* 写真クリック ⇒ 写真表示欄に拡大 *

Myanmar(ミャンマー)遺跡巡り

移動手段  飛行機 : ∋、 車 : ⇒、 自転車・Eバイク : >、 徒歩 : →
時間は現地時間 時差 :  -2.5時間 、 100MMK(ミャンマ-チャット)=8円=0.07US$(2017/4/22現在)
(はじめに)

 今回のミャンマ-旅行は、娘の5月の連休を活用したものです。ミャンマ-は民政以来、急発展著しい国なので、観光俗化していない今のうちに行っておこうと、娘が発案したものです。従って、すべての手配は娘が行ったので、私は非常に楽でした。ちなみに、ANAは3月21日に、ミャンマ-国内はH.I.Sで4月2日に予約した。ビザだけは自分で手配したが、インタ-ネットで申請出来るので苦労しない。私の場合、申請の翌日には発行(4月10日)された。この時期、ミャンマ-は暑季の終わりで非常に暑い。連日40度前後の気温になり、汗だくになりながらの観光となった。寺院、仏塔巡りが主体の観光なので、個人旅行は足の確保が大事である。首都のヤンゴンはタクシ-と徒歩で、バガンはタクシ-、Eバイク、自転車、徒歩で効率良く巡ることが出来た。タクシ-は非常に安価で数が多いので重宝する。ヤンゴンの印象は、車と人の数で圧倒される。新旧の街並みが混在して、発展途上の姿をつぶさに覗える。バガンは一転、車と人の数がまばらになる。そのかわり、仏塔、寺院の数が半端ではない。ここでの移動は馬車、自転車、Eバイクです。なかでも、Eバイクは免許要らず、安価で非常に便利です。仏塔から、朝日、夕日に仏塔群がシルエットとなり、幻想的な景観を見せる。
 記憶に残ることは、物価が安くて、安全で、皆親切であることです。タクシ-の値段、商品には値段がなく事前交渉である。但し、レストランは値段が明記している。通貨は米ドルとチャットで円は殆ど使えません。ATMが沢山あるので、直接チャットに替える方が有利と思われる。寺院、仏塔(パヤ-)に入る際、裸足にならなくてはならないので、床が熱くて小走りになる。今回仏塔からサンライズ、サンセットを数多く見たが、太陽は1時間程真っ赤な色をしていた。雲の境目がはっきりせず、突然太陽が隠れることがあった。雨季に入る直前で、バカン・ミャウンウ-空港の突然の突風には驚いた。ミャンマ-語は覚えにくく、文字は全く理解できない。しかし、殆どの人は英語が通じるので、英語が出来る人は楽です。
 11月以降になると、雨は少なく気温も穏やかで、観光客が急増するので、この時期暑いのを我慢すれば結構ベスト時期です。東南アジアはベトナム、タイ、カンボジア等をメインに考えると思うが、ミャンマ-は穴場です。ヤンゴンは喧噪だが、北に行くにつれ自然と仏教遺跡、民族色が豊かになる。皆さん一度行ってみてはいかがでしょうか。


(往路)

5月1日(月) 雨のち曇り
安曇野(17:00 17分) ⇒ 松本IC(17:17 3時間24分) ⇒ 成田IC(20:41 4分) ⇒ 成田ビュ-ホテル(20:45)

 飛行機は5月2日の13時50分発なので、当日の出発で十分間に合うが、前泊することにした。ひとつには当日余裕を持たしたいのと、成田ビュ-ホテルに温泉と10日間無料駐車付き宿泊プランを見つけたためです。連休の狭間で高速道路はスム-ズに動いた。都内の複雑な首都高もナビで問題なく通過した。自宅から3時間41分で成田ビュ-ホテルホテルに着き、荷物を持つ必要が無いので非常に楽をした。チェックイン時、ホテルの都合で1ランクアップの部屋になる。温泉でゆっくり寛ぎ、明日からの旅行に備える。


