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玉山登山と台北観光

はじめに

 玉山登山は、登山仲間から格安台湾航空券があるというメ-ルからスタ-トする。早速玉山登山に関する情報を収集する。すると玉山は簡単には登れないことが判明する。それは玉山が富士山より高く、容易に登れないということではない。玉山は入山制限があり、入園許可を取得しなければならず、それが大変なのである。入園申請はインタ-ネットで簡単に出来るが、玉山は台湾の人気の山で、一般枠で申請すると当選確率が低く、外人枠で申し込むことになる。それも100%保証されたものでない。個人の申し込みは、当選確率も心配だが、言葉と手続きの問題で諦める。そこで玉山登山ツア-をネットで調べる。それによると、日本からは20万円以上、台北からは10万円以上かかる。現地発は3万円強のものがあるが、交渉は中国語である。またツア-参加は団体行動なので、年齢制限があるのが気になる。ここで、玉山登山計画は暫し止まる。そんな時、娘がRound Taiwan Round玩島玩旅行社の台北発で6万円ぐらいの個人ツア-を見つける。よく解らない旅行会社で、少し心配だったが2018年6月6日に思い切って申し込む。参加メンバ-はいつもの登山仲間男4人と、その旅行会社の交渉とガイドが英語なので娘も参加することになる。6月8日に予定表が送られて、6月11日の入園申請書に必要なパスポ-ト情報等のやりとりをする。7月10日に旅行代金66,947円/人が引落される。その後は音なしで、少し心配になる。9月7日に玉山入園係より当選通知が送られ安心する。旅行会社より、山小屋宿泊料金が振り込まれ、ようやく入園許可がおりる。飛行機の手配は申込後すぐに行ったが、格安料金は時間帯が悪く、便利な便と航空会社にこだわると、そこそこの料金になった。
 参加メンバ-は出発地、日程がそれぞれ違うため、現地ツア-の日程のみ合わせることになる。出発は台北のシ-ザ-パ-クホテルタイペイに集合、到着はニ-ハオ@タイペイホステルタイペイメインステ-ションとする。それ以外の飛行便、台湾滞在ホテルはそれぞれが手配する。今回は玉山登山が主目的なので、台北観光は限られたものになる。現地旅行ツア-は運転手、ガイドが付き、2泊3日でホテルからホテルまで随行する。結果的には、玉山登山は天気に恵まれ、ガイドは満足出来るものであった。また、最後の夜、全員で臨江街観光夜市付近で食事することも出来た。


(移動)

2018年10月4日(木) 曇
 中萱駅(9:03 15分) → 松本駅(9:18 5分) → 松本BT(9:23-9:50 3時間18分) → パスタ新宿(13:08 3分) → 新宿駅(13:11 56分) → 藤沢駅(14:07-14:13 2分) → 本鵠沼駅(14:15)
 羽田空港発が12時40分で、国際便の搭乗手続きが2時間前なので、バスの到着時間の遅れを心配して、同じ便に同乗するメンバ-の家に前泊することにする。家族の中に最近台湾に行った方がいたので、台湾の情報と食事場所を聞く。またスイカと同じような台湾のICカ-ドを借りる。

(台北観光)

