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Santiago de Compostela(サンチャゴ デ コンポステーラ)

(2010年6月27日~7月2日)

2010年6月27日(日) 曇

Monte(モンテ) do(ド) Gozo(コソ)(7:30 1時間20分) ⇒ Santiago(サンチャゴ) de(デ) Compostela(コンポステーラ)(8:50)
 アルベルゲを7時30分に出発する。少し肌寒い中を、アルベルゲの建物群の中を下って行く。アルベルゲの入口付近の自動販売所で簡単な朝食を摂る。「よいご旅行を」の縦看板を左に見て坂道を下り、市街地を1時間程歩くと、眼下にカテドナルドの尖塔が見えた。さらにしばらく下り、アニマス礼拝堂横を抜けるとCatedral de Santiago de Compostela(大聖堂)前のPraza do Obradoiro(オブラドイロ広場)に8時50分に着く。巡礼者はSantiago(サンチャゴ) de(デ) Compostela(コンポステーラ)到着日を日曜日に合わせるが、まさにこの日が日曜日である。広場は観光客と相まって、大変な人だかりである。特に、今年は6月25日の聖ヤコブの日が日曜日に当たる年で、聖ヤコブ大祭の年にあたる(6年、5年、6年、11年の周期)。Praza da Quintana(キンタ-ナ広場)側にある開かずの扉「聖なる門」が年間を通して開かれる。次に開かれるのは11年後の2021年である。巡礼証明証書をもらうために、長い行列に加わった。入り口には巡礼の友とした杖が沢山積み上げられていた。機械的ではあったが、10時頃待望の巡礼証明書の発行を受けた。
 ミサが始まるまで、行列が出来ていた「聖なる門」に入らず、Arcebispado Santiago de Compostela(教会)前の行列も無視して時間を潰す。オブラドイロ広場でイベントが始まろうとしていた。11時頃、正面入口のファサードをくぐり、栄光の門を抜け、大聖堂の中へ入っていった。ミサは12時から始まり、ボタフメイロ(吊香炉)でクライマックスに達し、13時30分に終了した。
 オブラドイロ広場に出ると、歌のうまいドイツ人夫婦、オーストラリア夫婦、涼子さん、その他娘が出会った多くの人達と示し合せた様に再会した。それぞれの人たちと記念写真を撮りあったり、最高潮に達したイベントを見て高揚した気分で過ごす。14時頃変なスペイン人セザールに連れられ、立席のスペイン料理店に行く。その前で自然に集まった人達と写真を撮る。その後サマランカの大学に留学中の日本人と土産店をまわり、ティーシャツ等を購入した。夜は昨日約束してあったフランス人3人組と食事した。宿泊はフランス系ケッベク人の案内で、カテドナルド近くのアルベルゲ(18?)を確保する。料金の割には粗末な寝床だった。

2010年6月28日(月) 快晴

Santiago(サンチャゴ) de(デ) Compostela(コンポステーラ)(10:30 5時間45分) ⇒ Pontemaceira(ポンテマセイラ)(16:15 1時間) ⇒ Negreira(ネグレイラ)(17:15)
 予定どおりFisterra(フィニステラ)に3日間をかけて行くことにする。アルベルゲを8時30分に出発する。格式あるパラドール前で昨日食事をともにした変なスペイン人セザールを見かける。会わないよう待機するが、なかなか動かないためしかたなく挨拶することになる。そこに名古屋出身の夫婦に会う。そのパラドールが巡礼者に朝食をふるまってくれるということで、居合わせた8人でご馳走になる。パンは非常に美味であった。記念写真を撮り、日本人夫婦とはそこで別れる。スペイン人が1人増え、4人の巡礼となる。

2010年6月29日(火) 快晴

Negreira(ネグレイラ)(7:05 2時間35分) ⇒ Portocamino(ポルトカミ-ニョ)(9:40 2時間40分) ⇒ Fontecada(フォンテカダ)(12:20 5時間10分) ⇒ Olveiroa(オルベイラ)(17:30)

2010年6月30日(水) 快晴
Olveiroa(オルベイラ)(6:30 5時間50分)  ⇒ Cee(セー)(12:20-13:25 3時間5分) ⇒ Fisterra(フィニステラ)(16:30-16:55 30分) ⇒ Fisterra(フィニステラ)岬(17:25-18:50 40分) ⇒ Fisterra(フィニステラ)(19:30)

2010年7月1日(木) 晴
Fisterra(フィニステラ)(10:00 45分) ⇒ Fisterra(フィニステラ)岬(10:45-13:50 45分) ⇒ Fisterra(フィニステラ)(14:35-14:45 3時間25分) 🚌 Santiago(サンチャゴ) de(デ) Compostela(コンポステーラ)(18:00)
 Fisterra(フィニステラ)からバスで18時頃Santiago de Compostela(サンチャゴ デ コンポステーラ)に着く。そこで明日のLisboa(リスボン)行きの切符(42.02€)を購入する。Estacion de autobuses(駅)近くの巡礼通り道にあったアルベルゲに着くと、20時前になっていた。娘がRoma(ローマ)のHotel(ツイン120€/2日)を手配していると21時頃になった。それからSantiago(サンチャゴ) de(デ) Compostela(コンポステーラ)市街地に戻り、みやげを買ったりしていると、22時頃からの食事となり、アルベルゲに帰ると23時を回っていた。

