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出雲大社Map

2013年11月17日(日) 雨

 鳥取市に用事があったので、出雲大社詣でをすることにした。鳥取市から出雲大社まで、高速道路が部分開通のつぎはぎ状態だった。しかも無料と有料があり、鳥取県は全部無料、島根県は一部無料です。殆ど一車線で、信号が無いところが一般道との違いだった。それでも出雲ICまで、市街地部分を通らなかったので以前よりは大幅に時間短縮した。しかし、そこからが大変だった。11月17日は旧暦の10月15日にあたり、神在祭の祭事が行われていた。神在祭期間中は全ての扉が開かれて毎朝祭事が行われる。しかも縁結大祭が併せて行われる日でもあった。そのため、車は9Km程数珠繋ぎで、高速道路の連休渋滞状態だった。駐車場が満杯状態なので、動く速度はさらに遅くなる。しびれをきらして、朧げな記憶をたよりに裏道を進む。蕎麦屋の横を抜け、駐車場の正面に出た。運良く駐車場にも難なく滑り込めた。
車を降りたとたんに、本降りの雨となった。すごい人出の中を拝殿に向かう。参拝するのにも、時間待ちだった。出雲大社の作法に従い、2礼4拍手1礼でお参りした。人ごみを掻き分けて本殿に進むと、何かの祭事が行われていた。
この頃から雨があがったので、本殿裏を通って神楽殿に向かった。縁結大祭なのか、途中若い女性を多く見受けた。出雲大社では60年に一度の本殿遷座祭が、5月10日に斎行された。5年間の歳月をかけて、平成の大修造が行われた。境外の摂社、末社まで含めると、後3年かかるという。伊勢神宮の式年遷宮は20年ごとに行われるに比べて、出雲大社の大遷宮は一生に最大2度しか出会えないことになる。平成25年は伊勢の新宮と出雲大社が、同時に御遷宮を迎える稀なる年です。普段の生活には無縁な、神代の神話にひきずりこまれそうです。
現実に戻って、昼食の出雲そば屋に行くが、どこも長蛇の列である。諦めて、次の目的地日御碕に向かう。そこで、さざえ丼とイカ刺しで満足する。高さ日本一の日御碕灯台に登るが、強風と曇空のため早々に引き返す。その後、国の重要文化財日御碕神社に参拝する。今夜の宿は皆生温泉なので、宍道湖北岸の国道を松江、大根島、美保関経由で行くことにした。美保関の美保神社は、全国各地にあるゑびす社3385社の総本社として、水産・海運に携わる人々から親しまれている。出雲大社、日御碕神社、美穂神社、いずれも神様とゆかりの地を巡る1日だった。