2018年10月5日(金) 雨
 本鵠沼駅(7:39 3分) → 藤沢駅(7:42-7:47 22分) → 横浜駅(8:09-8:14 31分) → 羽田空港国際線タ-ミナル(8:45 15分) → 羽田空港(9:00-12:40 2時間25分56分) → 台北松山空港(15:05-15:35 5分) → 松山機場(15:40-15:45 20分) → 台北車站駅(16:05-16:00 37分)→ シ-ザ-パ-クホテルタイペイ(16:37)
 シ-ザ-パ-クホテルタイペイ(17:00 4分) → 台北車站駅(17:04-17:21 15分) → 二二八和平公園(17:36-17:38 52分) → 台北車站駅(18:30 18分) → 士林駅(18:48 15分) → 士林観光夜市_美食麻吉(19:33-20:15 15分) → 劍潭(20:30 20分) → シ-ザ-パ-クホテルタイペイ(20:50)
 メンバ-の家を早めに出発して羽田空港に向かう。通勤時間帯で多少混んでいたが、途中で座ることが出来た。EVA AIR、ANAの共同運航便でEVA AIRのチェックインカウンタ-に行くと、搭乗手続きは10時10分からで、暫く待つことになる。定時に手続きを済ませ、保安検査を経てゲ-ト内に入る。時間があるので、時間待ちのためTIAT LOUNGEを利用する。そこでビ-ルと昼食を摂る。乗ると直に機内食が出て、食傷気味となる。台湾は時差が1時間あるが、沖縄と経度が殆ど一緒で、国内旅行の感覚だ。台北松山空港で1万円をNT$に替え、本日の宿シ-ザ-パ-クホテルタイペイに地下鉄で向かう。さっそく台湾のICカ-ドが活躍する。
 シ-ザ-パ-クホテルタイペイにチェックイン後、多少時間があったので中正紀念堂へ歩いて行く。途中二二八和平公園に寄り、中正紀念堂を捜すが見つからず、だんだん暗くなるので諦める。夜は士林観光夜市に小籠包を食べに行く。台北車站駅まで歩いて戻り、地下鉄で士林駅で降りる。希望の店はなかったので、士林観光夜市を散策しながら物色することにする。屋台が集まる地下の美食朝吉のテ-ブルに着く。小籠包、みずぎょうざ、かいせん焼きそばを二人でシェア-する。台湾ビ-ルは口にあったが、味はまあまあだった。劍潭から地下鉄に乗り、ホテルに帰る。台北市街を歩いた第一印象は、人と車が犇めいていて、非常に活気がある街だということだ。特にバイクの数には圧倒される。日本で馴染みのある店が数多くあり、親近感を覚えた。三越、セブンイレブン、ファミリマ-ト、すし郎、くら寿司、吉野家等々。また、地下鉄の案内は中国語、英語、日本語でアナウンスされる。

(台湾観光、玉山登山)

2018年10月6日(土) 晴
 シ-ザ-パ-クホテルタイペイ(8:00 50分) ⇒ 故宮博物院(8:50-10:35 15分) ⇒ 士林駅(10:50 25分) ⇒ シ-ザ-パ-クホテルタイペイ(11:15-11:42 50分) ⇒ 台北101(12:20 20分) ⇒ 臨江街観光夜市(12:40-12:47 25分) ⇒ 中正紀念堂(13:12-13:48 18分) ⇒ 二二八和平公園(14:06-14:17 18分) ⇒ シ-ザ-パ-クホテルタイペイ(14:35)
 シ-ザ-パ-クホテルタイペイ(15:14 1時間2分) ⇒ ドライブイン快樂山城(16:16-16:30 2時間26分) ⇒ 達芭凱民宿(18:56-19:07 5分) ⇒ 漫午厨房(19:12-20:40 10分) ⇒ 達芭凱民宿(20:50)
 今日は全員が15時にシ-ザ-パ-クホテルタイペイのロビ-に集合する日だ。それまでの時間を二人で台北観光に使う。チェックアウトが12時までだったので、定番の故宮博物院に行くことにする。時間節約のため、士林駅からタクシ-を使う。故宮博物院から120NT$と安い。9時開館で、まだ人はそれほど多くなかった。日本語の音声ガイドを借りたが、あまり役にたたなかった。展示物は古い書画、陶器、彫刻が中心で、値打があるのだろうが、私には皆同じように見える。一通り見学して、最後に国宝肉形石、翠玉白菜を見て退館する。その頃になると大勢の団体客で賑わっていた。帰りもタクシ-で地下鉄士林駅に戻りホテルに帰る。丁度良い時間となり、昼食はセブンイレブンのにぎりとサンドイッチで済ます。それからチェックアウトすると11時42分になった。ホテルに荷物を預け、まず地下鉄で台北101に行く。12時過ぎに着いて展望台に上がろうとするが、時間待ちが多く諦める。最終日の食事場所の下見で臨江街観光夜市を歩く。
 次に、昨日行けなかった中正紀念堂を訪れる。八角形瓦屋根の中山紀念堂は89段の階段を上る。中には蒋介石総統の巨大な座像があり、両サイドを衛兵が守っている。衛兵は定期的に交替するが、その間静止したままだ。大きな広場の両脇の煌びやかな巨大な建物は、國家音楽廳と國家演劇院だ。約束の時間が近づいたので、二二八和平公園経由で歩いてホテルに戻る。ホテルには既に娘が到着していた。荷物を受け取りロビ-で寛ぐ。15時集合に一番心配していた桃園空港着の一人が比較的早く来たので安心する。15時までに予定通り全員揃う。肝心の現地ツア-のガイドが来ないので、玄関前に出ると車で待機していた。挨拶をかわして車に乗り込む。
 台北市街を南に向けて走りだす。やがて高速道路に出ると、時折市街地を通過しながら、単調な走りが続く。16時半頃、ドライブイン快樂山城(臺北市中正區忠孝東路)に立寄り水等の買物をする。17時半頃から、西の地平線が赤く染まり、やがて太陽が沈む。17時45分頃高速道路を降り、進路を西に向けて進む。山道の上り坂を延々1時間少し走り、19時前にようやく今夜の宿「達芭凱民宿」(南投縣信義?望美村望和巷)に着く。休む間もなく、ガイドと宿のオ-ナ-の案内により、近くの原住民の経営する食堂「望?部落漫午厨房」に出かける。この集落は原住民が多く住み、今夜の宿と食堂も原住民の経営だ。ビ-ルは途中のコンビニで買ったものを持ち込み、地元の原住民料理を頂く。室内は野趣味溢れ、食事も美味かった。20時40分頃食事を終え、宿に着くと20時50分を回っていた。

