にする。
を過ぎると下り坂になる。
 やがて赤い鳥居が見えると根上がりの松のある奥社奉拝所横に着く。とたんに大勢の参拝者?に出くわす。特に外国人の姿が目につき、ここではコロナは関係ないと感じた。千本鳥居の人の波を抜け伏見稲荷大社に着く。ここでも紅葉が見られたが、圧倒的な赤い鳥居と狐の石像に霞んでいた。
京都ユニバ-サルホテル烏丸には京阪伏見稲荷駅から東福寺駅で降り、1.2km程を徒歩で行く。せっかく東福寺駅で降りたので、東福寺に行ってみることにした。暗くなりかけていたので、臥雲橋から見た紅葉はくすんでいた。16時近くになっていたが、相変わらず人の数は多い。通天橋には閉館の10分前ぐらいに着き、入館料千円を聞いて入館を諦める。法堂三門を見学して、徒歩で京都ユニバ-サルホテル烏丸に向かう。チェックインすると、全国旅行支援のクーポン2泊分の6千円/人を手にする。2泊分の宿泊代が7,120円だったので、クーポン券6,000円を差し引くと実質1,120円となる。しかもこのホテルは無料の夕食があり、しかも酒等の持ち込みが出来た。隣にロ-ソンがあったので、その買物でさっそくクーポンの活用がはかれた。

2022年11月21日(月) 雨のち曇り
京都ユニバ-サルホテル烏丸(8:00 15分) ⇒ 東福寺駅(8:15-8:24 5分) ⇒ 伏見稲荷駅(8:29)
伏見稲荷大社(8:31-8:34 9分) ⇒ 奥社奉拝所(8:43 26分) ⇒ 稲荷山四つ辻(9:09 19分) ⇒ 稲荷山(9:28-9:30 14分) ⇒ 稲荷山四つ辻(9:44 32分) ⇒ 泉涌寺(10:16 13分) ⇒ 剣神社(10:29 1時間16分) ⇒ 清水山(11:45 20分) ⇒ 東山山頂公園(12:05-12:29 3分) ⇒ 大日堂(12:32 41分) ⇒ ねじりマンボ(13:13 5分) ⇒ 蹴上船溜(13:18 16分) ⇒ 日向大神宮(13:34-13:39 18分) ⇒ 七福思案処(13:57 1時間2分) ⇒ 大文字山四つ辻(14:59 5分) ⇒ 大文字山(15:04-15:19 17分) ⇒ 大文字火床(15:36-15:44 46分) ⇒ 銀閣寺(16:30)
銀閣寺道(16:46 33分) ⇒ 四条烏丸駅(17:19 5分) ⇒ ステ-キ&ステ-キSUINA室町(17:24-18:09 5分) ⇒ 四条駅(18:14-18:20 6分) ⇒ 九条駅(18:26 15分) ⇒ 京都ユニバ-サルホテル烏丸(18:41)

 今日は3日間で最大の18km程を歩く。スタ-ト地点伏見稲荷駅を降り、伏見稲荷大社を8時30分に通過する。朝方雨が降っていたため、出発時間を少し遅らせたが、今はすっかり雨はあがり上々の天気だ。千本鳥居をくぐり抜けて奥社奉拝所まで10分程で着く。根上がりの松からの鳥居が昨日に続くコ-スとなる。赤い鳥居はそこからも途切れることなく建植されている。熊鷹社、三つ辻、大松社、三徳社を経て四つ辻に至る。四つ辻から木の隙間に京都市街方向が開け、石段をかなり登ってきたことが良く解る。
 ここから荒神ヶ峰の西側山腹を巻いて下山する。我々は稲荷山(233m)一周をして下山することにする。一周30分程で、我々は右回りを選択する。御膳谷奉拝所、長者社等の社を通り、稲荷山山頂にある上社神蹟に着く。そこから中之社、荷田社、下之社を通り、稲荷山四つ辻に戻る。
 そこから私だけ田中社経由で、標識3-3で合流する。田中社では鮮やかな紅葉が見られ、京都市街が四つ辻より広角に見えた。ゲートを通過して住宅地に下りると、標識7のところを右に折れる。三ノ橋川に向けて小径を下り、住宅地を通過する。橋を渡り暫く進むと五社之瀧がある。
