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中山道鳥居峠を越える

はじめに

 中山道は、江戸から京都までを結ぶ主要な街道であり、日本の五街道の一つです。中山道は、参勤交代や商業活動のために利用された歴史があり、多くの旅人や商人が往来しました。中でも、奈良井宿と藪原宿の中間付近にある鳥居峠越えは、江戸時代における重要な交通路「中山道」の一部であり、旅人泣かせの難所でした。
 鳥居峠は長野県と岐阜県の境に位置し標高1,197mあり、周囲は豊かな自然に恵まれたエリアです。峠越えのルートは、山々の緑に囲まれており、四季折々の美しい風景が楽しめます。春には新緑、夏には青々とした樹々、秋には紅葉、冬には雪景色と、どの季節に訪れてもそれぞれの表情があります。
 中山道鳥居峠越えのハイキングコースは整備されており、初心者から経験者まで幅広い人々が楽しむことができる人気のコースです。出発地点は、鳥居峠登山口が一般的です。ここから約1~2時間の登山を経て、峠の頂上に辿り着くことができます。道中には看板や案内版があり、迷うことはありません。道沿いには歴史的な遺跡や石碑が点在しています。くぎりの場所として中の茶屋、一里塚跡、峰の茶屋、明覚霊神碑、御嶽神社、丸山公園などがある。
 私は、奈良井宿の無料駐車場に車を置いて、奈良井宿と藪原宿を往復する。但し片道は電車を利用する。往きか帰りに電車を使うが、便数が少ないためダイヤを見て帰りに利用する。奈良井宿を鳥居峠登山口に向かって歩いて行くが、連休前の平日ということもあり閑散としていた。鳥居峠まで一部に石畳があるが殆どは普通の登山道です。途中にりっぱな8つの木橋が架けられていた。昔はどんな風になっていたのか興味が湧く。鳥居峠から信州ふるさとの山120にもなっている1,413mの峠山にも登ってみる。無線関係の施設ばかりあり興ざめがした。13年前にも登ったが、雰囲気が違っていた。鳥居峠まで外人1組のみ出会った。鳥居峠からは外人3組と4人の日本人に出会った。人数は圧倒的に外人が多かった。全体的に視界は乏しかったがスポット的に奈良井宿、藪原宿、御嶽山が望めた。暑い時期にも関わらず、木陰の中の気持ち良いトレッキングが出来た。(MAPは木祖村役場HPを転記)


2025年7月18日(金) 晴
 奈良井宿駐車場Map(9:59 21分) ⇒ 鎮神社(10:20-10:25 4分) ⇒ 鳥居峠登山口(10:29 9分) ⇒ 石畳(10:38-10:43 13分) ⇒ 中の茶屋(10:56 18分) ⇒ 一里塚跡(11:14 8分) ⇒ 峰の茶屋(11:22 6分) ⇒ 明覚霊神碑(11:28 2分) ⇒ 鳥居峠(11:30 1分) ⇒ 明治天皇駐蹕場碑(11:31 1時間15分) ⇒ 峠山(12:46 31分) ⇒ 明治天皇駐蹕場碑前(13:17 3分) ⇒ 子産みの栃の木(13:20 4分) ⇒ 御嶽神社(13:24 6分) ⇒ 丸山公園(13:33 15分) ⇒ 林道(13:48 4分) ⇒ 原町稲荷社(13:52 27分) ⇒ 道路(13:53 18分) ⇒ 尾張藩鷹匠役所跡(14:11 7分) ⇒ 防火高堀跡(14:18 12分) ⇒ 薮原宿高札場跡(14:30 13分) ⇒ 藪原駅(14:43-15:46 6分) 🛤 奈良井駅(15:52-18:00)

 無料の奈良井宿駐車場に車を置き、線路下の地下通路を潜って奈良井宿に出る。閑散とした奈良井宿を通り鎮(しずめ)神社に行く。ここで記念の御朱印を頂く。神社の正面に歯と目が金色に塗られた狛犬が鎮座していた。

 そこから鳥居峠登山口まで4分で着く。登山口の道標に鳥居峠2.3kmと表示されていた。階段を上り山道を暫く進むと、再び舗装道路に出る。道路から100m入った先に、奈良井宿が見通せるスポットがある。道路をカーブした先に石畳の取りつきがある。