(玉山(Yushan)登山)

2018年10月7日(日) 晴後時々曇り一時雨
 達芭凱民宿(8:10 1時間30分) ⇒ 玉山駐車場(9:40-9:50 5分) ⇒ 排雲登山サ-ビスセンタ-(9:55-10:03 7分) ⇒ 塔塔加登山口(10:10-10:15 45分) ⇒ モンロ-亭(11:00-11:10 27分) ⇒ 玉山前峰登山口(11:37 1時間00分) ⇒ 白木林休憩亭(12:37-13:40 56分) ⇒ 露出した岩壁(14:36 59分) ⇒ 排雲山荘(15:35)
 6時半頃ベランダから遠くを望むと、玉山群峰がはっきり見え、右すそに槍のような尖塔の玉山を認めた。雲一つない絶好の山日和だ。7時20分からこの宿の一階食堂で朝食を摂る。出発は8時10分で、山裾に少し雲がかかり始めた。そこから上りの山道が続くが舗装されているのが救いだ。50分程行った所で止まっている車列に行き当たる。どうやら崖崩れの修復工事のため一方通行になっているようだ。15分程止められて動き出す。玉山駐車場に9時40分頃到着する。そこから身支度をして、9時50分に歩き始める。5分程で排雲登山サ-ビスセンタ-に着く。ガイドがそこで入山届を済ます。すると我々はそこから塔塔加登山口まで車で送ってくれるようだ。1時間くらいかかるところが7分で登山口に着く。途中沢山の登山者が歩いていた。非常に得した気分になる。
 玉山登山口と彫り込まれた石碑で全員の入った写真を撮り、10時15分登山道に足を踏み入れる。日本でもよく見る高山植物が沢山咲いている。よく整備された登山道で歩き易いのが、最初の印象です。塔塔加0.5、排雲8.0の木柱の標識を認める。どうも排雲山荘まで8.5Kmで、0.5Km刻みで標識があるようだ。11時にモンロ-断崖と呼ばれる所に着く。ここにはモンロ-亭と名付けられた休憩舎があり、多くの登山者が休憩していた。案内板には測量士モンロ-氏がここで転落したことを記するため命名したそうだ。そこで名前は解らないが大きな鳥を発見する。後で調べると可愛的金翼白眉らしい。
 次に見る施設はバイオトイレだ。玉山前峰登山口を11時37分に通過する。3Kmを過ぎると、右側の断崖が気になる。登山道は全般に急斜面を削ったようにつけられている。そのため、進行方向右側が大きく切れ込んでいる。登山道を木橋、金属橋で結んでいる箇所を多く見かける。
5Kmポスト付近にある白木林休憩亭に12時37分に着く。大勢休憩していたので、場所の確保が大変だ。我々も6人分のスペ-スにビニ-ルシ-トを敷き、昼食の用意をする。何とガイドが沢山の色んな種類のパンを拡げた。それには傍にいる登山者は驚いて、ガイドに質問したり、写真を撮るものもいた。聞くところによると、台北市内の友達のパン屋で買ったようだ。友達は日本でパンの技術を習ったそうだ10分程休憩して、13時49分に白木林休憩亭を出る。登山道は進行方向右側の落ち込みが深く、橋桁が多く架かっている。
 6.7Km付近に露出した岸壁があり、台湾が隆起したことを示している。残り1.5Kmは階段状の急坂が続く。それを上り詰めると排雲山荘だ。15時35分到着、玉山登山口から5時間20分を要する。山荘前で全員の記念写真を撮り、チェックインする。荷物を降し、私を含めて2名とガイドで玉山西峰を目指す。出発時間が15時50分と遅いので駈足で進む。私はきつくなり途中リタイアする。先行二人も、雨が降り出し諦める。結局全員山荘に引返す。雨足は強くなるばかりで、早い段階で引き返せて幸いだった。山荘はドアがある部屋で2段になっている。15人ぐらい収容出来そうで、排雲山荘全体は116名収容出来る。チェックイン後、寝袋が支給される。私たちの部屋は日本人ばかりで、ガイドを含めて満員だった。17時30分頃前食が出る。夕食は18時からで、おかわり自由だった。部屋に戻り、寝支度と荷物の整理をする。明日は最低限の荷物に纏め、殆どの荷物は置いて行く。明日は早いので19時頃から就寝体制に入る。

(玉山登山、温泉)