 そこから右側に階段があるところまで車道を歩く。階段を上がると宮家の墓地の一角を通り、泉涌寺(せんにゅうじ)に至る。泉涌寺駐車場から京都タワ-が顔を覗かせ、奥に愛宕山が見える。標識8から道なりに進むと剣神社右手にぶつかる。そこを右折して、滑石街道まで標識をたよりに進む。階段を上がり、滑石街道を横断して日吉南道を60m進んだ標識11で京女鳥部の森へ入る。太閤坦(豊臣廊入口)に続く分岐を過ぎると下り坂になる。やがて国道1号線に繫がる道路に出る。道路に沿って歩き、渋谷街道を横断し、ユータ-ンして地下通路を上がる。道路をショウトカット出来るが、カーブしているので危ない。標識16-1から左に折れ、さらに16-2で左に折れ清水寺方向に進む。そこから暫く行くと清水山に入る分岐に標識17と高台寺山国有林散策マップがある。入ると直ぐに左に曲がらず、直進すると墓場に行くので要注意だ。
 後は道なりに登って行くと、清水山(242.5m)、東山山頂公園へと続く。東山山頂公園まで車が入れる。東山山頂公園から山科方面が開けている。そこのベンチで昼食タイムを取る。駐車場横を抜け、道路を暫く下ると大日堂がある。境内の紅葉は見頃を迎えていた。
 大日堂福徳門近くの道路脇に蹴上に下る道がある。旧東海道に交わる手前の尊勝院に真っ黄色に色づいた銀杏があった。粟田神社から三条通に出て、佛光寺本廊、都ホテル前を通過する。
 左前方に蹴上インクラインが見えるので、ねじりマンボと呼ばれるトンネルを目指す。赤煉瓦造りのトンネルを抜け、インクラインと並行して進むと
インクライン全長582m、高低差8mの傾斜鉄道
上に出る。そこから紅葉を愛でながら線路上を蹴上船溜まで寛歩する。
 蹴上船溜付近にはインクラインの台車等の琵琶湖疎水に関連する施設がある。蹴上船溜の大神宮橋を渡り日向大神宮の参道に入る。橋から疏水上流の旧御所水道ポンプ室が、歴史観を漂わせている。
 安養寺前を通過して、ひと歩きすると鳥居が現れる。ここで二コ-スに別れ、我々は左手の日向大神宮へと向かう。日向大神宮外宮に参拝し、色づいた紅葉に向かって日向大神宮内宮に行く。そこを左折すると、やがて天の岩戸がありそこをくぐり抜ける。そのまま山腹を右回りに進むと、もう一方のコ-スと七福思案処と呼ばれる所で合流する。南禅寺が山裾にあり、到る所でそこに続く山道が分岐する。
 合流点標識38・39から鬱蒼とした山道を黙々と歩くと開けた場所に着く。ここまでの間に林道が、あちらこちらから交差する。そのうち大文字山四つ辻に到着する。トレイルコ-スは左折して西に下って行くが、我々は当初計画どおり大文字山経由で下りるので直進する。
 200m程上ると開けた大文字山(465.3m)に着く。少し木々に邪魔されるが、霞みの中に大阪市街から京都市街にかけて一望出来た。そこから大文字焼で名の知れた大文字火床に向けて下って行く。大文字火床の上部に着くと、火床の大きさにまず驚く。京都市街の大部分から見られることもあり、ここからの眺めは京都を包み込むようだ。大文字火床の下部まで一直線の階段で繋がれているため、楽に下りられる。
 大文字火床の下部から銀閣寺裏手までは下るのみだ。下り始めは石段が続き、やがて整備された山道を木橋のところまで行くと、林道に交わる。その間軽装で上る人に多く出会う。夜景でも見に行くのかな。銀閣寺に着くと、閉館に近い時間というのに、多数の拝観者がたむろしていた。ここから市バスで京都駅まで行くつもりだったが、急遽バスの時間等考えて四条烏丸に変更する。四条烏丸でクーポンが使える店を捜していると、たまたまバス停近くの地下でその店を見つける。そこで今日の疲れの回復と、明日への英気を補給する。

2022年11月22日(火) 晴のち曇り
京都ユニバ-サルホテル烏丸(7:45 15分) ⇒ 東福寺駅(8:00-8:04 16分) ⇒ 出町柳(8:22-8:36 5分) ⇒ 一乗寺駅(8:41)
一乗寺駅(8:41 11分) ⇒ 一乗寺下り松(8:52 9分) ⇒ 詩仙堂丈山寺(9:01 15分) ⇒ 狸谷不動(9:16-9:32 31分) ⇒ 狸谷不動(9:16-9:32 17分) ⇒ 瓜生山(9:49 11分) ⇒ 北白川城出丸(10:00-10:04 53分) ⇒ 石鳥居の掛橋(10:57-11:01 24分) ⇒ 水飲対陣之跡碑(11:25 10分) ⇒ 浄刹結界址(11:35 57分) ⇒ 比叡ビュ-スポット(12:32 9分) ⇒ ケーブル比叡駅(12:41)
