波多山(はたやま)城

(概要)
 波多山城の主郭は、南北の長さ44m、東西の幅8~16mの長方形で、四方の縁は土塁になっています。南寄りに井戸の跡と呼ばれる窪みが有り、昔は水が湧き出していたといわれています。中央に秋葉神社の小祠が祀られていたので、別名秋葉城とも呼ばれていました。
 『波田町誌』によれば、寛正3年(1462)頃に、守護小笠原氏の一門櫛木市正一俊が、波多郷地頭になり、西光寺内城と波多山城を築き、飛騨・木曽方面の境を固め、対岸(梓川地区)の西牧氏に備え、子息紀伊守政盛まで二代在城したとされています。
 戦国時代には、小笠原長時の旗下波多数馬が城主でしたが、武田氏に敗れた後は、甲州の深志城代日向大和守によって、天文21年(1552)山城と内城が破却されました。(松本市HP転記)
(アクセス)
 国道158号線から松本電鉄の渕東駅方向に入る。そこから波田神社を経由して若澤寺跡の案内看板に沿って進む。水沢林道に入ると未舗装の狭い道となる。若澤寺跡手前にはた「歴史の遊歩道」の案内板があるところから入る。ここまで2km程の距離です。そこから見学を含めて往復20分程です。 Map


波多山城案内板
はた「歴史の遊歩道」の案内板。
波多山城跡入口へ100m案内板
はた「歴史の遊歩道」の案内板から5分程でここを通過する。
波多山城跡入口
ここから波多山城跡まで木段が整備されている。
波多山城跡手前
段丘をいくつか超えると5分程で波多山城跡に着く。
波多山城跡
木で囲まれ視界は悪い。中央に秋葉神社の小祠が祀られている。
若澤寺跡
近くに波多山城跡より大規模な若澤寺跡があり、一見の価値がある。

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