2018年10月8日(月) 晴時々曇り一時雨
 排雲山荘(3:00 34分) ⇒ 南峰分岐(3:34 30分) ⇒ 北峰分岐(5:10 22分) ⇒ 玉山山頂_3952m(5:32)
 玉山山頂(6:29 20分) ⇒ 北峰分岐(6:49 47分) ⇒ 南峰分岐(7:36 32分) ⇒ 排雲山荘(8:08-9:10 35分) ⇒ 露出した岸壁(9:45 36分) ⇒ 白木林休憩亭(10:21 1時間14分) ⇒ 玉山前峰登山口(11:35 23分) ⇒ モンロ-亭(11:58 39分) ⇒ 塔塔加登山口(12:37 19分) ⇒ 玉山駐車場(12:56)
 玉山駐車場(13:00 5分) ⇒ 東埔温泉_沙里仙渡假飯店(14:07-14:51 14分) ⇒ 茶店(15:05-15:28 1時間34分) ⇒ 随意食堂(17:02-18:08 2時間22分) ⇒ ニ-ハオ@タイペイホステルタイペイメインステ-ション(21:30)
 寝つきが悪く、寝たり起きたりで、2時の起床になる。3時から朝食を食べ、3時20分に山荘を出発する。殆ど全員が同時間に出発するので、登山道はヘッドランプを付けた登山者で列をなす。山荘は3,402Mにあるが、風もなく比較的暖かい。漆黒の空は満天の星で、最高の天気だ。夜の雨が空気を洗浄したようだ。前を歩く登山者と登山道しか見えず、距離感が解らず。南峰分岐の標識で0.7Km歩いたことが解る。ここまで14分でかなり早い。山荘から1.0Km標識を、3時43分に通過す。その距離漂を見て、排雲山荘から山頂まで2.4Kmだと認識する。山荘から2.0Km標識通過が、4時35分で1時間15分かかり普通のタイムに戻る。そこから暫く歩くと登山者が止まっていた。落石防止の鉄柵(写真は下山時)で覆われている場所だ。どうやら山頂の日の出時間に合わせるため、風よけの出来るこの場所で待機しているようだ。私たちもガイドの指示により、休憩と時間待ちを兼ねる。そこで30分程の時間ロスとなる。
 玉山山頂(3,952m)は、まだ暗い夜明け前の5時32分に登頂する。2時間12分の所要タイムで予定どおりだ。玉山(Yushan)は日本統治時代新高山と呼ばれ、富士山より高い。私が登った山の最高峰だ。風はあまりないが、気温はかなり低く、手がかじかむ。とりあえず、順番待ちして登頂記念写真を撮る。5時55分頃、ようやく太陽が地平線にかかる雲から姿を現す。ご来光以降、気温はどんどん上昇する。山頂からの眺めは、遥かかなたまで望め、380度の大スクリ-ンとなって迫ってくる。玉山東峰方向へ少し下ったところの岩峰から見る玉山主峰の全景は、絵はがきのようだ。朝日に染まり、左後方に玉山の影が映っている。
 何時間でも留まりたいが、1時間程山頂の絶景を楽しみ6時29分に下山開始する。当初心配していた高山病の懸念は杞憂だった。上りは何も見えなかったが、下りは全景を俯瞰しながら歩けるので、ルンルン気分だ。下り初めて直ぐに、落石が気になる急峻なガレ場となる。暫く下って、左が落ち込んだ狭い登山道を右に巻く。そこからさらに崩れやすいガレ場をロ-プに従い進むと、上りで待機していた長い落石防止柵が見える。そこを過ぎると歩き易い登山道となる。北峰分岐に20分で達し、落石防止柵内をくぐり抜ける。
