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渥美半島の旅

はじめに

 今年の家族記念日は渥美半島を訪れることにした。前年は栃木県益子を訪れた。全国旅行支援対象の今年最終日に近い12月18日~19日の日程で計画する。観光地は特に決めてなく、行き当たりばったりの旅行となる。丁度、日本全土が寒波に見舞われる天気予報で心配したが、愛知地方は天気が良かった。ただ風が強く、海岸線は波しぶきが立ち、近づくことが出来なかった。渥美半島の大半は田原市で、観光シ-ズンは海と花で賑わう暖かい季節だろう。従って、この時期は観光者は少なかった。尤もこの天気予報では回避した旅行者も少なからずいたかも知れない。休暇村伊良湖に着く頃に日没を迎え、夕日を楽しみにしたが小高い山が邪魔して、海に沈む夕日は見られなかった。西日が強く、車の運転に支障した印象のみ残った。日の出は山と雲に遮られ、御来光とは言えなかった。観光地には人は少なかったが、休暇村伊良湖は多くのお客様が宿泊していた。名古屋県の買物ク-ポンは1円単位で買物ができるので、大変重宝した。


2022年12月18日(日) 曇
 梓川SIC(10:28 3時間11分) ⇒ 豊川IC(13:39 19分) ⇒ 豊川稲荷(13:58-14:23 1時間12分) ⇒ 蔵王山展望台(15:35-15:48 56分) ⇒ 休暇村伊良湖(16:44)
 今にも雪のちらつきそうな空模様の中、10時20分頃に自宅を出る。長野道から中央道の中津川付近までチェ-ン規制が発令されており、路肩に多少雪が残っていたが心配するほどではなかった。土岐ジャンクションから東海環状道に入る頃には晴れ間が覗いていた。渥美半島の有名な観光地は伊良湖崎しか浮かばなかったので、経路にある日本3大稲荷の豊川稲荷に立ち寄る。豊川稲荷は正式には妙厳寺といい、約580年前の室町時代(1441年)に創建された。織田信長公、豊臣秀吉公、徳川家康公などの武将や、渡辺崋山など文人たちの信仰を集めてきたことで有名です。600円の有料駐車場に車を止め、総門まで歩いて行く。総門、三門を抜け、豊川稲荷大本殿へと向かう。大本殿を参拝して奥の院へと向かう。奥の院を参拝して裏側の門から境内を出る。奥の院近くに霊狐塚があることを後で気づく。
 そこから休暇村伊良湖に向かっていると、三河港大橋手前から見える小高い山が気になった。観光案内で調べてみると蔵王山展望台だと知る。さして回り道でないので立ち寄ることにする。展望台に上がると、360度のパノラマで三河湾・知多半島・伊良湖岬・太平洋等が一望できる。またメガソーラー、数多くの風車が目を引いた。ここも風が強く、陽射しがあるにも関わらず寒い。早々にそこを立ち、今夜の宿休暇村伊良湖に向かう。宿に近づく時間帯が日没に入る時で、車の進行方向が太陽の西日をまともに受け、大変運転し辛かった。雲が夕日に染まっていたが、これこそ夕焼けだということにはならなかった。休暇村伊良湖に日の入丁度の時間16時44分に到着する。夕食は流行りのバイキングスタイルで17時半からということで、急いで入浴を済ます。

2022年12月19日(月) 晴
 休暇村伊良湖(9:09 27分) ⇒ 万葉歌碑(9:36 10分) ⇒ 海上保安本部伊勢湾海上交通センター(9:40 9分) ⇒ 伊良湖崎灯台(9:49-9:52 15分) ⇒ 椰子の実の記念碑(10:07 4分) ⇒ 日出の石門(10:11-10:21 26分) ⇒ 道の駅あかばねロコステーション(10:47-11:15 37分) ⇒ 道の駅田原めっくんはうす(11:52 21分) ⇒ 二川宿(12:36-12:43 5分) ⇒ 二川八幡神社(12:48-13:00 45分) ⇒ 豊川IC(13:45 2時間54分) ⇒ 松本IC(16:39)
 本宿の展望テラスで昨日の夕日は見られなかったので、朝日を見ようと日の出時間の6時50分頃屋上に出る。今日も風が強く寒さに震える。東方向は薄っすらと朝焼けているが、生憎小高い山とその上部にかかる雲で朝陽は20分遅れで雲間から顔を覗かす。伊良湖崎方向は、雲もなく絶好の天気だ。定番の朝風呂に入り、8時頃から朝食を頂く。
 今日の予定は、伊良湖崎灯台を見学して、昨日とは反対の渥美半島の遠州灘に沿って豊橋市へと向かう。伊良湖崎灯台は第四管区海上保安本部伊勢湾海上交通センターに続く道を上がって行く。駐車場から400m程の距離にある。灯台は万葉歌碑(麻続王の歌)のところから急な階段を海岸まで下りた所にある。灯台は高い所にあるとの先入観で、高台にある海上保安本部伊勢湾海上交通センターの建物を灯台と思ってそこへ行ってしまう。そこには車が沢山あり、かなりの人が働いているようだ。敷地内は立入禁止で、改めて灯台に行き直す。伊良湖崎灯台は波打ち際にあり波しぶきを被るので、直近まで近づけなかった。伊良湖岬から恋路ヶ浜にかけて遊歩道が整備されているようだが、強風による高波で歩くことを諦める。
 国道42号を高台にある伊良湖オーシャンリゾートを目指して走ると、ホテル入口の先に日出の石門に下る階段がある。階段を下って行くと、途中に椰子の実の記念碑がある。そのあたりから遠州灘が一望出来、東方向に堀切町海岸がどこまでも続く。日出の石門は、チャ-トという固い堆積岩で出来ているが、波の力によってもろい部分が侵食され会食洞になったものだ。砂浜の一角に場違いのように居座っている。
 そこから海岸線と並行に道は続いているが、海との間の木のため何も見えない。買物ク-ポン消化のため、道の駅あかばねロコステーションに立ち寄る。さらに道の駅田原めっくんはうすにも立ち寄り、買物ク-ポンを使い切る。いつも思うが、買物ク-ポンは食事代以外は有効に使っていない気がする。  最後、東名高速の豊川ICに入る前に二川宿に寄る。この宿場町は東海道五十三次の33番目の宿場で、旧宿場町の面影が現在も各所に残っている。二川宿は二川宿本陣資料館で本陣と旅籠屋を、商家駒屋を含めて3か所を見学できる日本で唯一の宿場町だそうだ。残念ながら二川宿本陣資料館は休館日だった。
また近くには、二川宿の氏神である二川八幡神社がある。その境内に若宮神社、稲荷大神、三峯神社、津島神社の末社がある。八幡神社祭礼は、毎年10月の第2土曜日と日曜日の2日間行われる恒例の行事で、約150年間存在し続ける伝統の行事です。
 13時頃すべての行程を終え、一路豊川ICから家路につく。