5月2日(火) 晴
成田ビュ-ホテル(8:15 25分) ⇒ 成田第1タ-ミナル(8:40)
成田空港(14:00 6時間42分)  ∋ ヤンゴン国際空港(18:12 18:40 1時間)  ⇒ ローズガーデンホテル(19:40)

 今日は素晴らしい天気で幸先が良い。5時半頃起床し、朝風呂に入る。少し早いが、8時15分発のホテルのバスで成田空港に向かう。8時40分に第1タ-ミナルに着く。娘との待ち合わせまで時間があるので、空港ラウンジで時間を潰す。12時10分に娘と合流して昼食を摂る。インタ-ネットでチェックインして、荷物は機内持込みなので、搭乗前の余分な手続き無し。13時35分搭乗して、14時ジャストに離陸する。機内アナウンスで、ヤンゴンは晴で気温36℃と放送される。
 18時12分着陸、6時間42分のフライトだ。入国審査を受け、ATMで20万チャット引出す。日本円はチャットの1/10と考えればいい。生暖かい空港前でタクシ-運転手と交渉し、1万チャットでホテルに向かう。ガイド本によると7~8千チャットなので高い気がしたが、日本円にすると千円程なので直ぐにOKした。凄い車の量で、スタ-トから渋滞である。右側通行にかかわらず、皆右ハンドルだ。聞くと、90%以上が日本車だという。車体に日本語が書かれている車を多く見かける。渋滞を避けて、狭い路地をたくみに抜けていく。歩行者とバイクを縫うように走るので、足に力が入る。ヤンゴン動物園近くのローズガーデンホテルに20時前に着く。今日は遅いので、21時頃からホテルのレストランで夕食(5万8千885チャット)を摂る。3人1部屋2泊の55,885円で予約したが、3人目の追加料金(4,356円)が発生した。


(ヤンゴンMap)

5月3日(水) 晴
ローズガーデンホテル(8:46 1時間10分)  → シュエダゴォン・パヤー(9:56-11:45 1時間)   → ハッピ-カッフェ&ヌ-ドルズ(12:20-13:20 26分)  ⇒ チャウッターヂーパヤ- (13:46-14:15 21分)  ⇒ ボ-ヂョアウンサン・マ-ケット(14:36-14:51 41分)   → スーレー・パヤ- (15:32-15:51 24分)  ⇒ ローズガーデンホテル(16:15)

 いよいよ今日から観光がスタ-トする。6時半頃目覚め、7時半前にホテルのレストランでバイキングスタイルの朝食を摂る。ヤンゴンでは必須の観光地シュエダゴォン・パヤーに向かう。ローズガーデンホテルから近いので、8時46分に徒歩で行く。車がやたらに多いので道路の横断は苦労する。ガンド-ヂ湖の浮橋の遊歩道に入る。途中に小さな祠があり、対岸に金ピカの鳥の形をしたカラウェイパレスが目立つ。湖は濁っており、蓮の花が咲いている。
 ガンド-ヂ湖の浮橋の遊歩道を半周程して、シュエダゴォン・パヤー方向に渡るこ線橋に着く。そのこ線橋を渡り、土産物がある狭い路地を抜けると、正面に金ピカの仏塔が見える。10時頃シュエダゴォン・パヤー入口で拝観料3千チャットを払い、胸にシールを貼ってもらう。裸足になり、暫く階段を上ると、黄金の仏塔群のある広場に出る。太陽の光で一際金色が眩しい。半時計周りに進むが、あまりに仏塔と仏像が多いので、皆同じに見える。中央にあるパヤ-は遠くからでも見え、近くだと聳える感じだ。床は熱せられ、熱くて小走りで日陰経由でないと歩けない。1周してあらためてガイド本を見るが、金色が目立ち由緒由来は頭に入らない。とりあえず、願い事がかなうという、私の生誕曜日の火曜日の祭壇にお参りする。途中ワッペンが剥がれ落ちて、拝観料を買えとしつこく迫られる。1時間半程留まり、帰りはエレベ-タで降りる。そこから市民公園へと向かう。その一角にあるハッピ-カッフェ&ヌ-ドルズで昼食を摂る。
 タクシ(4千チャット)-で、次の目的地チャウッターヂーパヤ-に向かい、そこに13時46分に着く。ここは全長70mある巨大な寝仏で有名です。黄金の足裏には仏教宇宙観図が描かれている。
 そこから再びタクシ-(3千チャット)で、ヤンゴン中央駅近くのボ-ヂョアウンサン・マ-ケットに行く。狭い通りに、宝石、衣服、食べ物の店が密集している。中を一回りして、ボ-ヂョアウンサン通りを渡り、最近オ-プンしたばかりのジャンクション・シティ-を覗く。さらに通りを東に進み、サクラ・タワ-を右に曲がりスーレーパゴダ通りを突き当たると、高さ46mのスーレー・パヤ-だ。このパヤ-も金色に輝いている。20分程見学したら16時前になっていたので、暑いこともありタクシ-(2千チャット)を拾ってホテルに帰る。

