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ひさしぶりの北海道Map

はじめに

 北海道は度々訪れているが、今回は2018年7月1日以来のひさしぶりの北海道旅行です。その間の新型コロナによる4年間程の自粛が響いています。今回は義姉に逢うことが主目的だが、せっかくひさしぶりに北海道に訪れるのを機に、義姉住まい近辺の登別温泉、支笏湖の観光と樽前山登山を計画する。この地区は、2016年8月31日に訪れていて、その時は胆振地方一帯が台風によって倒木が相次ぎ、各地で道路が寸断されていた。樽前山登山も計画していたが、登山道が通行止めのため断念する。また、洞爺湖近くに宿を取っていたが、洞爺湖周辺の大規模停電により、今回泊まる登別石水亭に変更されたことを覚えている。
 今回初めて松本空港を利用して北海道に行く。今までは運賃が高いので羽田空港からの利用が常だった。たまたま比較的安い便があり、松本空港から行くことが出来た。羽田までの片道時間で新千歳空港まで往復出来そうだ。少々の運賃差は時間で換金出来る計算だ。今後は、断然このルートを使うべきだと思った。


2023年6月26日(月) 曇

 松本空港_JAL2852(9:20 1時間40分) ⇒ 新千歳空港(11:00 10分) ⇒ 新千歳空港ラベンダー店(11:10-11:30 11分) ⇒ 千歳IC(11:41 1時間13分) ⇒ 虻田洞爺湖IC(12:54 10分) ⇒ 洞爺協会病院(13:04-14:28 49分) ⇒ 特別養護老人ホーム幸豊園(15:17 9分) ⇒ 豊浦IC(15:26 1時間13分) ⇒ 登別東IC(16:05 15分) ⇒ 登別石水亭(16:20)
登別石水亭(16:40 5分) ⇒  大湯沼川遊歩道入口(16:45 4分) ⇒ 大湯沼川天然足湯(16:49 11分) ⇒ 大湯沼(17:00 3分) ⇒ 奥の湯(17:03 8分) ⇒ 大湯沼展望台(17:11 8分) ⇒ 地獄谷張出展望台(17:19 7分) ⇒ 鉄泉池(17:26 8分) ⇒ 地獄谷展望台(17:34 16分) ⇒ 登別石水亭(17:50)
 松本空港の無料駐車所に車を置き、新千歳空港行きのJAL2852便に乗る。北海道は車がないと効率が悪いので、当然レンタカ-になる。人数が二人で荷物も多くないので、ホンダのNボックスを2日間借りる。義姉が入院している洞爺協会病院で面会して、現在義姉が入所している特別養護老人ホーム幸豊園を訪れる。今夜の宿である登別石水亭に16時に到着する。
 夕食の18時30分まで時間があるので、大湯沼と地獄谷を散策することにする。大湯沼川遊歩道入口から入り、大湯沼川天然足湯、大正地獄を経由して舗装道路に出る。大湯沼を見ながら大湯沼駐車場まで歩く。その奥の奥の湯にも立寄る。
 そこから大湯沼展望台まで上って行く。更に上り、高浜虚子の句碑近くから地獄谷張出展望台へ下って行く。そこから地獄谷の中の鉄泉池に延びる木道が俯瞰出来る。地獄谷へ降り立ち、木道の突端の鉄泉池に行く。そこですれ違う観光客はほゞ外国人だ。木道分岐に戻り地獄谷展望台、地獄谷第2展望台を経て、湯沢神社、泉源公園前を通って登別石水亭に帰る。ほゞ1時間で地獄谷・大湯沼自然探勝路を巡る。


