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久住山登山記(1,786.5m)

はじめに

 2023年10月25日に同期会が別府温泉で開催されることになった。せっかく高い旅費を支払って出かけるので、前回開催の定山渓では羊蹄山登山を計画したが、今回も久住山登山を計画する。同期会の私を含めて3人が登山に参加することになった。私は1994年8月20日以来の2回目の久住山登山となる。今回は全山紅葉の絶好のタイミングの登山となる。その分人が多く駐車場は満杯状態で、道路の路肩に長蛇の列が出来ていた。幸いにレンタ-カ-が軽四だったので、僅かな隙間に駐車することが出来た。天気が良かったので、久住山登山は紅葉を見ながら快適な山歩きが出来た。また山頂から遠くに霞む阿蘇五岳・祖母傾の山並みと雄大な九重高原にしばし時間を忘れる。


2023年10月24日(火) 晴

 松本空港_JAL3542(13:55 1時間40分) ⇒ 福岡空港(15:35-15:51 15分) ⇒ スズキレンタ-カ-福岡空港店(16:06-16:20 18分) ⇒ 大宰府IC(16:38 37分) ⇒ 日田IC(17:15 35分) ⇒ 日田天領水の宿(17:50)
 今日は移動時間と宿泊地日田の観光を予定する。松本からの福岡便は2便あるが、中途半端な時間帯だったので、観光の時間は限られた。当日の宿泊地の日田ICに着いたのが17時15分になり、暗くなりかけていた。結局日田豆田地区の散策も車で見て回ることになった。

2023年10月25日(水) 晴

 日田天領水の宿(7:40 10分) ⇒ 日田IC(7:49 23分) ⇒ 九重IC(8:11 16分) ⇒ 桂茶屋_九酔峡(8:27 6分) ⇒ 久住夢大吊橋(8:34-9:01 23分) ⇒ 牧の戸峠駐車場(9:24)
牧の戸登山口_1,330m(9:27 10分) ⇒ 東屋(9:37 16分) ⇒ 沓掛山_1,503m(9:53 38分) ⇒ 扇ヶ鼻分岐(10:31 9分) ⇒ 星生山分岐(10:40 16分) ⇒ 西千里浜 ⇒ 避難小屋(10:56 6分) ⇒ 久住別れ(11:02 12分) ⇒ 中岳分岐(11:14 11分) ⇒ 九重山_1,786.5m(11:25 13分)
九重山(11:47 13分) ⇒ 中岳分岐(12:00 13分) ⇒ 天狗ヶ城分岐_御池(12:13 7分) ⇒ 池ノ小屋(12:20-12:40 9分) ⇒ 天狗ヶ城分岐_御池(12:49 14分) ⇒ 避難小屋(13:03 17分) ⇒ 星生山分岐(13:20 8分) ⇒ 扇ヶ鼻分岐(13:28 40分) ⇒ 沓掛山(14:08 16分) ⇒ 牧の戸登山口(14:24)
牧の戸峠駐車場(14:40 1時間17分) ⇒ 亀の井ホテル(15:57 23分)
 登山当日、朝目覚めると絶好の登山日和だ。恒例の朝風呂に浸かる。登山時間に余裕を持たすために、朝食が始まる7時から食事を開始する。九重まで高速道路を利用し、九重ICを8時11分に下りる。そこから道幅の狭い県道40号線に出る。途中の桂茶屋(九酔峡)に立寄り、駐車場から九酔峡を眺めるが紅葉は始まったばかりだ。そこから久住夢大吊橋の中村エリア側に向かう。久住夢大吊橋駐車場は時間が早いこともあり閑散としていた。500円を支払い入場ゲ-トを入る。まず橋手前から震動の滝展望所に下っていく。ここからは
震動の滝の雄滝落差は雄滝が83m、雌滝が93mある。
雄滝は日本の滝100選に選ばれている。
しか見えないが、橋より近い分迫力を感じる。震動の滝といわれる所以の瀑音も轟いていた。
 そこから久住夢大吊橋を北方エリアに向かって渡っていく。
久住夢大吊橋2006年10月30日にオープンした
長さ390m、高さ173m、幅1.5mの橋です。
は、日本一の高さを誇る吊橋ということもあって素晴らしい眺めだ。紅葉は始まったばかりなのが少し残念な気がする。この橋の売りは何といっても鳴子川に流れ落ちる3ヵ所ある大小の震動の滝だ。渡り始めると雌滝の白い細い筋が目に入る。1/3程進んだところから、右側に雄滝が見え始める。子滝は水量が少なく、係員に聞いてようやく確認出来た。逆光のため上手く写真が撮れなかった。
 県道40号線からやまなみハイウェイ(県道11号)に出ると、牧の戸峠駐車場まで直ぐだ。星生温泉を過ぎたあたりから路肩に留めている車が目立ち始める。案の定、牧の戸峠駐車場は車1台の空スペ-スも無かった。幸運なことに、たまたま脇道に軽四1台分の路肩を見つけ駐車する。登山支度を整え、牧の戸登山口(1,330m)を9時17分に出発する。歩き始めは広い舗装された道が東屋まで続く。東屋が立つ場所は、円形の広場になっていて格好の展望所になっている。
そこから10分程進んだ阿蘇山が見える開けた所まで階段状の登山道となる。沓掛山手前は大きな岩場となっている。沓掛山(1,503m)から九重連峰に続く赤く染まった尾根道が見通せる。沓掛山を下りきると、緩やかなガレタ道が20分程続く。道が開けたところに岩の塊があり、そこから見通しの良い広い登山道となる。
 登山道から星生山の裾野が全面真っ赤に塗り染めている。白い薄の穂に赤色の斜面が映える。登山者の多くはしばし留まり写真撮影に専念する。やがて扇ヶ鼻分岐を過ぎて、ケルンの続く平坦な道を暫く進むと星生山分岐に達する。
 その先に西千里浜の薄原を通る真っすぐな道が開ける。その右奥に九重山が顔を覗かせる。左の星生崎のすそを巻くように岩場を超えると、避難小屋のある広場に達する。広場を通り抜けると直ぐに久住別れといわれる分岐点に至る。
 そこから右手に聳える九重山を見ながら、ガレ場の目印をたよりに中岳分岐まで進む。この付近からようやく天狗ヶ城の右に中岳が見える。道中に季節遅れのリンドウがちらほら咲いているのを見かける。中岳分岐から10分程で九住山山頂(1,786.5m)に達する。山頂は多くの人で賑わっていた。天気が良すぎて少し霞がかかっていたが、360度の大パノラマだ。阿蘇五岳・祖母傾の山並みを含めて九州の主たる山は見えていたが、それぞれの山をはっきり特定することが出来なかった。
 暫く留まって直ぐに中岳に向かって出発する。中岳分岐から中岳の表示に従って右に折れる。一旦下って上り返すと天狗ヶ城と池ノ小屋の分岐がある御池に着く。池の小屋経由で中岳に登ることにする。御池を巻いて石室の池ノ小屋に12時20分に着く。ここで別府温泉に16時頃までに行くために、中岳登山は断念する。昼食を済ませ下山の途につく。最後に中岳の山容を目に収め、そこを後にする。御池は池畔まで下りて、池畔縁に沿って天狗ヶ城と池ノ小屋の分岐まで戻る。九重分かれまで斜面を巻いた細い道を通る。避難小屋の広場まで14分で着く。往路は紅葉を楽しみながら、1時間5分で沓掛山を通過して、そこから速足で16分で牧の戸登山口に着く。
 別府温泉まで高速道路を通らず一般道で行く。湯布院、木島高原を通って、由布岳、鶴見岳を眺めながら、1時間17分で別府温泉亀の井ホテルに16時前に着く。
 ホテルでは参加メンバ-の殆どの者がロビ-で待機していた。買物に出た幹事を待たず、チェックインして6階の部屋に入る。早速温泉で疲れと汗を流す。宴会は定刻の17時半を少し遅れて始まる。食事はバイキング方式の飲み放題で、席を移動して歓談するというわけにはいかなかった。本当の歓談は部屋に戻って、持ち込みの酒とつまみで始まる。ひさしぶりの顔合わせということもあり大いに話が弾む。いつの間にか深夜に及ぶ。何を話したか思い出せないが、余生と健康の話題で盛り上がり、最後は遺言書とかお墓のことで話は尽きたように思う。


