Switzerland(スイス)トレッキング
移動手段 ∋ : 飛行機、 ⇒ : 鉄道、 > : バス、 » : ロ-プウェイ、 → : 歩行、 ≈ : 船、 ◊ : ケ-ブルカ-
時間は現地時間 時差 : 北京=-1時間、スイス(夏時間)=-7時間
(はじめに)
まず、行き帰りの航空券と宿泊所の確保が急務だ。さっそく、具体的な行き先を、グリンデルワルトを拠点に決める。航空券はアエロフロートで物色するが、僅かな差で満席となる。次に中国国際航空に絞り、斡旋旅行会社を調べると、JTBに該当商品があった。値段は124,900円でアエロフロートより少し高くなった。
次に、着後のジュネーブと拠点となるグリンデルワルトの宿の確保だ。いずれも、いつも利用しているブッキングコムを利用する。6泊するグリンデルワルトは、たまたま30%offになっていたEIGER SELFNESS HOTEL / GRINDELWALDに決める。63㎡と100㎡の物件があったが、自炊が中心になるので、少し割高になるが100㎡のアパ-トメントを予約する。この物件はシングルベッド2台の寝室2部屋、洗濯機/乾燥機、設備の整ったダイニングキッチン(食器洗い機付)、ソファ-/テ-ブルがある居間、バスタブ付き浴室、乾燥室等、設備/広さとも満足出来るものです。おまけにアイガ-が見えるバルコニ-付きだ。飛行機の到着が遅いのでジュネ-ブにも宿を取る必要があり、当初ジュネ-ブ駅から離れた安い宿を取ったが、心配だったので多少高価な駅近くに確保した。
今回は、トレッキング目的で、登山鉄道、ケーブルカ-を多く利用しなければならない。それらの運賃は非常に高価なので、この旅に最も適したスイスカードを購入する。そのカードは空港から目的地の往復運賃とその間に利用する乗り物が半額になるチケットだ。ちなみに、値段は割引があったので、22,800円だった。これで旅立ちの大きな準備が整った。後は荷物の準備をするのみだ。
宿の予約確認と航空券利用5日前お知らせが届くと急に心配になる。航空券の氏名が間違っていないか、中国国際航空は時間どおり飛ぶのか、海外傷害保険はどうするのか等々。特に中国国際航空は5Kgまでしか機内持込出来ないことになっており、紛失の心配と受取時間を避けるため、機内持込を予定していたので、荷物の軽減に苦慮した。また、中国国際航空の書込みを見ると、よく遅れる、機内食がまずい、サービスが悪いの記述が目立つことも心配です。
出発日に天候が荒れないこと、スイスの天気の良い日が続くことを祈って、いざ出発だ。
(往路)
2014年9月5日(金) 晴
移動時間(バス=3時間12分、鉄道=30分)移動時間(バス=3時間12分、鉄道=30分)
松本BT(17:20 3時間12分) > 新宿(20:32-21:00 30分) ⇒ 蒲田(21:30) 蒲田ビジネスホテル泊
2014年9月6日(土) 晴
移動時間(飛行機=17時間25分、バス=20分、鉄道=8分)
蒲田駅東口(6:40 20分) ⇒ 羽田空港国際線ビル駅(7:00) → HND:東京/羽田空港(8:30 3時間50分)
∋ PEK:
北京空港の乗継ぎは2時間あったので、気分的に楽だ。検疫所をスルーし、荷物のチェック所に入ると長蛇の列で、時間がかかった。案の定、念入りな検査があり、金属物はすべてリュックから出された。案山子の格好をさされ、金属探知機で体の隅ずみまで検査された。無事乗継ぎ便に乗る。ここからジュネ-ブまで10時間55分の苦痛の時間帯だ。
搭乗まもなく機内食が出る。ここでもごく普通の機内食でトイレも汚くなかった。ネットの書込みは杞憂だった。あの人たちは、レストラン並みの機内食なりホテル並みの環境と比べてるのでは。