 ホテルでは時間があったので、近くのレストランを探しに散策するが、何にもなかった。ホテルの従業員に尋ねると、午前中ガンド-ヂ湖にあった金ピカの鳥の形をしたカラウェイパレスが民族舞踏ショ-を見ながらディナ-ビュフェが楽しめると教えられる。19時頃タクシ-(2千チャット)で行き、入園料300チャット支払い、湖沿いを歩いて進むと、ライトアップされたシュエダゴォン・パヤーが湖越しに輝いていた。カラウェイパレス食事代は3万5千チャト、ビ-ルは別料金で5千250チャットだ(計9,973円)。1時間程舞踊ショ-と食事を楽しみ、20時半頃タクシ-(1.5千チャット)でホテルに帰る。帰って暫くして、妻が携帯電話を忘れたことに気付く。営業は終わっていたので、ランチタイムが始まる明日11時に行くことにする。明日のバガン行のフライトは15時30分だったので、見つかれば取りに行くことが出来る。これで午前中はホテルにいることになる。荷造りして就寝する。


5月4日(木) 晴 ヤンゴン

ローズガーデンホテル(11:30 40分)  ⇒ カラウェイパレス(12:10-12:14 46分)   ⇒ ロ-カチャンタ・ア-バヤ・ラバウニ大仏(13:00-13:05 25分)  ⇒ ヤンゴン国内空港(13:30-15:12 1時間15分)   ∋ HEHO空港(16:27-16:46 36分)  ∋ バカン・ミャウンウ-空港(17:22-17:40 19分)  ⇒ ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(17:59)

 8時前にホテルで朝食を済ます。バイキング形式でホテル代に含まれている。11時前にホテルの従業員に連絡をとってもらうと、携帯電話の忘れ物があることを確認する。出発準備を整え、タクシ-(1万2千チャット)でカラウェイパレス経由の空港近くのロ-カチャンタ・ア-バヤ・ラバウニ大仏に寄って、ヤンゴン国内空港に行くことにする。道路は渋滞してなかなか進まない。12時10分カラウェイパレスで携帯電話を無事受け取り、13時にロ-カチャンタ・ア-バヤ・ラバウニ大仏に着く。ザガイン・ヒルで発見されたという白亜の大理石の大仏を、急いで見学する。空港には13時半頃到着して、搭乗手続きをする。チェックイン後、喫茶で簡単な食事をする。そこに手提げ袋に入れたガイド本、日傘、帽子を忘れる。
 AIR KBZのK7-264便は、HEHO空港経由なのでバカン・ミャウンウ-空港まで2時間5分を要する。HEHO空港に20分程留まり、17時22分バカン・ミャウンウ-空港に着陸する。到着ゲ-トを出ると、女性に呼び止められ、入城料2万5千チャットを支払うよう要求される。日本語の表記もあり、入城料2万5千チャット又は20US$と明記されている。3人分の7万5千チャットの持ち合わせがなかったので、ATMで引き出そうとしたが、2台のATMとも故障でチャットの引き出し出来ず。係員に別の場所で支払うといっても聞き入れられず、結局2万5千チャット+6千円支払わされた。何か損した気分になった。タクシ-料金は旧バカンまで7千チャットと表示されていた。タクシ-(7千チャット)に乗り、今夜からの宿ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-トに向かう。ヤンゴンと違って、道路はがらがらである。18時前にザ・ホテル@タラバ-・ゲ-トに到着し、チェックインする。ペンション風の造りで、2部屋を確保している。21時頃、近くのサラバ2レストランで夕食(1万5千500チャット)を摂る。カレ-とヌ-ドルにミャンマービールだ。