2023年10月26日(木) 晴

 亀の井ホテル(8:15 42分) ⇒ 十文字原展望台(8:57-9:01 22分) ⇒ 別府IC(9:23 1時間19分) ⇒ 大宰府IC(10:42 28分) ⇒ スズキレンタ-カ-福岡空港店(11:10-11:20 10分) ⇒ 福岡空港(11:30-13:25 1時間30分) ⇒ 松本空港(14:55)
 福岡便が13時25分なので、往路と同じように観光の時間は殆どとれない。幹事から提案があった十文字原展望台を訪れて、博多まで直行する。福岡空港で登山同伴者と昼食を済ませ、それぞれ帰宅の途につく。

最寄りの温泉

大分県

日田天領水の宿(0973-24-0811)Map

地下約1,500mを掘削し、約70℃の温泉が自噴している。メタケイ酸を含み美肌、保湿効果がある。

 ・所在地:大分県日田市中ノ島町685-6
 ・浴室:内風呂、露天、サウナ
 ・方式:
 ・泉質:Na-炭酸水素塩・塩化物温泉(70℃)
 ・営業時間:11:00~20:00(受付19:00)
 ・休館日:無休
 ・入湯料:大人:600円
 ・観光スポット:日田町歩き、
 ・入浴日:2023年10月24日

大分県

筋湯温泉うたせ大浴場(0973-79-2114)Map

 ・所在地:大分県玖珠郡九重町筋湯温泉
 ・浴室:うたせ大浴場
 ・方式:
 ・泉質:
 ・営業時間:6:00~21:30
 ・休館日:無休
 ・入湯料:300円
 ・観光スポット:長者原、坊ガヅル、九重連山
 ・入浴日:2000年9月23日

大分県

川底温泉せせらぎの湯(0973-78-8816)Map

 ・所在地:大分県玖珠郡九重町菅原1440
 ・浴室:内風呂、露天風呂
 ・方式:
 ・泉質:単純泉(50.5℃)
 ・営業時間:8:00~20:00
 ・休館日:無休
 ・入湯料:350円、3,500円(13枚)
 ・観光スポット:九重“夢”大吊橋
 ・入浴日:2000年7月20日