ほぼ定刻にジュネ-ブ国際空港に着き、荷物の受取りもスム-ズだった。電車の切符を買うのに手間取り、ジュネ-ブ駅に着いた時、20時を過ぎていた。それでも、夏時間なのかまだ明るかった。駅近くのホテル・モンタナでスイス最初の夜を迎えた。明日は天気が良いので、往路を景色は良いが時間のかかるゴ-ルデンパス・ラインとし、復路をベルン経由の通常ラインにすることで確認した。
2014年9月7日(日) 晴
移動時間(鉄道_ゴ-ルデンパス・ライン=5時間6分、歩行=約3時間)
9時前からジュネーブ市街地観光に出かける。ジュネ-ブ駅南口からアルプス通りを、レマン湖に向かって進む。
レマン湖の手前で
莫大な財産を全てジュネーブ市に寄付する代わりに、
死後自分の記念碑を建設させた。
地下にはヨーロッパ最大級の考古学発掘展示施設がある。
狭くて急な157段のらせん階段を上ると、ふたつの塔へ上ることができる。
レマン湖とジュネーヴ市街のパノラマが広がる。
駅構内のス-パ-で昼食を仕入れ、電車に乗る。車窓の右にレマン湖を見ながら、モントルへと進む。1時間程でモントルに着くが、湖はこの辺でようやく端になる。湖の大きさを実感する。ここからMOB社のレトロな指定車両に乗換える。モントレ(395m)からツヴァイジンメン(951m)までの山岳地を一気に駆け上る。隣の陽気なスイス婦人と社内売りのおばさんと、ときおり会話しながら、雄大な山岳風景と一度は住んでみたい魅力的な家を見ながら、あっというまの1時間を過ごす。ここからBLS社に乗換え、シュピ-ツまで標高差400m程を下る。シュピ-ツからインタ-ラ-ケンまでは、トゥ-ン湖を左に見ながら、これからの期待を乗せて電車は走る。グリンデルワルトまで、残すところ30分だ。17時39分に、アイガ-の大岸壁(後で解る)が間近に迫るグリンデルワルトに到達する。
早速、ガイド本に書いていた日本語観光案内所に立ち寄る。駅の近くで目立つ看板があるのですぐ解る。日本人スタッフばかりで丁寧な案内を受けた。ひさしぶりに、明日天気が良いらしいので、ユングフラウ・ヨッホまで往復乗車券を購入する。スイスカードで半額になるが、それでも日本円決済で10,298円だ。それからCOOPで食料品を仕入れ、ホテル・アイガ-へと向かう。チェックイン手続き後、1週間過ごすアパ-トメントに行く。外から見ただけで、直感的に予想どおりだと思った。部屋に入ると、さすが100㎡の広さの魅力と設備の充実を肌で感じた。さっそくベランダに出ると、左側のヴェッターホルン、右側の間近に迫るアイガ-の大岸壁に圧倒される。その間の遥かかなたには、雪を覆った岩峰フィ-シャ-ヘルナ-が望める。荷を解いて、これから自炊生活の始まりだ。今夜は、食卓にスパゲティ-とサラダにビールとワイン、食後のアイスが並んだ。乾杯、乾杯。時差ボケはあったが、疲れもあったので、思ったより寝られたようだ。
(トレッキング)
9月8日(月) 晴 ユングフラウヨッホ
移動時間(鉄道=2時間37分、歩行=約4時間10分)
★ メンヒスヨッホヒュッテまでトレッキング(往復約2時間)
★ スフィンクス展望台、プラト-、氷の宮殿見学(1時間15分)
ユングフラウヨッホ駅に到着して、トンネル内をスフィンクス展望台エレベ-タ方面に向かう。大勢の観光客が並ぶエレベータ前を通過して、メンヒスヨッホヒュッテ方面に進む。トンネルを抜けると、雪原の反射光で一瞬目を瞑る。ここから4,109mのメンヒ山腹に沿った雪原をメンヒスヨッホヒュッテまで約2Kmを往復する。ほとんどの人はトンネル口付近で留まるが、何人かが歩いて行っている。左にメンヒ、右に4,158mのユングフラウとアレッティ氷河を挟んで進む形になる。天気が良すぎて、サングラスをかけないと目が痛い。メンヒスヨッホヒュッテは無人だが、開放されていて中に入ることが出来た。そこからスフィンクス展望台、ユングフラウの山小屋とメンヒの反対方向が見渡せた。往きは、写真を撮りながらで1時間、帰りは40分だった。
