白馬岳(2,932m)、杓子岳(2,812m)、鑓ヶ岳(2,903m)登山記
2013年8月27日(火) 晴、曇
猿倉登山口➠ Map (9:21 51分) ⇒ 白馬尻小屋(10:12 2時間34分) ⇒ 避難小屋(12:46 1時間54分) ⇒ 白馬岳頂上宿舎(14:38) 宿泊(9000円)
本登山は娘と1泊2日の山行である。第1日目は時間に余裕があるため、猿倉登山口を9時21分に出発する。太陽は出ていたが、山頂付近はガスっていた。白馬尻小屋近くまで、眼下に雪解け水が流れる川に沿って広い林道が続く。白馬尻小屋から暫く進むと大雪渓が始まる。大雪渓は太陽の
照り返しで蒸し暑いが、時折涼風で気持ちが良い。山頂付近は、ガスの合間に時折姿を覗かせる。平日で空いていたので、比較的早く雪渓を通過することが出来る。葱平から先に、少し時期遅れだが、沢山の高山植物を観賞することが出来た。高山植物を撮りながら急坂を登ったためか、村営白馬岳頂上宿舎に着いた時はかなり疲れていた。頂上付近はガスが
周期的に発生しているため、疲れていたことを理由に明日登ることにした。
14時半頃の早い到着だったため、退屈な時間を過ごした。外は冷え込みがきつかったため、
暖のある食堂でビールを飲んで時間を潰す。早めのチェックインをして、ストーブのある談話室で寛ぐ。夕食後も談話室で時間を潰していると、すぐ満室になり、賑やかになった。
そのうち誰かの発案で自己紹介することになった。話の中心は山の話題となることは必然だった。中には10日間程歩き続けている強者もいた。高山植物を目的に、世界を
トレッキングしている女性もいた。メンバーは九州、名古屋、東京等多方面からの出身者だった。しばらく歓談の後、散会した。
2013年8月28日(水) 曇
白馬岳頂上宿舎(6:21 32分) ⇒ 白馬岳山頂(6:53 7:00 30分) ⇒ 白馬岳頂上宿舎(7:30 1時間19分) ⇒ 杓子岳山頂(8:49 8:53 1時間11分) ⇒ 鑓ヶ岳山頂(10:00 29分) ⇒ 鑓温泉分岐(10:29 140分)
⇒ 白馬鑓温泉小屋(12:49 13:07 1時間57分) ⇒ 小日向コル(15:04 1時間43分) ⇒ 猿倉登山口(16:47)
翌日は完全なガスで、昨日登頂しなかったことを多少悔やんだ。
それでも登らない選択肢はないので、手ぶらで白馬岳山頂を往復する。早朝にもかかわらず沢山の登山客が登っていた。山頂からは全く視界がきかなかった。白馬岳頂上宿舎
に戻り、9時間強の白馬鑓温泉コースに足を踏み出す。ガスっていたが、午後晴れる予想に期待しながら先を急ぐ。 杓子岳、鑓ヶ岳とすすむが、一向にガスは晴れる様子を見せない。とうとう鑓温泉分岐まで来てしまった。
これから本格的に下山が開始する。白馬鑓温泉小屋手前の鎖場は、視界が効かない分多少恐怖感が緩和される。このルートは長いので、
白馬鑓温泉小屋泊りの登山客も多い。秘湯温泉で有名なことも起因しているのだろう。娘は足湯だけで我慢して、早々にスタートする。そこから4時間弱のコースタイムだったが、
沢伝いの不安定な登山路、3ヶ所の雪渓横断、双子尾根付近までの退屈な高度差の変化しない道に気分的に疲れた。雪渓はガスで視界が悪かったが、赤スプレ-の印があるので助かる。さらに小日向コルまでの登りと、そこから続く見通しのきかない
下りは時間を長く感じた。それでもほゞコースタイムで下山を終えることが出来た。目的は達成出来たが、頂上から展望出来なかったことが心残りだった。