 そこから500m程、じぐざぐのガレ場をロ-プをたよりに下る。排雲山荘まで1.5Km地点から歩き易い登山道となる。やがてハイマツ帯になり、玉山南峰分岐に7時36分に着く。ここまで1時間7分だ。そこから高い木々に囲まれ、排雲山荘まで0.5Km地点を7時51分、排雲山荘に8時8分に着く。往きは2時間12分、帰りは1時間39分の山行だ。往きは30分程の待機、帰りは渋滞ロスがあったので、往復2時間30分程で往復出来そうだ。
 山荘にブランチが用意されていたので、軽く食する。荷物をまとめ、寝袋をかたずけて、排雲山荘を辞する。ガイドから3時間で降りられると、地元の温泉に行けると云われる。それを聞き、排雲山荘を9時10分スタ-トとすると、皆はりきって急ぎ足で下山する。500mを10分前後で進み、先行する登山者をかなり追越した。排雲山荘から3Km先と5.5Km先で休憩を取ったのみで、崖から落下しないよう気をつけて一気に下る。塔塔加登山口に12時37分着、3時間17分で下りきる。予定を少しオ-バ-したが、ガイドから温泉の時間がとれると云われる。そこから排雲登山サ-ビスセンタ-まで歩くことを覚悟していたが、帰りも迎えの車が待機していた。帰りは何と駐車場まで送ってくれた。雨が降ってきたので、大いに助かる。駐車場に12時56分に到着し、温泉に向けて直ぐに出発する。
 目的の温泉は東埔温泉で、10月6日に宿泊した達芭凱民宿に近い。14時7分着で駐車場から1時間13分かかる。沙里仙渡假飯店の最上階にある露天風呂に入る。少し熱めの湯で、しばし登山の疲れと汗を流す。フロントの話によると、日本人が訪れるのは初めてらしい。30分程温泉で疲れを癒し、しばらく町中を散策する。メンバ-の一人が近くの茶専門店に入る。私たち全員もそれに続く。そこに日本人の従業員がいたのにはびっくりする。話を聞くと、この店主とハワイの英会話教室で出会い、婚約中だという。原住民が多く暮らすという土地によく来たものだ。店主のお手前で高山茶を頂く。この高山茶は高山に生育する貴重な手もみの品だという。6回湯を交換しても濃さが変わらないという。650NT$で少し高かったが、記念に購入する。
 そこを15時28分に出発し、本ツア-最後の夕食に出かける。途中玉山国家公園管理処(南投県水里郷)に寄り、ガイドが入っていった。かなり待たされる。何とガイドから玉山登頂記念證書を全員に渡される。これは申請しないと貰えないもので、本格的な證書だった。1時間半程走り着いたところは、何処にでもありそうな食事処「随意食堂」(南投縣名間?中正村南雅街)だ。回転丸テ-ブルを囲んだ中国スタイルの食事だった。味はそこそこ美味かった。1時間程食事時間を摂り、18時8分そこを立つ。高速に入り、退屈な時間を経て、無事今夜の宿「ニ-ハオ@タイペイホステルタイペイメインステ-ション」の前で降ろされる。若い二人は食事に出かけたが、老年組はベッド行きとなる。