スフィンクス展望台は大変な人で、早々に引上げて昼食とする。セルフサ-ビス・レストランでミートソースを注文する。何と2,200円で、量が多すぎて不味い。プラト-に出て、メンヒ/ユングフラウの眺望を楽しむ。プラト-のテラスには、所々霜があり滑りやすかった。氷の宮殿を一周して帰路につく。
帰りはアイガ-グレチャ-駅に降りて、アイガ-・トレイルをアルピグレン駅までトレッキングする。アイガ-グレチャ-駅に降り立つと、急に雨が降り出す。ホームには日本人の団体がおり、ガイドからクライネ・シャイデック駅まで歩く注意点を聞いていた。アルピグレン駅までは、登山鉄道に沿ったクライネ・シャイデック駅経由のルートもあるが、断然アイガ-・トレイルがお奨めで、天候が荒れないかぎり危険は少ない。雨支度を急いで行い、ホームの先端から右側に入る。誰も歩いている者がなく、少々不安を感じる。しばらく行くと、二人連れを認め安心する。急に雨があがり、晴れ間が覗く。このル-トはアイガ-北壁の真下を巻く登山道で、北壁登攀者の取付き口に手と顔入りの説明銘板がある。ド迫力な岸壁を見上げると、首が痛くなる。いつの間にか、登ってくる者、後ろから追い抜いて行く者が増えていく。この時期なのに高山植物が沢山咲いていた。滝を過ぎて大きく左に曲がると、これまでより急坂になり、アルピグレン駅まで一気に下る。標高差705m、6.5Km程の快適な2時間20分のトレッキングだった。
9月9日(火) 曇時々雨 フィルスト
移動時間(バス=34分、ロ-プウェイ=16分、歩行=約4時間30分)
★ バッハアルプセ湖トレッキング(約4時間半) :
グロッセ・シャイデックからフィルストまで歩き、天気次第でバッハアルプセ湖をフィルストまで往復する。切符はグリンデルワルトからグロッセ・シャイデックまでのバスとフィルストからグリンデルワルトまでのロ-プウェイを購入する。
10時4分発のほぼ満員のバスに乗り、途中からバス専用道路の細い急坂を上る。グロッセ・シャイデックに着くころから雨が降り出す。雨具を着け、フィルストに向かって歩き始める。このコ-スはほぼ平坦な、車道と並行している道です。車道から登山道に入り、しばらく歩いていると、完全に雨があがった。やがてシュレックホルン、フィンスタ-ア-ルホルン、オックス、フィ-シャホルンが姿を現し、牧草地を一望出来た。犬を連れた二人連れの婦人の後を追いかける形になる。小さな滝のところの小橋を越え、マ-モットのモニュメントがある所で、先行する婦人に追いついた。婦人の一人からかなり上の山腹にアイベックスがいることを教えられる。双眼鏡を貸してもらい、視界に捉えるが小さくてはっきりしない。子牛のように見え、後で確認するとヤギ科だった。なだらかな広い上り坂を、フィルスト・ロ-プウェイ乗り場を視界に入れながら進む。フィルストのベンチで持参の昼食を摂る。鹿児島からのツア-客の婦人としばらく話し込む。
1時間程休憩して、バッハアルプセ湖に向かう。途中見晴らしの良いところで、犬連れの婦人と再会し、写真を取り合う。ヴェッターホルン、アイガ-を背景に記念になる写真が撮れた。このコースは手軽さもあり、大勢の人が歩いていた。バッハアルプセ湖には、逆さアルプスが写るのだが、あいにくさざ波があり見えなかった。私は途中の小さな水たまりで、逆さアイガ-を写した。そこから、婦人の勧めでボルトに下ることにした。アルプスと牧場、高山植物を見ながら、_ワルトスピッツまで登山道をゆっくり下っていく。ワルトスピッツ近くから車道になり、ボルト付近が一望出来る。ホテルBerggasthausヴァルトシュピッツ付近から左に曲がり、急坂の登山道をボルトまで下る。ボルトのロ-プウェイ駅に着く頃に、再び雨が降り始める。グリンデルワルトまで雨の中をロ-プウェイに乗る。宿まで雨が降り続いていた。明日、ホテル・アイガのレストランでヨーデル歌会の案内があったので予約する。
9月10日(水) 曇時々雨 ロートホルン,湖遊覧
移動時間(鉄道=2時間58分、船=1時間13分、歩行=2時間30分)
