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六甲全山縦走

はじめに

 京都一周トレイルが京北コ-スを含めて2023年11月に完結した。そのメンバ-で次のトレイルを何処にするか話し合った結果、六甲全山縦走に決まった。このコースは全長56km、上りト-タル3,000mのハードなコースである。全員70代の年令なので、体力を考えて3日間で歩くこととした。
 京都一周トレイルは東山コース約34.9km、北山、西山コ-ス約47.8km、京北コ-ス約50kmをそれぞれ3日間で歩いた。京都一周トレイルは行程の区切りにホテルから鉄道、バスを使って行けるのでスケジュ-ルを柔軟に作ることが出来た。その点、六甲全山縦走は縦走路上の宿泊所の場所が限定されているのでスケジュ-ル作りに苦労する。全長56kmのハードなコースを単純に3日で割振ると約18.7kmとなる。今回出発地点を須磨公園でなく塩屋駅にしたので、多少距離が多くなった。1日目は菊水山、2日目は縦走路と並行する明石神戸宝塚線上の宿泊所を確保することにした。菊水山には宿泊所がないので、たまたまメンバ-の自宅が菊水山を下った鈴蘭台にあるので、そこを利用さしてもらうことにする。これは当初から決めていたことだ。2日目の宿探しは、この時期営業している宿泊所が少なく苦労する。結局、明石神戸宝塚線上の記念碑台から県道16号を650m下ったRokko Outdoor Station Fotonを確保する。
 六甲全山縦走は塩屋駅から宝塚駅に至るまでに、山と付く頂きが15座を数える。参考に記すと、旗振山・鉄拐山・栂尾山・横尾山・東山・高取山・菊水山・鍋蓋山・摩耶山・摩耶別山・六甲山・後鉢巻山・水無山・大平山・岩倉山となる。最高峰は六甲山の931.3mだが、15座を上り下りするので上りト-タルが3,000mになる所以である。また、六甲山系の裏側は開発が進み、住宅地が縦走路まで及んでいる。高倉台・横尾・丸山(鵯越)は住宅地の中を通ったり、道路と並行して歩いたり、時には道路を歩くこともある。至る所に道路が縦走路に通じており、各所にロープウェイがあるので、手軽に見晴らしの良い場所に行くことが出来る。なかには急峻な須磨アルプス、長い急坂、滝があったりと、色んな顔を見せてくれる。何といっても六甲全山縦走路からの眺めは大きな魅力です。決して高くない山群ですが、都会と海の近くにこれだけの山塊があるのは山好きには貴重な存在です。数多くのコ-スがあるのでハイキング、トレッキング、トレイルラン等老若男女を問わず楽しめる山だと思います。


2024年11月17日(日) 晴
松本駅(8:38 2時間15分) 🚊 名古屋駅(10:53-11:03 51分) 🚆 西明石駅(12:19-12:26) 🚊 明石駅(12:29)
明石駅(12:29) ⇒ 明石城(10:34-10:36) ⇒ 明石駅(14:04-14:09) ⇒ 西舞子駅(14:26-10:36) ⇒ 大歳山遺跡(14:39-15:05) ⇒ 西舞子駅(14:48-14:54) ⇒ 霞ヶ丘駅(14:59-10:36) ⇒ 五色塚古墳、小壺古墳(15:29-15:35) ⇒ 霞ヶ丘駅(15:46-15:50) ⇒ 東垂水駅(15:46-15:50) ⇒ メンバ-実家(16:00)

 明日は塩屋駅9時出発予定なので、今回のメンバ-のお兄さん宅で前泊させて頂く。私のHome pageの城めぐりで明石城の写真がなかったので、早めに明石まで行き明石城を散策することにする。そのことをメンバ-に話をすると、案内してくれるというので明石城で待合わせをする。また、メンバ-のお兄さん宅に行く途中に大歳山遺跡、五色塚古墳、小壺古墳があるので、そこもついでに案内してもらえることになった。明石駅に12時29分に到着してホームに降り立つと、ホームから石垣と両サイドの櫓が一望出来た。メンバ-と12時に合流して、早速明石城に向かう。正面入り口から入ると、菊花展が催しされていて、日曜日ということもあり賑わっていた。
 武蔵の庭園横を真っ直ぐ進むと、巽櫓真下の石垣に突き当たる。その横手に石の階段があり、巽(たつみ)櫓へと通じる。その先に展望台が設置されており、明石市街地が一望され、瀬戸内海まで見通せる。