(バガンMap)

5月5日(金) 晴 バガン

ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(8:32 7分)  > タラバ-門(8:39 8分)   > ダビィニュ寺院(8:47-9:12 1時間14分)   > シュエグーヂー寺院(10:26-10:34 3分)   > マハ-ボディ寺院(10:37-10:40 9分)   > ミャト・タウ・ファイ・パヤ- (10:44-10:49 4分)   > ア-ナンダ寺院(10:53-11:27 5分)   > ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(11:32)

 6時に、私一人でホテル近くを散策する。丁度太陽が昇ったばかりで、真っ赤に染まっている。名もないパヤ-に行き当たり、階段を上ると朝日が見える絶好の場所に出る。10分程、パヤ-群の背後に昇る朝日に見入る。ホテルの前に観光馬車が待機していた。

 ホテルで朝食を済ませ、8時半にホテルの自転車でパヤ-巡りに出発する。オ-ルドバガンのメインゲ-ト・タラバ-門(9世紀の城壁)を通り、暫く直進し左折するとバガンで一番高い65mのダビィニュ寺院(1144年)が見える。正面に2体の青色の仏像がある。回廊を一周すると、4方向に金色の仏像が鎮座している。このスタイルはどの寺院、パヤ-にも共通しているようだ。25分程留まる。自転車の鍵が元からないことに気付き、娘らがホテルに戻り、従業員に代わりの自転車を持って来てもらう。
更に進むと舗装道路に出、右折する。道路の両サイドに仏塔が沢山あり、私が名前の解らない仏塔に寄っている間に娘らとはぐれる。ニュ-バガン方向に姿を認め、追いかけるが見つけること出来ず。しかたなく、ニュ-バガン方向に2Km程進み引き返す。途中、バイクに乗った若者に砂絵の押し売りを受けるが断る。その時、家族と離れたことを話したが、若者は娘らを捜し当て、絵を買わしたことを後で知る。考古学博物館方向に直進し、タラバ-門に続く道路手前の未舗装道へ右折して、シュエグーヂー寺院(1131年)に立ち寄る。この寺院は階段を上ることが出来、テラスからの眺めはすばらしい。そこからの眺めは、すぐ近くにダビィニュ寺院、右回りに考古学博物館、ゴド-パリィン寺院、漆器博物館、ア-ナンダ寺院が大きく見え、遠くにはオールドバガンの有名なパヤ-、寺院の殆どが見渡せる。
 そこからタラバ-門方向に進み、黄金に輝く黄金王宮と王宮考古学博物館に突き当たり、そこを左折してインド風のマハ-ボディ寺院(1215年)、ミャト・タウ・ファイ・パヤ-に寄る。



 そこから引き返してホテル近くを通り、ア-ナンダ寺院(1090年)に行く。この寺院の見どころは、回廊の4ヵ所にある10m近い黄金の過去四仏です。また所々にある壁画も見ておく価値がある。ここまで11時半近くになり、暑さも身にこたえてきたのでホテルに帰る。
 娘らは既に帰っていた。12時半頃、昨日のレストランとは違うBravo・レストランに行く。ミャンマービール・ボトルが2.5千チャットでSARABHA2・レストランより千チャット安い。全体的に安く(1万3千チャット)、味も良かった。ホテルに帰るとベッドの上に花のハート模様があった。午後は暑いので、ホテルでゆっくり休息し、18時半頃のサンセットに間に合わせて、シュエサンド-・パヤーに行くことにする。

ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(17:00 9分)  > ア-ナンダ寺院(17:09-17:20 14分)   > シュエサンド-・パヤー(17:34-18:36 24分)   > ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(19:00)

 17時にホテルを自転車で出発する。途中、娘らが見ていないア-ナンダ寺院に再度立ち寄る。シュエサンド-・パヤー(1057年)には17時半頃到着する。この仏塔は、急な石段を高いところまで上がることが出来るので、朝夕は大変混雑する。案の定大勢の人で賑わっている。私たちもベストな場所を陣取るため、急いで登り場所を確保する。サンセットには時間があるため周りを一周して、仏塔、寺院群の幻想的な景観を写真に収める。18時頃から太陽が赤らみ、エーヤワディ-川に向かって沈んでいく。30分程沈みゆく夕日を眺めていると、地平線近くで雲に隠れてしまう。すぐ南側の狭い煉瓦造りの建物に、11世紀製作の18mの寝仏がある。そこから少し西に向かって自転車を進めるが、暗くなってきたのでホテルに引き返す。夕食(2万3千チャット)はSARABHA2・レストランの隣にあるSARABHA・レストランに行く。こちらの方の値段が安かった。明日は再びシュエサンド-・パヤーでサンライズを見ることにする。


5月6日(土) 晴 バガン
ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(6:00 14分)  → シュエグーヂー寺院(6:14-6:20 12分)   → ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(6:32)

 夜中2時半頃目覚める。そのため5時頃サンライズを見るためノックされるが気付かず。そうとは知らず、隣室を6時頃ノックするが当然いない。あきらめて一人で出かけようとすると娘らが帰って来た。シュエサンド-・パヤーに自転車で行ったが、サンライズは見られなかったようだ。そこで、サンライズを見るため少し遅いが、昨日も行ったホテル近くの名もないパヤ-に出かける。太陽はすっかり顔を出していたが、赤く染まっていた。その後ホテル前のレンタル店でポッパ山往復のタクシーチャータ-料金の交渉をする。当初4万5千チャットだったが、4万チャットに値引きした。レストランでホテル代込みの朝食を頂く。

ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(8:00 20分)  ⇒ お土産売場(8:20-8:35 45分)   ⇒ タウン・カラッ(9:20-10:30 1時間30分)  ⇒ ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(12:00)

 8時半にホテル前で待機していた車に乗り、ポッパ山に向かう。ニャウンウ-を通り、空港分岐を直進し、南東方向に折れる。そこからは殆ど一本道でおよそ50Kmです。途中、8時30分頃地元のお土産売場に立ち寄る。そこのおじさんは日本語が話せ、椰子の焼酎を買うことになる。
 そこから有料の道路を通り、ポッパ山の一角タウン・カラッに9時20分に着く。最初土産物屋に挟まれた狭い通路を通り、開けた階段になると、所々に日本猿より小づくりな猿が沢山たむろしていた。
 ここはミャンマ-の土着宗教ナッ神信仰の聖地のようだ。777段の急な階段を登った最上部から、ホッパ山と小さな集落が一望出来る。10時30分に待機した車に乗り、ホテルへと向かう。岩峰のタウン・カラッを写していると、近くのビュ-スポットに案内される。タウン・カラッは登るより、遠くから眺めるものだと思った。ここでも、暫く行ったお土産屋で停車した。ホテルには12時に到着。13時頃、昨日行ったBravo・レストランで昼食を摂る。とにかくビ-ルが美味い。

ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(15:30 45分)  → プ-・パヤ- (16:15-16:18 7分)   → 遊覧船(16:25-17:18 32分)  → シュエグーヂー寺院(17:50-18:25 10分)   → ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(18:35)