(台北観光)

2018年10月9日(火) 雨後曇
 ニ-ハオ@タイペイホステルタイペイメインステ-ション(9:20 11分) ⇒ 台北車站駅(9:31-9:50 15分) ⇒ 台北101/世貿(10:5 10分) ⇒ 台北101(10:15-11:20 45分) ⇒ 名月湯包(12:05-12:49 28分) ⇒ 信義安和駅(13:17 23分) ⇒ ニ-ハオ@タイペイホステルタイペイメインステ-ション(13:40-14:10 20分) ⇒ 台北松山空港(14:30)
 台北松山空港(16:45 5分) ⇒ 羽田空港(20:30-20:50 5分) ⇒ 羽田空港第2タ-ミナル(20:55-21:20 46分) ⇒ 藤沢駅(22:40-22:42 3分) ⇒ 本鵠沼駅(22:45)
 宿泊費に朝食が付いていたので、ホステル横の喫茶店で摂る。9時20分荷物をホテルに預け、最後の台北観光に全員で出かける。まずNT$が不足していたので、台北駅構内の郵便局で任意両替する。台北車站駅から台北101/世貿まで地下鉄に乗り、台北101に10時15分頃到着する。その頃にはすっかり雨は止んでいた。曇り空なので、展望台に上がるかどうか迷ったが、貴重な機会なので上がることにする。ちなみに入場料は600NT$(2,220円)だ。若い二人は既に上がっていたので、下で待機する。台北101は508mあり、2004年建設当時は世界一だったが、現在は10位でドバイのブルジュ.ハリファ828mにその座を譲っている。エレベ-タは東芝製で30秒ぐらいで展望台まで達する。89階には、台北の街並みを360度見渡すことが出来る展望台がある。曇空だったが、飽きることなく台北市街地(写真は台北車站駅方向)を眺望することが出来た。階段を上がった91階は屋外で、台北市街とビル最先端の尖塔部を見ることが出来た。入場時は閉鎖されていたが、天気が良くなり開放された。また室内視聴覚ル-ムで台湾101に関する映像が提供されている。ビルに入っている店には、日本でも有名なPRADA、Dior、Zaraもある。
 昼食は台湾では必須の小籠包を食べることに決めていた。当初一番有名な「鼎泰豊」にしようと考えていたが、地元で有名で台北101に近い臨江街観光夜市付近の「名月湯包」にする。昼時だったが、待つことなく座れた。小籠包の普通味とカニ味、餃子と春菊に似た味の炒め野菜を注文する。地元で有名だけあって非常に満足だった。12時49分に店を出て、臨江街観光夜市経由で信義安和駅に向かう。帰りの飛行機便の時間が迫っているので、荷物を預けているニ-ハオ@タイペイホステルタイペイメインステ-ションへ急ぐ。帰りの便はそれぞれ違い、台北松山発の私達三人はタクシ-で空港に向かう。後二人は桃園空港発で日時も異なる。台北松山空港に14時30分頃到着する。二人はEVA航空、私はANAでそれぞれ搭乗手続き終え、ゲ-ト内に入る。出発までかなり時間があったが、する事がない。私は、羽田空港着が20時50分で、松本へ帰ると0時を過ぎて家までの足がない。そこで1時間前に帰ったメンバ-の友達の家に泊めてもらう。