 更に進むと国指定文化財の坤(ひつじさる)櫓があり、9月から11月の土日祝に特別公開されていた。入口で受付を済ませ中に入る。中の空間は狭く、明石城の見どころの掲示板とジオラマと鬼瓦と鎧兜が展示されているのみだった。そこから本丸跡、二ノ丸跡、東ノ丸跡を経由して仲よし広場に下りる。武蔵の庭園を通り正面入り口を出る。明石駅近くのたこ焼き屋で、遅い昼食の名物明石焼を食する。
 山陽電鉄に乗り西舞子駅で降りて、大歳山遺跡公園に向かう。住宅地の中をナビを頼りに15分程歩くと、大歳山遺跡公園の入り口に着く。階段を少し上ると、芝生の広場に出る。そこの一角に大歳山2号墳と復元竪穴建物がある。ここから明石大橋が間近に見える。この丘陵一帯が大歳山遺跡だったが、宅地造成の影響で大分縮小されたようだ。縄文時代の土器や石器が数多く発掘されている。
 再び西舞子駅に戻り、次の目的地五色塚古墳、小壺古墳の最寄り駅霞ヶ丘駅に向かう。五色塚古墳は霞ヶ丘駅から350mの距離にある。第一印象は想像していたより遥かに大きな前方後円墳だった。全長194m、高さは前方部が11.5m後円部は18mあり、全国で40番目ぐらいの大きさだそうです。受付を済ませ、四方を復元された埴輪列で囲まれた古墳に、見学用に作られた階段を上って行く。整備が行き届き過ぎているため、古墳らしさは感じられない。後円部からの眺めは絶景だった。明石大橋はもとより、大阪湾の沿岸部まで一望出来た。夜間に眺めると更に素晴らしい夜景が見られるだろう。隣に円墳の小壺古墳があったが立入禁止だった。
 再び霞ヶ丘駅に戻り、メンバ-のお兄さん宅の最寄駅東垂水駅に向かう。家は高台にあり、道中海の眺めの良い道を通り、16時頃到着する。

2024年11月18日(月) 晴
メンバ-実家(8:30 17分) ⇒ 東垂水駅(8:47-8:53 5分) ⇒ 塩屋駅(8:58 48分) ⇒ 旗振山(9:55-10:01 14分) ⇒ 鉄拐山(10:15 12分) ⇒ 高倉山(10:27-10:35 10分) ⇒ 高倉台(10:45-10:51 32分) ⇒ 栂尾山(11:23-11:25 19分) ⇒ 横尾山(11:44 1時間22分) ⇒ 須磨アルプス ⇒ 横尾市街(13:06-13:14 27分) ⇒ 妙法寺(13:41 39分) ⇒ 荒熊神社(14:20-14:29 8分) ⇒ 高取山(14:37 5分)⇒ 高取神社(14:42-14:45 1時間8分) ⇒ 鵯越駅(15:53-16:00 24分) ⇒ 北鈴蘭台駅(16:13 17分) ⇒ メンバ-宅(16:30)

 塩屋駅9時集合なので、メンバ-実家を当初予定の9時を早めて8時半に出発する。昨晩にわか雨があったが、天気は上々です。旗振山まで旧六甲全山縦走路と西尾根ル-トの2コースがある。今回は道路の少ない西尾根ル-トを選択する。予定通り全6人のメンバ-で塩屋駅を8時59分に出発する。旗振山登山口は住宅地の中にあるので、メンバ-のお兄さんも案内役でそこまで同道する。西向地蔵前を通り、旗振山登山口に9時3分に到着する。メンバ-のお兄さんとここで別れ、いよいよ六甲全山縦走のスタ-トをきる。石段を抜けると、雑木林の中の緩やかな登山道が続く。30分程で2コ-スの合流地点に達する。道標に旗振山まで0.9kmの表示があった。

 須磨浦山上遊園、旗振毘沙門天を通り、茶屋のある旗振山に塩屋駅から56分で着く。そこから神戸市街と瀬戸内海方向の展望が開けていた。茶屋にスタンプラリ-台紙があったので、何となくスタンプを押して、この台紙と付き合うことになる。
 10分程で鉄拐山分岐に出るが、皆素通りする。私だけが鉄拐山に登ることになる。鉄拐山は旗振山より更に東寄りの展望が開けていた。おらが茶屋手前で追いつく。

