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燧ヶ岳(2,356m)登山記

2020年8月15日(土) 晴
 御池登山口_1,530mMap (5:58 3分) ⇒ 尾瀬ヶ原分岐(6:01 48分) ⇒ 広沢田代_1,756m(6:49 34分) ⇒ 5合目(7:23 14分) ⇒ 熊沢田代__1,950m(7:37 24分) ⇒ 7合目(8:01 23分) ⇒ 8合目(8:24 8分) ⇒ 9合目(8:32 15分) ⇒ 俎板嵓(マナイタグラ)山頂_2,346m(8:47-8:51 20分) ⇒ 柴安嵓(シバヤスグラ)山頂_2,356m(9:11)
 柴安嵓(シバヤスグラ)山頂(10:06 20分) ⇒ 俎板嵓(マナイタグラ)山頂(10:26-10:29 53分) ⇒ 熊沢田代(11:22-11:28 37分) ⇒ 広沢田代(12:05 41分) ⇒ 御池登山口(12:46)

 檜枝岐温泉に前泊し、御池登山口(駐車場奥)を早朝の6時前に出発する。高峰はガスっているが、出発地点の天気は良い。3分程尾瀬ヶ原に向かって進むと、燧ヶ岳分岐の道標がある。そこに、燧ヶ岳4.5km、尾瀬ヶ原3.9kmの表示がある。登山道は木道と岩道が交互に現れて、高度を上げていく。50分程で、池塘が点在する細長い湿原広沢田代(1,756m)に着く。黄色と白色の小さな高山植物があるのみで、華やかさはない。進行方向はガスで煙っているが、湿原全体は見渡せる。
 相変わらず木道と岩道が交互に続く。広沢田代の休憩地点から34分で5合目道標を通過する。そこから程なく視界が開け、池塘と草原が見渡せる。燧ヶ岳に続く木道が一直線に2列草原を横切っている。熊沢田代の休憩所に、登山口から1時間39分で着く。そこから木の階段が7合目まで延々続く。
 7合目から笹原を抜けると、岩道のガレた急坂となる。沢状の岩道にある8合目9合目の道標を通過すると、やがて2等三角点と祠のある俎板嵓(マナイタグラ)山頂(2,346m)に着く。
 山頂ではガスがすっかりとれ、尾瀬沼が手にとるように見える。ガスに僅かに覆われていた双峰の柴安嵓も完全にガスがとれ、指呼の先に聳えている。そこから燧ヶ岳最高峰の柴安嵓(シバヤスグラ)山頂(2,356m)まで20分で到達する。
 山頂は大勢の登山客で賑わっている。ここから、先ほど登ってきた柴安嵓が登山者まで見え、俎板嵓では柴安嵓の背後に隠れていた尾瀬ヶ原の広大な湿原が横たわっている。尾瀬ヶ原の奥に至仏山、尾瀬沼側に日光の山の白根山、男体山まではっきり見通せる。
 山頂は風があり、食事をしている間に汗が冷えて寒くなる。1時間程山頂に滞在して引返す。俎板嵓と尾瀬沼を見ながら、快適な往路を刻む。俎板嵓でしばし柴安嵓とミノブチ岳の向こうの尾瀬沼を見納めて、会津駒ヶ岳に向かって下山開始する。この山は不規則な岩が多いため、下りにより注意を要する。7合目を過ぎ、しばらく行くと熊沢田代の大きな湿原が開ける。熊沢田代で少し休憩し、広沢田代は素通りして、御池登山口まで2時間17分で下山する。上りが2時間49分なので、俎板嵓までの往復時間は5時間6分かかったことになる。