(追記)

2018年10月10日(水) 曇
 本鵠沼(9:00 2時間32分) ⇒ 夕日の滝(11:32-11:45 21分) ⇒ 足柄峠(12:06-12:25 45分) ⇒ 大雄山最乗寺(13:00-13:40 1時間20分)⇒ 真鶴岬(15:00-15:30 29分) ⇒ 幕山(15:59-16:03 1時間17分) ⇒ 本鵠沼(17:20)
 私は安曇野に住んでいるので、羽田空港に行くのに4時間程度かかる。また普通新宿までバスを利用するので、渋滞による時間の遅れが気になる。今回、出発、到着便とも微妙な時間だったので、今回のメンバ-である友人の江の島近くにある自宅に前後3泊お世話になる。たまたま10月12日に同窓会が錦糸町であるので、更に友人宅で世話になる。余分の二日間に神奈川、東京を観光したので追記する。
 台湾から帰国した翌日10月10日は、金時山に登る計画です。友達の車で9時ごろ家を出る。朝起きてから足に違和感があり、段々酷くなる。金時山登山口入口の足柄峠を目指して車を走らせる。足柄峠手前の夕日の滝で下車して、滝まで行くのも大変な状況となる。友達に相談して、今日はドライブのみに切替えてもらう。金時山の見える足柄峠まで行き、高台で雲のかかった金時山を見る。雲が多くここまで富士山は見ることが出来ない。真鶴岬まで足を延ばして帰宅することにする。途中大雄山最乗寺に寄る。天狗伝説があり道了尊と呼ばれている。奥の院には朱色の大きな下駄がある。白人の団体が、こんな所にも来ていた。
 昼食のタイミングを逃し、真鶴岬へ直行する。15時過ぎ岬のおみやげ店で簡単な食事を摂る。真鶴岬の先端まで行くが、曇り空で景色が芳しくないので直ぐに引き返す。次に近くの幕山公園に行く。幕山は当初計画した山で、登山口の幕山公園は梅林で有名です。箱根山の側火山で、岸壁の西側斜面は、フリークライミングで賑わっている。良い時間が来たので、西湘バイパスを使って友達宅に帰る。

2018年10月11日(木) 曇
 本鵠沼(10:00 30分) ⇒ 藤沢(10:30-10:41 44分) ⇒ 新橋(11:25-11:31 15分) ⇒ 本所吾妻橋(11:46 29分)⇒ 東京スカイツリ-(12:15-14:25 5分) ⇒ すみだ水族館(14:30-15:30 50分) ⇒ 錦糸町_三州家(16:20)
 錦糸町_三州家(20:00 4分) ⇒ 錦糸町駅(20:16-20:21 23分) ⇒ 新宿駅(20:44 6分) ⇒ パスタ新宿(20:50-21:45 3時間8分)⇒ 松本IC(24:53)
 今日は17時から錦糸町で同窓会がある。それまで同窓会場に近い東京スカイツリ-で時間を潰すことにする。足が痛いため停留場が近いバスで藤沢駅に移動する。友人宅を10時頃出て、東京スカイツリ-の最寄り駅の一つ本所吾妻橋へ行く。そこから歩いて東京スカイツリ-を見ながら歩く。曇り空で東京スカイツリ-の展望台付近は薄っすらガスがかかっている。行くかどうか迷ったが、入場料が展望デッキと展望回廊で3,090円かかるので止める。その代りに近くのすみだ水族館で時間を稼ぐ。錦糸町_三州家まで歩いて行くが、意外に時間がかかる。三州家は両国に近く、千代の富士がよく利用していた割烹らしい。同窓会は50年ぶりに会う者もいて、3時間の会食はあっというまに過ぎた。帰りがけにライトアップされた東京スカイツリ-を見る。玉山登山目的の旅行は、意外に長くかかってしまった。