2010年7月2日(金) 雨のち晴

移動時間(バス)=10時間00分
Santiago de Compostela(サンチャゴ デ コンポステーラ)(10:30) 🚌 Lisboa(リスボン)(19:30)

 スペインの聖地Santiago de Compostela(サンチャゴ デ コンポステーラ)のアルベルゲで、Lisboa(リスボン)のHotel3泊分をインターネットで予約する。またバスの切符(42.02€)は、昨日スペイン人セザールの助けで Lisboa(リスボン)行きを購入していた。娘とはRoma(ローマ)まで別行動をとる。娘はMadrid(マドリード)、Barcerona(バルセロナ)、イタリアVerona(ベローナ)経由でRoma(ローマ)に行く予定です。
 小雨の中、Estacion de autobuses(駅)を10時30分発Lisboa(リスボン)行きバスに乗車する。バスでは韓国女性が隣席で、北の道からSantiago de Compostela(サンチャゴ デ コンポステーラ)経由でColmbraに行くという。途中昼食のため停車したが、どのくらい停車するのかよくわからず、落着かない食事となった。途中から天気が良くなった。Lisboa(リスボン)は夏時間を取入れてなく、Spain(スペイン)より1時間早くなっていることに気付く。(後で確認すると、スペインとポルトガルの時差で、夏時間中だった)ということで、Lisboa(リスボン)には19時30分に着く。10時間かかったことになる。バス停でバスを捜すが見つからず、警察官や係員にHotelまでの行き方を聞くと、係員がタクシー(7€)を拾ってくれた。Hotel( Residencial Mar dos Acores)は女性の受付でチェックイン後、市内散策に出かける。そう距離を歩いたつもりはなかったが、帰り道がわからなくなった。いろんな人に聞いたが、結局わからずタクシーを使うはめになった。22時30分頃近くの日本食レストランで、とんかつ(7€)を食べる。

リスボンに進む ≫≫≫

(2019年5月3日~5月4日)

2019年5月3日(金) 快晴

Padoron(25.6Km) ⇒ Santiago  25.6Km 54,930歩
アルベルゲ(6:36 21分) ⇒ 橋(6:57 16分) ⇒ サンタ・マリア・イリア・フラヴィア寺院(7:02 23分) ⇒ ホテル・スカラ(7:25 47分) ⇒ 踏切(8:12 8分) ⇒ カフェバル・リアンセラ(8:20-8:46 2分) ⇒ テオの教会(8:48-8:51 25分) ⇒ 線路高架下(9:16 21分) ⇒ ペンション、国道N-550(9:37 29分) ⇒ アルベルゲ(10:06 38分) ⇒ 線路高架橋(10:44 13分) ⇒ ティント川橋(10:57 37分) ⇒ 高架橋(11:34 30分) ⇒ カフェテリア(12:04-12:59 28分) ⇒ 高架橋下(13:27 35分) ⇒ ベジャ橋(14:02 15分) ⇒ 分岐の道標(14:17 51分) ⇒ サンチャゴ大聖堂(15:08-15:48 36分) ⇒ 巡礼証明書発行所(16:24 11分) ⇒ アルベルゲ(16:54)
 今日はパドロン(Padoron)からサンチャゴ(Santiago)まで25.6Kmを歩く。サンチャゴに出来るだけ早く着きたいため暗いうちにスタ-トする。
 15時前にサンチャゴ市街手前の上り坂の道路を進むと、左にアラメダ公園(Paseo Central do Alameda)があり、やがて観光客で賑逢うフランコ通りの人込みに入り、オブライド広場に出る。分岐から50分の、単調な道路歩きだ。サンチャゴ大聖堂(Catedral do Santiago)前のオブライド広場(Praza do Obradoiro)は観光客で賑わっていた。暫く休憩と写真撮影に時間を取る。大聖堂のミサは、修復工事の影響により、2019年1月28日から行われていない。従ってボタフメイロは中止になっている。そのためサンチャゴ大聖堂内の見学はプラテリアス広場(Praza das Praterías)に面する「銀細工の門」で、大勢の人が並んでいたが30分程待って見学する。
 巡礼証明を受けるため巡礼証明発行所に行くが、9年前と場所が変わっていたため、探すのに時間がかかる。しかも長蛇の列で、発行まで2時間待ちだというので、明日早く来ることにする。今日のアルベルゲは昨日予約していたので安心だ。案の定、私たちの受付時は既に満杯状態だった。アルベルゲ(Seminario Menor La Asuncion)は修道院を改築して作ってあり、ベッドは一段で広々と配置している。アルベルゲで聞いたレストランに19時頃出かける。そのレストランは開店前だったので、娘の明日のポルト行の切符を買いに、Estacion de Autobuses駅に行く。窓口は閉まっていたので券売機で購入する。最後の1枚だった。そこからレストラン(Restaurante O Afiador)に引き返し、ゆっくり夕食を摂る。アルベルゲに帰り、私と娘はライトアップされた大聖堂に22時頃出かける。まだ大勢の人で賑わっていた。広場の一角では路上演奏していた。