ケーブル比叡駅(13:00 9分) ⇒ ケーブル八瀬駅(13:09-13:13 5分) ⇒ 八瀬比叡山口駅(13:18-13:30 13分) ⇒ 出町柳(13:43-13:57 5分) ⇒ 祇園四条駅(14:02 13分) ⇒ 東華菜館(14:15)
東華菜館(15:04 21分) ⇒ 四条駅(13:25-15:31 4分) ⇒ 京都駅(15:34-16:08 34分) ⇒ 名古屋駅(16:42-17:40 2時間6分) ⇒ 松本駅(19:46)

 今日のスタ-ト地点銀閣寺までは、バスを利用する必要がある。平日のため道路の混雑が予想され、メンバ-の提案により、電車のみで行ける一乗寺駅スタ-トに変更する。一乗寺駅から宮本武蔵ゆかりの一乗寺下り松詩仙堂丈山寺を経由して狸谷不動に至る。
 狸谷不動へは250段の急な階段が続く。狸谷不動は清水寺のように急峻な崖に建造されている。清水寺程の高さはないが、懸造りのようなもので支えられている。正面右手に奥の院(瓜生山301m)に続く急な階段がある。瓜生山手前で京都トレイルと合流するので、その階段に取りつく。そこには60代以上の方は安易に行かないで下さいと注意書きがあった。我々は既にその域をオーバしているが!。道中に三十六童子の石像が祀られ、見ることで気が紛れる。
 道なりに進むと、やがて瓜生山直下の標識59-5の京都トレイルと合流する。私は、奥之院幸龍大権現のある瓜生山の山頂を往復する。ここからが正規の京都トレイルの出発点となる。直ぐ先に白鳥山を経由する分岐がある。白鳥山に北白川城出丸があるので立ち寄る。出丸跡、曲輪跡と空堀が認められた。
 再びトレイルに戻り、平坦な尾根筋と山腹をひたすら前に進む。所々に開けた箇所があり、僅かに展望がある。てんこ山(442.2m)を巻いて暫く行くと、石鳥居の掛橋に達する。そこまで林道が通じている。トレイルはそこから左折して、スギ林の急斜面を下る。下りきり音羽川に架かる木橋を渡る。さらに上り下りして2ヶ所の音羽川支流を超えるが、最後の標識68のところで斜面が大きく崩れていた。
 そこから一登りすると、水飲対陣之跡碑がある開けた場所に出る。そこは、修学院へ下る急坂で名高い
雲母(きらら)坂修学院から比叡山延暦寺東塔へ抜ける道です。
と、赤山禅院北側へ下る梅谷道との合流点だ。北東方向へ進むと直ぐに浄刹結界址の所に出る。何故か女人禁制の石址が倒れていた。道なりに進むと標識70があり、木段を上がって行く。やがて倒壊が目立つ杉林の中の標識71奥の広場から、京都市街地が俯瞰される。
標識73-1の分岐から、比叡ビュ-スポットを通る行者道へと舵をとる。途中73-3から左に折れ、少し上ると電波塔がある比叡ビュ-スポットに達する。紅葉が見頃を迎えていた。鉄塔の傍らによどり地蔵が鎮座していた。ケーブル比叡駅はすぐその先だ。HIEIZANと書かれたモニュメントで、東山コ-ス完歩の記念写真を撮り、3日間の京都トレイルを終える。ケーブル比叡駅13時発のケーブルカ-で帰路につく。途中の線路脇に植生された紅葉が目を和ませる。
 ケーブル八瀬駅に降り立つと、これまで見た中で最高の紅葉が広がっていた。八瀬比叡山口駅にかけて、高野川湖畔、山肌を真っ赤に染めていた。八瀬比叡山口駅から
出町柳叡山鉄道の起点駅があり、
賀茂川と高野川の合流点の
鴨川デルタに両川を渡れる飛び石がある。
ここから賀茂川は鴨川になる。
で乗り換え祇園四条駅で下りる。
残ったクーポン券消化が目的だ。駅から四条大橋を渡ったところに、クーポン券使用可のワッペンがある東華菜館を見つける。高そうだったが、疲れていることもあり直ぐに入る。4階の京都市街が一望出来る一般客席に案内される。我々が歩いた比叡山に続く東山コ-スも背後に連なる。料理は単品をシェア-して頂くが、驚くほど高くはなかった。残ったクーポン券で殆ど足りた。店員に全員の記念写真を撮ってもらい、店を後にする。そこから、それぞれの方向に向けて家路につく。
京都一周トレイル北山、西山コースへ