北熊井城

(概要)
 本城と中ノ城からなり、西方に二つの郭、東方に三つの郭をつくり、いずれも空堀をもって隔てている。本郭は東西四十五間、南北四十間で、四周に高い土塁を盛り、東側に三重の空堀、西側に深さ十間以上の空堀を施し、南側の大手には高い土塁と馬出しをつくっている。(信濃の山城抜粋)
 北熊井城は、天守こそありませんが、その大きさは県内有数。段丘のように西に突き出た高い台地が、深い空壕によって五つの郭に区切られています。こういう高台にある城は、山頂や山腹に築かれる山城に対して、平山城と呼ばれるそうです。信濃国(現在の長野県)を納めていた小笠原氏の城でしたが、塩尻峠の合戦の前哨戦で武田信玄に攻め落とされたと言われています。(塩尻市観光協会HP転記)
(探索コ-ス)
 国道20号の長畝信号から東山山麓広域農道に入る。大沢川を越え、北熊井城の道標を左に入ると直ぐの所にある。 Map


北熊井城跡案内板
国道20号からアルプス展望しののめの道に入り、3Km程先に案内表示があるので左折すると直ぐです。
本城跡登り口
木段を登ると、程なく本城虎口に着く。
本城虎口跡
何もないが、そこから本城跡の平地が展開する。春になると枯草の先に一本桜が一際目立つ。
本城一本桜
天空一本桜と命名され、背景の北アルプスとのコラボレ-ションは一見です。
本城土塁から塩尻市街と北アルプス
塩尻の街並みと北アルプスの展望スポットとなっている。
東門跡

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