* 写真クリック ⇒ 写真表示欄に拡大 *

雌阿寒岳(1,499m)登山記

2016年8月27日(土) 晴
 野中温泉登山口Map (9:40 33分) ⇒ 四合目(10:13 32分) ⇒ 八合目(10:45 17分) ⇒ 雌阿寒岳_1,499m(11:02)
雌阿寒岳_1,499m(11:02 23分) ⇒ 七合目_阿寒富士分岐(11:25 30分) ⇒ 阿寒富士_1,476m(11:55 19分) ⇒ 七合目_阿寒富士分岐(12:14 39分) ⇒ 三合目(12:53 26分) ⇒ オンネト-湖登山口(13:19)
 オンネト-湖登山口(13:27 15分) ⇒ オンネト-湖ビュ-スポット(13:42 32分) ⇒ 錦沼(14:02 10分) ⇒ 野中温泉登山口(14:12)

 新潟港から新日本海フェリ-で小樽港へ4時30分に着船する。小樽から札幌自動車道に入り、6時前に千歳で今回同行の友人をひろい、再び道東自動車に入り、野中温泉登山口前の駐車場に9時20分頃到着する。今回の登山は往路は最短の野中温泉(雌阿寒温泉)コ-ス、復路は阿寒富士を経由するオンネト-コ-スとした。オンネト-湖までの道路が通行止めになっていたので、歩行が出来ることを確認する。登山準備をしていると、野中温泉登山口のスタ-トは9時40分となる。最初、笹原とアカエゾマツの中の登山道は木の根っこが多い。二合目からハイマツ帯のガレ場になる。沢を過ぎると四合目になる。ここまで33分で、順調な滑り出しだ。右側にオンネト-湖が見え始め、阿寒の雄大な景色を展望出来る。八合目手前までオンネト-湖を見ながら、ハイマツ帯のガレ場を進む。茶色っぽい火山礫の散らばる登山道を10分程歩くと、火口に黄緑色の水を湛えた青沼が見える。所々で噴煙をあげている。火山灰に覆われた火口縁をロ-プに沿って進むと、程なく雌阿寒岳山頂に着く。頂上には5,6人留まっていたが、ガスのため視界は全くなく早々に退散する。
 オンネト-コ-スは七合目の阿寒富士分岐まで火山灰と火山礫の滑り易い登山道です。滑るように歩くと20分程で着いてしまった。阿寒富士分岐まで下ると視界が完全に開ける。しかし、雌阿寒岳山頂付近は相変わらずガスに覆われている。目当ての阿寒富士は時々ガスがかかるが、視界良好で優美な三角錐を見せている。火山灰で固められた登山道は、足を取られて大変歩きずらい。阿寒富士山頂まで分岐から30分かかった。阿寒富士山頂付近は意外に岩が多かった。
 下りは、砂走り状態で14分で分岐に達する。しばらく阿寒富士とオンネト-湖を見ながらハイマツ帯を歩く。礫地をしばらく下ると、アカエゾマツの樹林帯となる。四合目に至る前にポンマチ火口下観測局の建物がある。根っこに阻まれながら30分程進むと、広い登山道となる。ここまで来るとオンネト-湖登山口はすぐ其処だ。オンネト-野営場の一角にあるオンネト-湖登山口(頂上まで4.2Km)に13時19分に着く。
 そのまま真直ぐ進むと舗装された道路にぶつかる。そこを右折すると、オンネト-茶屋の看板があるあたりからオンネト-湖が見え始める。そのあたりで工事をしていたが、全面通行止めする程ではないと思った。オンネト-湖側は樹林が邪魔になって見ずらい。それでも所々湖に降りられる箇所があり、そこからオンネト-湖越しの雌阿寒岳と阿寒富士を眼前に望める。木柵の展望所も設けられていた。湖が見えなくなった先に錦沼があり、シャクナゲと紅葉時期には特異な眺めと記していた。野営場から上り坂の道路を、45分をかけ駐車場に着く。往路1時間22分、復路(阿寒富士往復含む)、2時間17分の山行だった。下山後野中温泉(200円)で汗を流す。隣接の別館は露天風呂があるらしい。明日は羅臼岳を予定しているので、急いで岩尾別温泉に向かう。

* クリック ⇒ 北海道、東北100名山の旅 *

最寄りの温泉

北海道

野中温泉(0156-29-7454)Map

雌阿寒岳登山口にあり、以前はユ-スホステルとして営業されていたが、現在は日帰り専用施設です。木造りの内湯が一つで、青みがかった湯です。

 ・所在地:北海道足寄郡足寄町茂足寄159
 ・浴室:内風呂
 ・方式:かけ流し
 ・泉質:含硫黄-Mg.Ca.Na-硫酸塩.塩化物泉(43.8℃)
 ・営業時間:7:00~19:00、別館9:00~20:00
 ・休館日:無休
 ・入湯料:200円、別館350円
 ・観光スポット:雌阿寒岳、オンネト-湖