2023年6月27日(火) 曇のち晴

 登別石水亭(7:56 1時間29分) ⇒ 樽前山七合目登山口(9:25 42分) ⇒ 東外輪山取付(10:07 9分) ⇒ 東山_1,022m(10:16 30分) ⇒ 北外輪山取付(10:46 3分) ⇒ ヒュッテ分岐(10:49 19分) ⇒ 932m峰(11:08-11:16 16分) ⇒ ヒュッテ分岐 ⇒ 風不死岳分岐(11:32 1時間32分) ⇒ 963m地点 ⇒ 風不死岳(13:05-13:25 1時間5分) ⇒ 963m地点 ⇒ 風不死岳分岐(14:30 42分) ⇒ 樽前山七合目登山口(15:12 41分) ⇒ 休暇村支笏湖(15:53)
 恒例の朝風呂を堪能し、8時頃登別石水亭を出発する。雲が低く垂れ、時折小雨が車のフロントにかかる。国道36号を太平洋に沿って走り、道道141号に入り道なりに進む。突き当りを左折して未舗装の道路を上って行くと樽前山七合目の駐車場に着く。その頃にはガスはすっかり無くなり、絶好の登山日和となっていた。むしろ陽射しが強く暑さが気になる。平日なのと曇の天気予報だったから、登山者は少ないと思っていたが、駐車場はほゞ埋まっていた。
 樽前山七合目登山口を9時25分に出発する。暫く灌木帯で陽が遮られていたが、15分程歩くとすっかり木々がなくなり太陽が眩しい。振り返れば支笏湖の湖面が青く光る。そこまでは両脇がロープで仕切られた木の階段が続く。白い花が両サイドの瓦礫のなかに咲き誇っている。やがて登山道は細かい砂礫の広い道となり右カ-ブとなる。
 溶岩ド-ムが顔を覗かし始めると、直ぐに東外輪山取付に着く。ここまでヒュッテから1.3kmで、左に1.8kmのところに西山、右に0.3kmのところに東山がある。我々は当然ながら樽前山外輪山の最高峰東山に向かう。西山、溶岩ド-ムを左に見ながら10分程歩くと東山(1,022m)に着く。
 東山から西山方向は雲に隠れて一部しか見えなかった。932m峰、風不死岳(ふっぷしだけ)は指呼の先にある。また、支笏湖越しに一直線に続く雲の筋の上に秀麗な羊蹄山(ようていざん)、恵庭岳(えにわだけ)が稜線を描く。932m峰、ヒュッテに続く登山道が白いシュプ-ルを描く。
 外輪山稜線の登山道を、小刻みに滑らないように北外輪山取付まで一気に下る。ここから風不死岳に向かう。ヒュッテ分岐を直進してしまい図らずも932m峰に登ることになる。ここから見る溶岩ド-ムも捨てたものではない。ここから先は行き止まりになっていて、風不死岳のルートはない。
 再びヒュッテ分岐に戻り、風不死岳分岐までヒュッテ方向に下る。風不死岳分岐の標識に風不死岳まで2.5kmの表示がある。ここから一旦下ると開けた広場に出る。その先のシダの群生地を通り、灌木帯を上って行く。ロープ場を過ぎると963m地点に達する。そこから風不死岳まで二つのピークを越えるので、精神的にくたびれる。
 風不死岳(1,102m)に13時5分に到着する。風不死岳分岐から1時間半かかる。北尾根登山口から登ってきた先客が一人いた。風不死岳山頂は樽前山より支笏湖に近く、遮る山が無く雲も消えて、よりはっきり恵庭岳、羊蹄山の山容が支笏湖の先に確認出来る。また、樽前山の溶岩ド-ムを取り囲む外輪山すべてが絵葉書のように収まる。
 樽前山(東山)、932m峰、風不死岳を登り、相当くたびれたので、下山は慎重に歩を進める。往路は誰とも会わなかったが、復路では二人とすれ違った。風不死岳分岐まで1時間程で下山したが、その先の樽前山七合目登山口までの1.6kmが長く感じた。火山灰の埃の舞う登山道は、下り勾配はきつくないが滑り易く歩き辛い。少し上り返して最後の灌木帯を抜けて樽前山七合目登山口に分岐から42分で到着する。ここまで樽前山から風不死岳の周回コ-ス11kmを歩いたことになる。本日の宿は支笏湖温泉の高台にある休暇村支笏湖です。16時前に到着し、温泉で疲れと汗を流す。