 おらが茶屋には展望台があり明石大橋も視野に入る。ここが高倉山の山頂でもある。そこから高倉台の町並みの拡がりが見え、急階段で高倉台へと一気に下る。高倉台を横切ると、今度は栂尾山へと急階段で一気に上る。栂尾山は途中休憩を取り、高倉台登り口から32分を要する。
 栂尾山にも展望台があり、今まで歩いて来たコ-スが一望出来た。横尾山はそこから20分程で、展望はなかった。ここからいよいよ六甲全山縦走の難所須磨アルプスを通過する。その区間は両サイドが切れ込んでいるが、長さが短いので危険は感じなかった。
 無事通過して横尾山方向を振り返る。少し上り返して東山を経由して緩斜面を横尾市街地へと下る。舗装道路に出ると左折して8分程歩き、六甲全山縦走路の道標を右折して道路と別れる。地下鉄の上を横切り妙法寺前を通過する。その途中でメンバ-の一人が足を痛め、明日以降を考えてここから電車を利用することとした。竹林の中を暫し進み、37分歩くと春日神社、荒熊神社前の石段に達する。石段を上ると荒熊神社があり、その裏手を上ると高取山須磨側の山頂で標高319.9mと表示がある。
 神社の参道には赤い鳥居が連なっている。更に進むと左側に高取山頂に続く長い石段がある。そこを上りきると石碑群の片隅に高取山頂之碑が建立されている。元に戻り参道の石段を下ると高取神社がある。高取神社から神戸市街地と遠く奈良、大和の山並みが視認出来た。高取神社は狐の石像が目立った。
 参道を更に下ると、左側の広場に立派なトイレが設置されている。トイレの横手から六甲全山縦走路が続く。そこから12分下ると丸山市街地に出た。街中の道路を標識に従いながら40分程歩くと神戸電鉄鵯越駅に着く。時間が15時53分になっていた。当初計画はここから菊水山に登って、宿泊地の鈴蘭台に行く予定だった。途中でその予定を変更して、石井ダム経由で<鈴蘭台に行くことにしたが、それも無理になった。全員余力もなかったので、鵯越駅を見た途端に電車に切り替えた。途中リタイヤのメンバ-と鈴蘭台駅で合流して、今夜の宿をお願いしているメンバ-の最寄駅である北鈴蘭台駅に向かう。
 北鈴蘭台駅からメンバ-の家まで、上り坂を13分歩く。暫く休憩して、汗と疲れをとるため鈴蘭の湯に出かける。今夜は奥様の手料理で賑やかな一時を過ごす。

2024年11月19日(火) 晴
メンバ-宅(7:25 36分) ⇒ 鈴蘭台駅(8:01 24分) ⇒ 菊水山登山口(8:25 39分) ⇒ 菊水山(9:04-9:15 35分) ⇒ 天王吊橋(9:50 45分) ⇒ 鍋蓋山(10:35-10:44 31分) ⇒ 大龍寺(11:15-11:27 16分) ⇒ 市ケ原(11:43-12:02 2時間19分) ⇒ 摩耶山(14:21 8分) ⇒ 掬星台(14:30-14:45 30分) ⇒ 休憩所(16:00 55分) ⇒ 記念碑台(16:34 33分) ⇒ Rokko Outdoor Station (17:07)

 メンバ-宅を当初予定の9時を早めて7時25分に出発する。菊水山登山口に鈴蘭台駅を経由して8時25分に着く。この場所は石井ダムに行く道路横である。雑木林の中を小さな沢に沿って進むと、やがて道路に出る。道路を横断して再び登山道に取りつく。再び道路に出て暫く進んで左側に入る。また道路に出るが、直ぐに左側に入る。そこから3分で菊水山の山頂に着く。登山口から40分程を要す。そこにはNTTの鉄塔があり、横断してきた道路はその管理車道らしい。菊水山は360度の展望が楽しめる。
 次の目的地鍋蓋山は城ヶ越を通り、左側に神戸市北区の住宅を見ながら小さな池まで下る。更に下ると国道428号(有馬街道)に架かる天王吊橋に出る。そこから上り坂となり、高圧鉄塔の横を抜けると13分で鍋蓋山に着く。そこから西のポ-トアイランドから東の明石大橋までの大パノラマが広がる。六甲全山縦走路の先ほどまでいた菊水山の鉄塔が大きく見え、昨日歩いてきた旗振山から高取山までの山容が良く解る。
 そこから再度山分岐の再度越を抜け大龍寺横に達する。そこで縦走路を離れ大龍寺に立ち寄る。大龍寺の境内を通り、仁王門と赤門を潜ると舗装道路に出る。道路を横断して1.1km進むと 市ケ原の河原に下りる。そこでは多くの登山客が休憩していた。このあたりが六甲全山縦走路の中間点にあたる。新神戸駅まで布引の滝経由で2.3kmです。摩耶山までは4.2kmです。ここで昼食タイムを取る。
 取り付きの階段を上がると、右が新神戸方面で左が摩耶山に向かう。トイレを済ませ両サイドをフェンスで囲まれた登山道に入って行く。やがて神戸布引ハ-プ園の建物が見えて来る。神戸布引ハ-プ園の分岐から急坂の稲妻坂へと向かう。ここから天狗道と言われ、摩耶山から掬星台(きくせいだい)まで続く。大きい岩の所を過ぎ、黒岩尾根分岐の先の石段を上がると無線中継所の所に出る。その先の分岐を右に入ると摩耶山頂(698.6m)の三等三角点がある。その傍に天狗岩と天狗岩大神が鎮座する。分岐に戻り100m程行くと眺めの良い掬星台だ。
 掬星台は大きな展望広場でロープウェイ又は車で来ることが出来る。大阪から神戸にかけての夜景は、1,000万ドルの夜景と称される。私達は六甲全山縦走路の各所から嫌というほど眼下の絶景を見て来たのであまり感動はなかった。休憩を兼ねて暫く留まって、アゴニ-坂を下りきると奥摩耶ドライブウェイに出る。そこから15分程舗装道路を歩く。穂高湖入口を通過して、自然の家の案内付近から右折して石段の登山道に入って行く。30分程で休憩所のある明石神戸宝塚線上に出る。六甲全山縦走路はそこから三国池を経由して丁字ヶ辻で舗装道路と合流する。私達は時間が遅くなっていたこともありそのまま舗装道路を通り記念碑台に向かう。結局休憩所から舗装道路を34分間歩く。今夜の宿はそこから更に30分程下ったところにあった。暗くなりかけていたが、本日の予定をほゞクリアした。六甲山天覧台まで行き、神戸の夜景を見る余裕はなかった。シャワ-を浴びて汗を流し、18時半頃から食事が始まる。オーナ-夫婦と身の上話をしながら楽しい一時を過ごす。明日は記念碑台から六甲山最高峰入口まで道路と並行しているので、入口まで車で送ってもらえないかお願いすると快く引き受けてくれた。