★ ロートホルン山頂散策_2298m(約1時間30分)
★ ブリエンツ散策(約1時間)
プリエンツ(遊覧船)(15:40 1時間13分) ≈
ブリエンツに着き、駅向かいのブリエンツBRBで乗車券購入のため並ぶ。1時間程の乗車で、4,941円だった。この鉄道は電化されてなく、蒸気機関車とディ-ゼル機関車のみの運行だ。歯軌条アプト式の登山鉄道で、シ-ズン時期には非常に混雑するそうだ。往きは、ディ-ゼル機関車になり、先行の蒸気機関車の煙を浴びることになった。中間駅プランアルプまでは、樹林の隙間からブリエンツの街と湖の視界が開けていた。そこから先は霧のため、先行する蒸気機関車は霞んで見える。ブリエンツ・ロートホルンに着くと、視界は悪いがロートホルン山頂2,298mを目指す。登山道沿いに、時期遅れのエーデルワイスが沢山咲いていた。山頂はブリエンツ湖側が全く見えず、天気が良ければアイガ-、フィンスタ-ア-ルホルン、北側にリギ、ピラトゥスが見えるようだ。山頂で持参の昼食を摂り、駅まで引き返す。復路の道中は、ガスっている上、中間駅プランアルプを過ぎるころから雨模様になった。幸い、ブリエンツ・ロートホルンに着く頃雨はあがった。コーヒ-タイムと散策で1時間程費やす。
帰路の移動は、遊覧船でブリエンツ湖をクル-ジングする。見晴らしの良い一等甲板に座り、差額料金を徴収される。船旅は、時の流れが遅くなるようで、何か癒される。
グリンデルワルトには18時頃到着し、今夜のヨ-デル・ディナ-に間に合った。明日は天気が良い予報だったので、シルトホルンまでの往復チケットを購入する。ちなみに、運賃は日本円決済で7,516円(半額)だった。アルプホルンの演奏とヨーデルの歌声を聞きながら、本旅唯一の贅沢をした。
9月11日(木) 晴 シルクホルン
移動時間(鉄道=1時間36分、ケ-ブルカ-=4分、ロ-プウェイ=1時間7分、バス=12分、歩行=約4時間)
★
★ シルトホルン回転展望レストラン休憩(約1時間)
★ NorthFace_Trailトレッキング(約3時間)
シルトホルンには1時間38分で到着した。展望台を一周してアルプスの絶景を目に焼き付け、眺めの良さそうなロ-テヘルトまで下る。ここは登山者しか通らないので、我々で独占出来る絶景スポットだ。しばし雪を抱いたベルナ-アルプスの峰々(左からアイガ-、メンヒ、ユングフラウ)を堪能する。雲が湧き出て来たので、展望台に引き返す。切符を買ってなければ、ビルグまで下れた。展望回転レストランで、コーヒタイムとする。1回転(50分)したタイミングで、下りのロ-プウィイに飛乗る。
今日のトレッキングコースは、ミュ-レンからアルメントフ-ベルへケ-ブルカ-で上り、ノ-スフェイス_トレイルを通ってミュ-レンに下る。このコースは名前のとおり、アイガ-、メンヒ、ユングフラウ等のノ-スフェイス(北壁)を眺めながらのトレッキングです。
登山道沿いの12箇所のビュ-ポイントに、それぞれの山の方向に向かって、日本語を含めた4ヶ国語で、初登頂者、ル-ト、時間等を表記している。駅の右手の小高い丘を越えると各コースの分岐点がある。そこを左方向のなだらかな坂を、NorthFace_Trailの青色の標識に従いながら歩く。シルトホルン行きロ-プ゚ウェイから、屋根にRESTAURANT・・・の表示が目立ったレストラン_ズッペンアルプ付近から上り坂になる。ロ-プ゚ウェイ下を通り、30分程歩くと、ベルナ-アルプスの大パノラマが展開する平坦な道になる。ほどなく下りになり、レストラン_シルトアルプから左方向にユングフラウに向かって下る。小橋を渡り、牧場の馬を見ながら森林帯を抜けると、ミュ-レンの町が見えてくる。右側に見えるベッタ-ホルンに続く切り立った岸壁が印象的である。