 暫く休息して、15時半に、エーヤワディ-川の遊覧船に乗るため歩いて出かける。発着場のあるプ-・パヤ-に16時15分に着く。プ-・パヤ-は円筒形の仏塔で、地震被害後再建されたものである。たまたたま午前中の運転手に会い、遊覧船の世話もしているということで、2万チャットでチャーターする。遊覧船はミャウンウ-方向に岸沿いに進み、50分程で帰るコースだ。17時50分頃、帰り道のシュエグーヂー寺院でサンセットを見ることにする。地平線近くに雲があったが、なんとか日没近くまで太陽を見ることが出来た。今晩の夕食は19時半頃になり、SARABHA・レストランとし、前日と同じようなメニュ-となる。ここでも例の運転手に会い、明日のEバイクと空港までのタクシ-をたのむ。


5月7日(日) 晴 バガン
ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(5:15 6分)  → シュエグーヂー寺院(5:21-6:05 10分)   → ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(6:15)

 今日もサンライズを見るため、近くの眺めの良いシュエグーヂー寺院に歩いて行く。日の出が5時31分なので、10分前に行った。残念ながら日の出時間に太陽は現れなかった。5時45分頃、ようやく真っ赤な太陽が顔を覗かすが、まわりは既に明るく幻想的な風景には程遠かった。近くの気になっていたパヤ-に寄ってからホテルに帰り、7時前に朝食を済ませ、部屋でのんびりする。

ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(8:30 6分)  > ダマヤンヂ-寺院(8:36-8:45 12分)   > スラマニ寺院(8:57-9:10 23分)   > マヌーハー・パヤ- (9:43-9:54 14分)   > 廃墟状態のパヤ- (10:08-10:20 24分)   > ローカナンダーパヤー (10:44-10:55 29分)   > グービャウッヂー寺院(11:24-11:29 41分)   > シュエズィ-ゴォン・パヤ- (12:10-12:14 11分)   > ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(12:25)

 Eバイクレンタルの約束時間の8時半前にホテル前のレンタルショップに行く。一人4千チャットで4時間のレンタルだ。とりあえず行先は、フレスコ画が有名なスラマニ寺院を目指す。Eバイクは楽な上、風をきるため涼しい。10分程走ると目立つ寺院があったので、立ち寄るとダマヤンヂ-寺院だった。寺院から僧が出てくるところに出くわす。忌まわしい歴史的背景があり、まだ未完だというがよく解らない。そのため地元では心霊スポットになっているらしい。スラマニ寺院(1183年)はそこからすぐ傍だ。ガイド本に従い、東西南北の仏像、フレスコ画を見学する。そこからマヌーハー・パヤ-まで、いくつかの仏塔を見るが方向感覚を失う。ようやくニュウ-バガン方向にハンドルを切り、マヌーハー・パヤ-(1059年)に9時43分に着く。3体の座像と何故か寝仏が1体あった。そこから15分行った、ソーミンヂー僧院から少し入ったところにある廃墟状態のパヤ-に行く。そこにも仏像が安置され、狭い階段がある。上に登るとエーヤワディー川が良く見える。さらにいくつかの仏塔に寄り、ローカナンダーパヤーに行く。
 私はローカナンダー公園の先まで行って、引き返すことになり、到着が10時40分になった。そこでトラブルが発生する。妻のEバイクがパンクしているではないか。どうも廃墟状態のパヤ-を往復した道中、細い未舗装の道路の両端にバラ状のトゲのある植物が繁茂していたので、それを踏んだためか。とりあえず、ローカナンダーパヤー(1059年)に続く階段を上る。直下にエーヤワディー川が広がっている。仏塔は金箔で覆われ輝いているので、川行く船の目印になったようだ。そこから、パンクのEバイクを置いて、私の後ろに妻を乗せることにした。元来た道を引き返し、ミャウンウ-のシュエズィ-ゴォン・パヤ-に向かう。アノーヤター通りの途中に、お土産屋売場が目についたグービャウッヂー寺院に立ち寄る。ここで土産物のミャンマ-色のある衣類を買う。ミャウンウ-のメイン通りでタマリンドウも土産に買う。シュエズィ-ゴォン・パヤ-に到着したのが12時20分で、Eバイクの返却時間12時30分が迫っている。急いで拝観したので、黄金の仏塔のみの印象しか残らなかった。この仏塔は遊覧船からも良く見えた。なんとか返却時間に間に合い、パンクの事情を話して了解を得る。ホテルに帰り、帰国準備をする。チェックアウト後、荷物をホテルカウンタ-に預ける。14時頃Bravo・レストランで昼食を摂る。昼食後、近くのアーナンダー寺院で、土産店の買物等で時間を潰す。