2019年5月4日(土) 快晴

アルベルゲ(6:29 8分) ⇒ 巡礼証明書発行窓口(6:37 20分) ⇒ 大聖堂(6:57 45分) ⇒ サンチャゴ・バスタ-ミナル(7:26 1時間20分) ⇒ フィステラ岬(9:22-10:13 29分) ⇒ カフェテリア(14:52-15:30 29分) ⇒ パラドール(15:59) 21,488歩
 アルベルゲを7時前に出発し、高台からサンチャゴの市街地を写真に収める。そこから、昨日もらえなかった巡礼証明書を発行してもらうために、昨日の巡礼証明書発行窓口に向かい、7時半頃に到着する。期待に反して早朝から行列が出来ていた。2時間程待ってようやく巡礼証明書をもらう。そこから再び大聖堂に向かい、10時半頃ポルトに移動する娘とサンチャゴ大聖堂(Catedral do Santiago)前で別れる。
 私たちは、昨日打ち合わせした高台にあるカミーノ・フランセ(Camino Frances)のモンテ・ド・ゴゾ(Monte do Gozo)に行くことにする。私は、今日を含めて4日間あるので、当初フィステラ(Fisterra)とレオン(Leon)を計画していたが、交通の便が悪いので、ビ-ゴ(Vigo)経由ポルト(Porto)に計画変更する。明日のビ-ゴまでの切符を買うため、モンテ・ド・ゴゾへ行く途中にある昨日寄ったサンチャゴ・バスタ-ミナル(Estacion de Autobuses)に向かう。生憎切符売り場窓口は閉まっていた。何とかフィステラに行けないかバスの便を確認すると、距離的には90Km程だが停車駅が多く2時間半程要する。日曜日は便数が少なく、今からだと12時発で、帰りの便は16時45分になる。フィステラでは2時間程しかなく、岬まで往復2時間かかるので、滞在時間を殆ど取れない。また、サンチャゴ着が19時を超えてしまい、今夜の宿をパラドール(Parador de Santiago)に予約しているのでまずい。この時点でフィステラに行くことを諦める。この駅にカフェがあったので、取敢えず腹ごしらえをする。窓からタクシ-乗場が見えたので、参考のため値段を聞きにいく。要領を得ないが、名刺を貰い、値段は片道90€、往復120€だと理解する。カフェに戻り、皆に相談すると、二つ返事で行くことに決定する。
 タクシ-は鉄道のサンチャゴ駅横を通り、暫くポルトガルの道で通った道路から左に逸れた。1時間半程たった12時47分に、フィステラの岬の駐車場に着く。道中、巡礼者を時々見かけたがまばらだった。タクシ-を待たせて、岬の突端まで散策する。定番の灯台を背景に0Km道標の記念写真を撮る。岬の最先端まで下りると、大西洋の青さと海向こうの陸地が眼前広がる。私は9年前にサンチャゴから3日間かけて歩いてきたが、あの当時と何にも変わっていない。運転手をあまりまた待たせては悪いので、50分程で駐車場に戻る。最後に十字架の写真を取り、フィステラ岬を後にする。
 昼食を摂ってなかったので、運転手にパン屋に寄ってもらうことにする。13時30分頃出発する。フィステラの町の海岸線を通り一軒のパン屋に寄るが、菓子パンばかりで直ぐに店を出る。さらに捜してくれるが、諦めてサンチャゴに直行する。タクシ-の運転手は英語が全く解らないので、こちらの要望が正確に通じない。 パラドール(Parador de Santiago)前に14時50分に着く。9年前に朝食を振舞われたホテルで、まさかこのホテルに泊まることになるとは思いもしなかった。友達夫婦は、明日朝早くサンチャゴ空港に行くので、このタクシ-を予約する。パラドール横のカフェテリアで遅い昼食を摂る。17時半にパラド-ルを出て、公園近くのス-パ-で買物をする。ディナ-は20時半頃から始まり、1時間程パラドールの料理とスペインワインを堪能する。隣席は日本人の団体客が占めて、大変賑わっていた。22時過ぎ、オブライド広場(Praza do Obradoiro)に出ると、マラソンのゴ-ル地点に、大勢の人がたむろしていた。先頭ランナ-のゴ-ルを暫く観戦して、パラドールに帰る。