ミュ-レンからロ-プウェイに乗り、ギメルワルト経由でシュテッヘルベルクに向かう。ギメルワルトからは、V字谷の間を空中遊泳する感覚だ。いくつものカラフルなパラグライダ-が飛んでいる。左の岸壁にはいく筋もの長い滝が流れている。あっという間にシュテッヘルベルクに到着する。近くの橋まで行き、ミューレンバッハ(Mürrenbachfall)の滝を身近に見る。そこからバス、登山鉄道と乗継いでグリンデルワルトに17時頃帰着する。
9月12日(金) 晴時々曇 メンリッヘン
移動時間(鉄道=2時間39分、ロ-プウェイ=1時間13分、歩行=約2時間30分)
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★
グルントまで1駅鉄道に乗り、ロ-プウェイ駅までは5分程歩く。広い駐車場から、アイガ-方向はすばらしい眺めだが、メンリッヒェン山頂付近はガスで見えない。駅付近は、小奇麗な民家が山の斜面に張り付くように建っている。乗っている時間で、ヨ-ロッパ最長のロ-プウェイを体感する。
案の定メンリッヒェン駅を降り立つと、メンリッヒェン山頂はガスがかかっていた。遠くの山は白い雲で覆われていたが、グリンデルワルト方向は見通せた。さっそく山頂まで登ってみるが、当然視界は良くなかった。しかし、ロ-プウェイとグリンデルワルトの街並みははっきり見えた。50分で往復し、クライネ・シャイデックに向かう。
クライネ・シャイデックまでのハイキングコ-スはほぼフラットで、ハイヒールでも歩けそうだ。天気がよければ、さぞすばらしい景観が堪能出来るだろう。大勢のハイカ-が歩いていたが、結構年配者が目立った。登山鉄道を走る電車、アイガ-トレイルは手が届くほどだ。クライネ・シャイデックが見下ろせるレストランGRINDELWALDBLICKでビ-ル休憩を取る。そこから坂をしばらく下ってクライネ・シャイデックに着く。日本人団体を尻目に、グリンデルワルト行きに飛乗る。
グリンデルワルトでは時間が早かったので、フィリスト行きケ-ブルカ-駅から、細い道を上へ上へと上がり、テラスに花が飾られたスイスの家屋を見て回った。
後で聞くと、女性陣は天気が良かったので、買い物後クライネ・シャイデックに行ったという。食事と散策してすぐ帰ったらしい。
(ベルン)
9月13日(土) 晴 ベルン
移動時間(電車=30分、歩行=約4時間)
ベルン散策(4時間) : ベルン駅 → 連邦議事堂 → 時計塔(ツィトグロッゲ) → ツェ-リンガ-の泉 → アインシュタインハウス → 大聖堂 → レストラン・コルンハウスケラ- → ベルン駅
ベルンに到着すると荷物をコインロッカ-(8スイスフラン)に預け、観光案内所で市内マップ(日本語を含めて9ケ国語)をもらい、市内観光に出かける。土曜日で昼時間帯だったので、大勢の人で賑わっていた。駅から東方向に延びるNeuen通りを進むと、オランダ塔に行き当たる。この辺りに来ると、さらに人が増え、トラムとトロリ-バスが人を縫うように走る。右に折れると、ベ-レン広場の先に連邦議事堂が居座る。沢山の屋台が連ね、大道芸人の姿が散見される。連邦議事堂内通路を通りカジノに向かって進む。左折すると、ほどなくベルンで最も有名な時計塔(ツィトグロッゲ)に達する。この時計は仕掛け時計が毎時56分から動き、11時56分が一番長いので、その時間まで20分程待機する。カメラを構え大勢の人が群れをなしていたが、あっけなく終わり皆拍子抜けしたようだ。
ベルンの創始者ツェ-リンガ-の像がある。
電車に乗ると、皆ぐったりして寝てしまう。私は荷物が心配なので起きていた。しかし、棚に置いていたリュックサック2ケを盗まれる。私と友達の真上で、私にとっては死角になっていた。大事な物は近くに置いていたので、被害に遭わず幸いだった。降車駅ジュネーブで気づくという大失態だった。駅で事情を話すが、遺失物紹介サイトのメモを渡されたのみだ。近くの人が、親切にポリスの場所を教えてくれる。捜し捜しポリスに行くと、先客が一人おり気持ち的に大変待った。親切に対応していただき、ポリスレポ-トを受取る。
