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愛宕山(924m)登山記

はじめに

 愛宕山の標高は924mで、山域は愛宕神社の地所となる。山頂には全国に約900社ある愛宕神社の総本宮の愛宕神社がある。愛宕神社は火伏せの神様としても知られる。愛宕山登山の主なルートは表参道、表参道と水尾別れで合流する水尾道、月輪寺参道、月輪寺参道と大杉谷林道分岐で合流する大杉谷道の4つのルートがある。今回の登山は表参道から登り、月輪寺参道を下山する周回ル-トとした。


2023年4月18日(火) 晴
京都ユニバ-サルホテル烏丸(6:40 20分) ⇒ 京都駅(7:00-7:08 18分) ⇒ 嵯峨嵐山駅(7:26-7:30 9分) ⇒ 清滝バス停(7:39)
清滝バス停(7:41 7分) ⇒ 金鈴橋(7:48 2分) ⇒ 愛宕神社表登山口(7:50 40分) ⇒ 茶屋跡(8:30 19分) ⇒ 五合目休息所(8:49 29分) ⇒ 水尾別れ(9:18 21分) ⇒ 黒門(9:39 10分) ⇒ 神門(9:49 2分) ⇒ 愛宕神社(9:51)
愛宕神社(10:04 21分) ⇒ 大杉谷道分岐(10:25 25分) ⇒ 月輪寺(10:50-10:56 39分) ⇒ 月輪寺入口(11:35 18分) ⇒ 道標北山93(11:53 48分) ⇒ 北山西部コ-ス_3.1km ⇒ 道標北山87(12:41)
槇ノ尾バス停(13:15 56分) ⇒ 京都駅(14:11-14:33 52分) ⇒ 名古屋駅(15:25-16:00 2時間4分) ⇒ 松本駅(18:04)

 嵯峨嵐山駅から清滝には直通のバスがなく、嵯峨小学校前まで10分程歩く必要がある。バス便も少ないのでタクシ-で清滝バス停まで行く。そこから金鈴橋に向かって下っていく。金鈴橋を渡ると左に少し入った所に、朱色の二の鳥居がある。そこが愛宕神社参詣登山道入口で愛宕神社まで約4kmある。参道を上り始めると、右側にケーブルカ-の軌道が見えた。山麓から中腹までケーブルカーがあったようだ。参道を10分程歩くと、まず嵯峨小学校清滝分教場跡が目に入る。そこから急坂の石段が続く。
 次に火燧権現跡があり、石碑に花が供えられていた。更にその先にだだ広い二十丁目一文字屋跡が続く。暫く急坂を登って行くと、「二十丁目です。・・・一の鳥居(平野屋前)から五十丁で山頂・愛宕神社です」なる看板があった。それを信じると既に4割方登ったことになる。茶屋跡には「二十五丁目ふかほ」と刻んだ石碑があり、説明文にこの場所がちょうど真ん中の二十五丁にあたると記している。そこに休憩所が設置されていた。そこから5分程上ると五合目休息所があり、そこに三十丁目水口屋敷跡の案内表示があった。その先に、先ほどの表示とは別に22/40とコメントが書かれた黄色い看板があった。
 水尾別れ手前にも、「もうすぐ水尾別れ自分のペースでコツコツと30/40」と書いた黄色い看板があった。水尾別れに休息所があり、その傍にも31/40の表示があった。どうも愛宕神社までの距離4kmを40分割して100m毎に置かれているようだ。そこから北方向に進むとハナ売場の説明がある茅葺の建物に着く。
 建物横から石段を10分程を上ると立派な門が見えてくる。黒門でかっては京口惣門とも呼ばれていた。石段は門を潜っても続いている。石段を上りきると、やがて両側に石灯篭が置かれた境内の平らな道となる。境内を通り抜けた先に、神門まで長い急な石段が連続する。
 神門を抜け最後の石段を上がると愛宕神社に着く。愛宕神社本殿を参拝し、更に左奥の奥宮を参拝して愛宕神社を辞す。
 復路は月輪寺経由で下山する。石段を下りきったところの休息所から左に入り、暫く下った先の案内板に従い右折する。そこから登山道らしい道となり、登山道脇に36分割の距離目安となる表示がある。表参道と同じ理屈で考えると、愛宕神社までの距離3.6kmを36分割して100m毎に置かれているかも?。大杉谷林道分岐を過ぎると尾根伝いの歩き易いみちが続く。
月輪寺境内に入る手前に乱雑な手書きの注意書きがあった。境内に入ると大輪のシャクナゲが見事な花を咲かせていた。月輪寺本殿に参拝すると早々に通り抜ける。そこからは何の変哲もない登山道を、パンザマストに貼られた○/36のカウントダウンを確認しながら下山する。右しぐれの桜の石柱を過ぎると、程なく月輪寺入口に達する。その先に空也瀧の案内があったが、そのまま林道に出る。
 ここまで、往路2時間、復路1時間半の所要時間で大幅に時間短縮出来た。予定では林道を金鈴橋まで戻り、清滝バス停から帰ることにしていた。時間に余裕が出来たため計画を変更して、林道途中の道標北山93から北山西部コ-スの3.1kmを歩くことにした。このコースは、3日前から昨日にかけて歩いた京都一周トレイル北山、西山コースで 欠けていたコースだ。清滝川沿いを48分で歩ききり、高雄白雲橋近くの道標北山87に出る。槇ノ尾バス停から帰宅の途につく。