岡山城

(概要)
 岡山城は、岡山市にある歴史的な城であり、国の重要文化財に指定されています。城は総構えや美しい庭園、歴史的価値において日本有数の城とされています。
 岡山城は、1601年に毛利輝元によって築かれました。毛利家は岡山藩の藩主であり、岡山城はその本拠地として栄えました。城は瀬戸内海に面しており、天然の要害に恵まれ、戦略的な位置に建てられていました。岡山城の建造物は、主に木造で、堀や石垣、天守閣などが含まれています。
 岡山城の最も特徴的な要素の一つは、瀬戸内海地域の城郭としては珍しい「天守閣」です。天守閣は城の中心に位置し、高い塔状の建造物で、城主の居所や城の防備の要として機能していました。岡山城の天守閣は現存しており、その美しさや風格は多くの観光客を引き寄せています。
 また、岡山城の庭園も見どころの一つです。後楽園と呼ばれるこの庭園は、城の敷地内にあり、池や橋、歩道が配置された日本庭園として知られています。桜の季節には美しい桜が咲き誇り、四季折々の風景が楽しめます。後楽園は日本庭園の優れた例として賞賛され、多くの人々に愛されています。
 岡山城は歴史の中で何度か改修や修復が行われましたが、特に明治時代には政府による城郭の破却政策が進行し、多くの城が失われました。しかし、岡山城はその運命を免れ、保存・修復され、現在に至っています。城内には歴史資料や展示物があり、訪れる人々に日本の戦国時代や江戸時代の歴史を学ぶ機会を提供しています。
 岡山城はその歴史的な価値と美しさから、観光地としてだけでなく、歴史愛好者や建築ファンにも広く愛されています。岡山城が現在まで残り続けることで、日本の歴史と文化における重要な遺産として存在しています。
Map


岡山城遠景
石山公園付近から岡山城と月見橋を望む(1985/8/24)。
後楽園から岡山城
後楽園の月見会で(2012/8/13)。
大名駕籠
岡山城1階の体験コ-ナ-にあり、実際に乗ることが出来る(2001/10/17)。

2024年11月2日

六十一雁木下門横の石垣
板状の大石を立てて組み込んだ部分が特徴的です。石段の上には六十一雁木上門が再建されています。階段を雁木といい、元の石段数が61段だったことが門の名の由来といわれています。
廊下門手前からの岡山城
 
廊下門入口
 
本丸の芝生広場
 
本丸から岡山城
 
廊下門出口
 
不明門
 
月見橋から岡山城
 
外堀と石垣