唐鳥屋(からとや)城

(概要)
 「寛永2年(1244)藤沢大道という者、乱橋という所に館を立て居城す」という小県の海野氏は木曽義仲の四天王寺のひとりで、藤沢氏はその海野氏の一族であり、当郷を拝領して守っていた。菩提所は禅宗の滝沢山久祥寺で、守本尊は鏡大明神と古書にある。
 城は長さ十三間、横三・五間、南向きで、藤原帯刀が寛正年中に築いたが、天正年間小笠原氏に滅ぼされた。(案内板転記)
(アクセス&探索コ-ス)
 会田宿から1km程で四賀運動公園に着く。そこから左側の林道花川原線に入る。途中岩井堂観音登り口、岩井堂立峠登り口を経て4km程で花川原峠に至る。左側に唐鳥屋城跡入口の道標がある。
 ここから入れば最短距離で行けるが、通常は善光寺街道から入るらしい。葉っぱの堆積した滑りやすい道を15分程行くと唐鳥屋城跡下の取りつきに出る。道がはっきりしてなく、最後の急坂の登りに苦労する。 Map


唐鳥屋城跡入口
花川原峠の唐鳥屋城跡道標。
唐鳥屋城跡
乱橋城とも云われ、虚空蔵山城の西側にあたる。唐鳥屋城跡は東西22m、南北7m。
唐鳥屋城跡から筑北村方向
唐鳥屋城跡から筑北村方向が開け、長野自動車道が見える。また虚空蔵山をすぐ近くに望める。

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