2023年6月28日(水) 晴

 休暇村支笏湖(7:00 8分) ⇒ 山線鉄橋(7:08 6分) ⇒ 遊覧船船着き場(7:14 10分) ⇒ 千歳川(7:24 6分) ⇒ 休暇村支笏湖(7:30)
休暇村支笏湖(8:58 17分) ⇒ ポロビナイ付近の展望台(9:15 9分) ⇒ オコタンペ湖入口(9:24 34分) ⇒ 苔の洞門(9:58 1時間37分) ⇒ 新千歳空港ラベンダー店(11:35-11:40 10分) ⇒ 新千歳空港_JAL2851(11:50-14:55 1時間40分) ⇒ 松本空港(16:35)
 食事前に支笏湖湖畔の散策に出かける。急坂を千歳川に架かる山線鉄橋まで下る。支笏湖の遊覧船船着き場前を通り広場に上がる。そこから山線鉄橋より上流の千歳川に架かる道路橋を渡り、急階段を上って休暇村支笏湖に帰る。
 休暇村支笏湖を9時前に出発する。レンタカ-返却時間12時まで特に予定がないのでオコタンペ湖に行くことにする。支笏湖沿いに走り、途中ポロビナイ付近の展望台に立寄る。そこから支笏湖越しに風不死岳と樽前山が真正面に見える。更に10分程行くとオコタンペ湖展望台に向かう道があるが落石のため通行止めになっていた。しかたがないので、テレビで樽前山登山で放映されていた苔の洞門に行く先を変える。残念なことにここも閉鎖されていた。どうも2016年の1週間3台風の上陸による豪雨のため、多くの箇所で影響を受けているようだ。無駄な時間を使い、ネットで調べておけば良かったと反省する。残り時間が無くなり、新千歳空港ラベンダー店に直行する。帰りの飛行時間より、新千歳空港の待ち時間が長かった。昼食時間とラウンジのコーヒタイム等で時間を潰す。松本空港に定刻に到着して、2泊3日の旅を無事終える。


樽前山の植物

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イワブクロ(タルマエソウ)


撮影日:2023年6月27日
撮影地:樽前山
科/属:ゴマノハグサ/イワブクロ
特 徴:筒状の毛深い花

エゾイソツツジ


撮影日:2023年6月27日
撮影地:樽前山
科/属:ツツジ/イソツツジ
特 徴:細長い葉

ミネヤナギ


撮影日:2023年6月27日
撮影地:樽前山
科/属:ヤナギ/ヤナギ
特 徴:綿毛

マルバシモツケ


撮影日:2023年6月27日
撮影地:樽前山
科/属:バラ/シモツケ
特 徴:丸い葉

ウラジロタデ


撮影日:2023年6月27日
撮影地:樽前山
科/属:タデ/オンタデ
特 徴:葉裏に白い毛


宿泊所温泉

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登別石水亭(0570-026570)Map

四季折々の景色を楽しめる辛夷館8階にある空中大浴場と山々の風景が眺められる開放感満点の銀杏館7階にある空中露天風呂がある。

 ・所在地:北海道登別市登別温泉町203-1
 ・浴室:内風呂、露天、サウナ
 ・方式:
 ・泉質:Na,Ca-塩化物・硫酸塩温泉(60.9℃)
 ・営業時間:11:00~19:00(受付18:00)
 ・休館日:無休
 ・入湯料:大人:1,200円
 ・観光スポット:地獄谷、大湯沼
 ・入浴日:2023年6月26日

休暇村支笏湖(0123-25-2201)Map

原生林に囲まれ、身も心もリラックス出来る。泉質はトロっとした美肌の湯です。


 ・所在地:北海道千歳市支笏湖温泉
 ・浴室:内風呂、サウナ
 ・方式:
 ・泉質:Na-炭酸水素塩・塩化物温泉
 ・営業時間:11:00~15:00(受付14:30)
 ・休館日:火、水曜
 ・入湯料:大人:800円
 ・観光スポット:支笏湖
 ・入浴日:2023年6月27日