結局、ジュネ-ブ・エア-ポ-トに着いたのが、飛行機出発1時間半前だった。窓口が空いていたので、スム-ズにチェックイン手続きが終わり、手荷物検査はビール缶を没収されたのみだ。これから長い空の旅となる。
(復路)
9月14日(日) 晴
移動時間(飛行機=18時間5分、鉄道=8分)
GVA:ジュネ-ブ/ジュネ-ブ国際空港(前20:25 10時間30分) ∋ PEK:
9月15日(月) 晴
移動時間(鉄道=30分、バス=3時間25分)
蒲田駅(10:09 30分) ⇒ 新宿駅(10:39) → 新宿BT(10:50 3時間25分) > 松本BT(14:15)
(後日談)
個人旅行なので、航空機、宿泊所等の手配で時間をとられた。当然、安くしなければ意味がないので、贅沢な選択は出来ない。スケジュールは拠点(グリンデルワルト)だけ決め、その日まかせの計画になる。今回はトレッキング主体だったから、あらかじめベースとなるビュ-スポットだけは、何箇所か決めていた。その日の天気によって、行き先を選ぶことになる。最悪の場合は宿でのんびり暮らすつもりだった。結果として、天気に恵まれ、予定していたビュ-スポットをすべてクリアする事が出来た。目玉だったユングフラウとシルクホルンは、期間内の最も良い天気の日に行けた。これが、個人旅行の最大の利点だ。特に印象に残ったことが三つある。一つは、インタ-ラ-ケン、グリンデルワルトが中国人と韓国人で溢れていたこと。観光地までその流れが押し寄せていた。さすがにトレッキングコ-スまでは及んでいなかった。一つは、物価が非常に高いことである。外食すると、朝食2千円、夕食4千円程かかる。登山鉄道の運賃にはびっくりする。ちなみにグリンデルワルト、ユングフラウ間の往復運賃が2万円する。他の交通手段も同様だった。スイスカードを買っていたので、すべて半額で多少助かった。スイスカードのお陰で4万円近く得したことになる。一つは、9月の中頃にもかかわらず、比較的暖かく、エ-デルワイスを含めて高山植物があちこちに咲いていた。
残念なことが一つある。旅の最後の最後に盗難にあったことだ。ジュネ-ブ空港に着く直前に、電車の網棚からリュックサック2個盗られた。幸い大事な物は近くに置いていたので、大事には至らなかった。3人はうつらうつらしていたが、私は起きていたのに?。私の真上で死角になっていたのと、盗られても困らない意識が注意緩慢になっていたのかも。私はタブレットが入っていたので、念のため帰国後カード等の暗証番号を変更した。二人ともゴールドカ-ドを持っていたため、使用条件なしで、経年による多少の減額はあったが、保険で殆ど還ってきた。
計画外はベルンの市内観光が出来たこと。ポリスに行きポリスレポ-トを発行してもらったこと。 いつの日か、マッタ-ホルン、モンブランのトレッキングが計画出来たら良いな-と思っている。
参考
(航空便)
国際航空 CA184 普通/ベックス割引
. 2014年9月6日(土) 08:30 HND:東京/羽田空港
2014年9月6日(土) 11:20 PEK:北京(ペキン)[北京市]/北京首都国際空港
往路(飛行時間10時間55分) : 中国国際航空 CA861 普通/ベックス割引
. 2014年9月6日(土) 13:30 PEK:北京(ペキン)[北京市]/北京首都国際空港
2014年9月6日(土) 18:25 GVA:ジュネ-ブ/ジュネ-ブ国際空港
復路(飛行時間10時間30分) : 中国国際航空 CA862 普通/ベックス割引
.2014年9月13日(土) 20:25 GVA:ジュネ-ブ/ジュネ-ブ国際空港
翌日2014年9月14日(日) 12:55 PEK:北京(ペキン)[北京市]/北京首都国際空港
復路(飛行時間3時間20分) : 中国国際航空 CA183 普通/ベックス割引