参 考
(航空便)
メンバ-1
 往路(飛行時間2時間55分) : Vanilla AIR
  2018年10月4日(木) 10:10 :tokyo(narita) ⇒ 2018年10月4日(木) 13:05 :taipei(taoyuan)
 復路(飛行時間4時間20分) : Vanilla AIR
  2018年10月11日(木) 2:55 :taipei(taoyuan) ⇒ 2018年10月11日(木) 7:15 :tokyo(narita)
メンバ-2(私)
 往路(飛行時間2時間25分) : EVA AIR
  2018年10月5日(金) 10:50 :tokyo(haneda) ⇒ 2018年10月5日(金) 13:30 :taipei(songshan)
 復路(飛行時間4時間05分) : ANA
  2018年10月9日(火) 16:45 :taipei(songshan) ⇒ 2018年10月9日(火) 20:50 :tokyo(haneda)
メンバ-3
 往路(飛行時間2時間25分) : EVA AIR
  2018年10月5日(金) 10:50 :tokyo(haneda) ⇒ 2018年10月5日(金) 13:30 :taipei(songshan)
 復路(飛行時間3時間55分) : EVA AIR
  2018年10月9日(火) 16:00 :taipei(songshan) ⇒ 2018年10月9日(火) 19:55 :tokyo(haneda)
メンバ-4
 往路(飛行時間2時間25分) : EVA AIR
  2018年10月6日(土) 10:50 :tokyo(haneda) ⇒ 2018年10月6日(土) 13:30 :taipei(taoyuan)
 復路(飛行時間3時間55分) : EVA AIR
  2018年10月9日(火) 16:00 :taipei(taoyuan) ⇒ 2018年10月9日(火) 19:55 :tokyo(haneda)
メンバ-5
 往路(飛行時間2時間25分) : EVA AIR
  2018年10月6日(土) 11:10 :osaka(kansai) ⇒ 2018年10月6日(土) 13:05 :taipei(taoyuan)
 復路(飛行時間3時間55分) : EVA AIR
  2018年10月9日(火) 17:30 :taipei(taoyuan) ⇒ 2018年10月9日(火) 21:10 :osaka(kansai)
(航空券、燃料、税金、手数料等)
メンバ-1 : 15,600円
メンバ-2 :  9,880円(マイル使用)
メンバ-3 : 46,280円
メンバ-4 : 55,080円
メンバ-5 : 58,060円
(宿泊)
2018年10月5日〜2018年10月6日 : シ-ザ-パ-クホテルタイペイ ¥15,457/2人=\7,729円
2018年10月8日〜2018年10月9日 : ニ-ハオ@タイペイホステルタイペイメインステ-ション ¥13,657/5人=\2,731円
(現地ツア-)
玉山登山2泊3日(Booking RoundTaiwan Round)  ¥334,737/5人=\66,947円
(為替)
1NT$(元)=3.64円(2018/10/1現在)
(観光スポット)
 故宮博物院、二二八和平公園、中正紀念堂、台北101等


食事

士林観光夜市_美食朝吉

漫午厨房原住民料理

達芭凱民宿朝食

ガイド持参パンの昼食

排雲山荘夕食

随意食堂

名月湯包


立ち寄り温泉

台湾

東埔温泉_沙里仙渡假飯店

東埔温泉は沙里仙温泉とも呼ばれ、阿里山と日月潭の中間に位置する。八通関古道を経由して玉山へ行ける。屋上に露天風呂があり、遠くに彩虹瀑布が見える。外国人は殆ど訪れません。

 ・所在地:台湾南投県信義郷東埔村
 ・浴室:露天
 ・方式:
 ・泉質:炭酸水素塩泉(49℃,66℃)
 ・営業時間:
 ・休館日:
 ・入湯料:
 ・観光スポット:玉山