(概要)
築城者は不明ですが、複雑な縄張りをもつ巨大な山城です。主郭から四方に伸びる尾根をいくつもの堀切と土塁で分断し、守りを固めています。複数の平場からなる大規模な主郭の背後を、高い土塁と深い堀切で分断しています。登り口には「御屋敷」「梅屋敷」と呼ばれる居館を思わせる平場跡があります。
埴原城は中山地区にある大規模な山城で、複雑な遺構をとどめています。この山城には尾根筋がいく筋もありますが、いずれの尾根にも空堀を切って、掘った土を盛り上げて土塁として守りを固めています。主郭部は三区画に分けられます。虎口(こぐち)は敵が簡単に入れないように曲げられており、両側の石垣から門があったと思われます。主郭の背後には大規模な土塁があり、その山側は深い空堀となりさらに上に続いています。 (松本市HP転記)
(アクセス&探索コ-ス)
県道63号(しののめの道)柿の窪バス停付近から中山(埴原地区)の蓮華寺に向かう。埴原城はその背後の山にある。蓮華寺左側の御屋敷跡を過ぎたところを右折した先の防獣扉を開けると、整備された登山道が続く。私は直進して防獣柵沿いに進んでしまい、最高点の防獣扉から尾根伝いに行くことになった。少し遠回りになったが、尾根上の段郭を見学することが出来た。二の郭付近で正規のコ-スに戻る。そこから二の郭下を巻き、化粧清水を経て主郭に着く。その間結構時間がかかったので、大規模な山城だと実感できる。帰路は整備された散策路を通り、15分程で蓮華寺に着く。
➠ Map