.2014年9月14日(日) 17:10 PEK:北京(ペキン)[北京市]/北京首都国際空港
2014年9月14日(日) 21:30 HND:東京/羽田空港
(運賃)
航空機 : 497,960円/4人=124,490円
スイスカード : 91,200円/4人=22,800円
(宿泊)
2014年9月5日~2014年9月6日 : 蒲田ビジネスホテル
2014年9月6日~2014年9月7日 : ジュネ-ブHotel Montana (ホテルモンタナ) ¥36,445/4人=\9,111円
2014年9月7日~2014年9月13日 : グリンデルワルトAparthotel Eiger (アパ-トホテル アイガ-) ¥182,178/4人=\45,545円(為替レートで変動)
2014年9月14日~2014年9月15日 : 蒲田ビジネスホテル
(搭乗手続き)
北京出発便について: エアチャイナ-の中国国内線および国際線は、すべて第3タ-ミナルから出発する。エアチャイナ-便のチェックインカウンタ-は、国内線の場合、出発の30分前、国際線およびリ-ジョナル便の場合、出発の60分前(羽田空港40分前)に締め切りとなる。いずれのフライトも搭乗口は出発の10分前に締め切りとなる。第3タ-ミナルと第1タ-ミナルまたは第2タ-ミナル間で乗り継ぎの場合、フライトによって、乗り継ぎに2、3時間程度必要となる場合がある。JTBでは2時間前までに済ますよう注記している。
-中国国際空港ホ-ムペ-ジから抜粋-
(スイスカ-ド Swiss Card)
山岳リゾ-ト中心の旅や、滞在型の旅に最適
1.入国日と出国日にスイスの国境駅または空港駅と、国内の任意の目的地まで(通用路線内)を1往復できる。往路、復路ともに1日に限り使用可能。目的地までは最短コ-スを選ぶことが条件で、
極端な迂回ルートは認められない。有効期間は使用開始日から1ヶ月。座席指定料は含まれてないので、別途、座席指定券をご購入する必要あり。
2.スイスは予約が必要な全席指定制の列車が少ないのが特徴です。国内運行の列車で予約が必要なのは、ツェルマット~サン・モリッツを結ぶ「グレッシャ-・エクスプレス」、ク-ル/もしくはサン・モリッツ~ティラノを結ぶ「ベルニナ・エクスプレス」等の観光列車ぐらいだ。国内長距離列車であるICN、ICは座席予約が無くとも利用OK。
3.スイス国内の鉄道路線、湖上汽船、ポストバスのすべて。ほとんどの山頂へのロ-プウェイが50%割引きだ。使えば使うほど得する。
4.スイストラベルシステムの鉄道パスが、カバ-していないケーブルカ-や登山列車についても、スイスカ-ドがあれば、50%割引となる。
5.利用前に駅窓口でパスの開始手続き(ヴァリデ-ト)をする必要がある。鉄道会社の駅職員によってパスの使用開始日と終了日が書き込まれ、ヴァリデ-ション印が押されます。帰りは自分で日付を記入すれば良い。
-スイス政府観光局ホ-ムペ-ジから抜粋-
(為替)
1CHF(スイスフラン)=113.34円(2014/9/1現在)
(チップ)
特別な場合以外なし
(観光スポット)
ジュネーブ : サン・ピエール大聖堂、パレ・デ・ナシオン、サレーヴ山等
ベルン : 連邦議事堂、時計塔(ツィトグロッゲ)、アインシュタインハウス、大聖堂、泉(水飲み場)等
ユングフラウヨッホ : アイスパレス、スフィンクス、ユングフラフ・メンヒの眺望、アレッチ・グレッチャ氷河
シルクホルン : 360度のベルナ-アルプス眺望
フィルスト : ヴェッターホルン・シュレックホルン・フィシャ-ホルナ-・アイガ-の眺望、山上湖バッハアルプゼ-
グロッセ・シャイデック : ヴェッターホルン北壁・アイガ-・ティトリスの眺望、グリンデルワルト村の眺め
メンリッヘン : 長いロ-プウェイ、ヴェッターホルン・シュレックホルン・アイガ-・メンヒ・ユングフラウ・ブライトホルン・チンゲルホルン・ブリュ-ムリスアルプ連邦の眺望