 石畳を5分程歩くと、その先に最初の木橋がある。3分程進んだ先の石の道標に、薄れた刻印の鳥居峠1.65kmの表示があった。この先この石の道標が小刻みに設置されているので、ペースの目安となる。そこから下り坂になる。平坦になった所に中の茶屋があり、奈良井宿から1時間程で到着する。その手前に葬沢の案内板があり、命名の謂われが書いてあった。そこから九十九折の上り道となり、一里塚跡を過ぎて暫く行くと、短い石畳がある。

 石畳の先の道路に出ると、峰の茶屋がある。その前の道標に鳥居峠山頂まで0.36kmの表示がある。叢の電柱に赤い矢印を見落とさないで、道路から左の登山道に入っていく。明覚霊神碑前を過ぎると鳥居峠はすぐそこだ。

 鳥居峠は標高1,197mで、小さな石碑に刻まれている。そこを下ると広場になり、明治天皇駐蹕場(ちゅうひつじょう)碑がある。道路に降りると、道標に藪原駅が右側に指していた。

 私達は時間があったので、峠山を目指して道路を左方向に進む。道路は舗装していないが、広くて歩き易い。峠山は標高1,416mあるので、鳥居峠とは219mの標高差がある。途中、中部電力パワ-グリッド無線中継所の傍で昼休憩をする。30分程休憩して、単調な視界のない道路を進む。やがて水平な尾根道に出る。このあたりから数多い無線鉄塔とアンテナが目に入る。左方向に進んで行くと、少しの上りで峠山三角点に達する。山頂付近は無線設備で占拠されている。早々に元来た道を引返す。明治天皇駐蹕場碑の前から、上りは休憩を含めて1時間15分、下りは31分を要す。ここから道路を少し下った所を左折して、藪原宿に向かう中山道に入る。

 子産みの栃の木を通過して、御嶽神社前に明治天皇駐蹕場碑前から6分で着く。御嶽神社に参拝して、その横手に回ると御嶽山眺望所があった。御嶽神社の石の鳥居は鳥居峠の名前の由来と言われている。

 そこから更に下ると丸山公園がある。そこは平たい広場になっていて、松尾芭蕉や歌人等の句碑が沢山並んでいた。また木の隙間から藪原宿が傍観される。ここから藪原駅まで2.7kmだ。鳥居峠からまだ600mしか歩いていない。15分程で、森林測候所跡への分岐を経て林道にぶつかる。林道を横断すると長い石畳が始まる。朱色に塗られた原町稲荷社近くまで続く。その一帯は百草の森と言われている。

 その先で直ぐ道路にぶつかる。ここが鳥居峠藪原口となっていて案内板が設置されている。ここから道路の脇道を歩くが、2分程で道路を歩くことになる。木曽消防署 北分署付近で道路を横断して道なりに進む。尾張藩鷹匠役所跡を過ぎ、暫く歩くと線路下横断箇所がある。そこを潜ると中山道 藪原宿となる。

 宿場町の面影を残すものは殆ど見当たらない。防火高堀跡薮原宿高札場跡、蒸気機関車D51 238号機を経て、再び線路下を潜って14時43分に藪原駅に到着する。鳥居峠藪原口から50分を要する。ここから奈良井駅まで戻ることになるが、15時46分発まで電車待ちとなる。その前が13時19分発なので2時間33分の間隔がある。近くに道の駅木曽川源流の里きそむらがあるので、そこで時間つぶしをする。奈良井宿に戻り、そこを発ったのは16時になっていた。


峠山の山野草
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イケマ


撮影日:2025年7月18日
撮影地:峠山
科/属:ガガイモ/イケマ

タカネウツボグサ


撮影日:2025年7月18日
撮影地:峠山
科/属:シソ/ウツボグサ

シロバナミヤマアズマギク


撮影日:2025年7月18日
撮影地:峠山
科/属:キク/ムカシヨモギ

ヤマホタルブクロ


撮影日:2025年7月18日
撮影地:峠山
科/属:キキョウ/ホタルブクロ