2024年11月20日(水) 晴
Rokko Outdoor Station (7:15 18分) 🚘 六甲山最高峰入口(7:33 10分) ⇒ 六甲山最高峰(7:43-7:49 9分) ⇒ 六甲山最高峰入口(7:58 17分) ⇒ 縦走路分岐点(8:15 1時間9分) ⇒ 船坂峠(9:24 38分) ⇒ 大平山無線中継所(10:02 30分) ⇒ 大谷乗越(10:32 47分) ⇒ 岩倉山(11:19 17分)  ⇒ 塩尾寺(11:36-12:05 31分) ⇒ ゴ-ル地点(12:46 6分) ⇒ JR宝塚駅(12:52) JR宝塚駅(14:23) 🚊 新大阪駅(15:05-15:18 H656) 🚆 名古屋駅(16:25-17:40 S21) 🚊 松本駅(19:46)

 標準タイムより時間がかかっているのでこの日も早めに出発する。7時頃に食事を済ませ、玄関前で記念写真を撮り宿を後にする。昨夜お願いのとおりオーナ-に一軒茶屋近くの六甲山最高峰入口まで車で送ってもらう。記念碑台から六甲山最高峰入口まで5.5kmあり、1時間半程横着したことになる。10分程で標高931mの六甲山最高峰に着く。
 この日も天気が良く、最高の景色を見ることが出来た。後は宝塚まで単調な登山道を下るのみだ。宝塚まで15km程だ。白山の宮を素通りして、笹原と灌木帯の中をひたすら下って行く。やがて針葉樹林帯となり、所々瀬戸内海が見通せる。大平山の無線中継所の舗装道路を10分程歩き、灌木帯へと入っていく。途中視界が開けている場所があり、阪神競馬場が一際目立った。その先所々ロ-プがあるが掴まることはない。やがて大谷乗越で道路横断する。こんな所にりっぱな舗装道路があり驚く。ここから塩尾寺の道標ばかり見ることになり、なかなか辿り着かない。
 岩倉山反射板を経て猪谷の分岐標識を過ぎ、岩倉山を越すと17分で塩尾寺(えんぺいじ)入口に到着する。塩尾寺の建立は約1400年前と古く、摂津国武庫七大寺の一つです。ここで宿屋で用意してくれた弁当を食べる。ここから宝塚駅までが、今まで以上に急坂だ。コンクリ-トで舗装されているため、痛い足に余計負担がかかる。
 10分程下ると視界が開けた場所に出て、宝塚市街地が一望出来る。甲子園大学近くを通り、住宅地の中を宝塚の表示を頼りに進む。六甲全山縦走路のゴ-ル地点に、塩尾寺から30分程かかる。武庫川に架かる宝来橋を渡ると、正面に阪急宝塚駅が見える。宝塚ゆめ広場に12時52分の到着で、六甲全山縦走のフィナレ-だ。近くの地下街で祝杯をあげる。宝塚ゆめ広場で記念写真を撮り、解散してそれぞれ家路につく。