(復路)

ザ・ホテル@タラバ-・ゲ-ト(16:00 22分)  ⇒ バカン・ミャウンウ-空港(16:22-19:06 1時間33分) ∋ ヤンゴン国内空港(20:39-20:50 10分)  ⇒ ヤンゴン国際空港(21:00-21:45 6時間21分) ∋ 成田空港(翌6:36)

 16時ホテル前に迎えにきたタクシ-(7千チャット)で空港に向かう。20分程でバカン・ミャウンウ-空港に到着し、フライトまでかなり時間がある。チェックイン前の待合は冷房がなく非常に暑い。マンダレから飛んでくるシェア-便で、搭乗手続き窓口が良く解らない。表示が何にもなく、係員の案内でようやく手続きを終える。椰子の焼酎を買ったため、私の荷物は手荷物で預ける。17時半頃チェックインして、18時20分発のフライトまで待つ。ここの待合室は冷房が効いている。18時頃から、突然停電を繰り返すようになり、外は強風で木が大きく揺れ砂埃をあげだした。時折稲光の閃光が走る。なかなか治まる気配がなく、マンダレからの到着便は空港上空を旋回し始める。係員に聞くと引き返すかもしれないという。ヤンゴンからの帰国便に乗れない可能性があり、娘が心配して係員に聞くが要領を得ない。近くのミャンマ-の女性が携帯でANAに問い合わせてくれるが繋がらず。そのうち風が治まってきて、着陸態勢に入ったようだ。時間は19時近くになり、1時間近くの遅延だ。ANAとの乗り継ぎ時間が2時間から1時間になってしまい、予断を許さない。ミャンマ-の女性が気を使い、ヤンゴンの国内空港から国際空港まで時間がかかるのでタクシ-で行きなさいとアドバイスされる。既にミャンマ-通貨チャットは使い切って無いと話すと、用立て(3千チャット)てくれた。ようやく、Golden Myanmar航空の7Y-241便は、19時10分頃に離陸して、ヤンゴンには20時40分頃着陸した。悪いことに荷物を受け取る必要があり、若干時間をロスする。急いでタクシ-(2千チャット)乗場に行き、ヤンゴン国際空港へと向かう。搭乗手続きをして搭乗口を入り、待合室の時計を見ると21時13分を表示していた。出発は21時45分なので、ここでほっと胸を撫でおろす。飛行機は定刻に離陸する。


5月8日(月) 晴 
成田空港(14:00 6時間42分)  ⇒ 成田ビュ-ホテル(18:12 18:40 1時間)   ⇒ 成田IC (18:12 18:40 1時間)   ⇒ 幡ヶ谷IC (18:12 18:40 1時間)   ⇒ 永福IC (18:12 18:40 1時間)   ⇒ 松本IC (18:12 18:40 1時間) ⇒ 安曇野(19:40)

 6時50分到着予定が6時36分に到着した。7時30分発のホテル便に乗り、成田ビュ-ホテルに向かう。8時前に着き、成田ICを8時25分に入る。連休明けなので道は空いている。幡ヶ谷ICを8時55分に降り、娘を高円寺に送る。再び永福ICから高速に入る。談合坂で中途半端な食事をして、松本ICを降りたのが13時43分だった。自宅到着は14時15分だった。多少のトラブルがあったが、無事予定どおりのスケジュ-ルをこなせたミャンマ-の旅だった。


参考
(航空便)

往路(飛行時間7時間10分) : ANA/全日本空輸株式会社(NH813)
 2017年5月2日(火) 13:50東京/成田空港
 2017年5月2日(火) 18:30ミャンマ-/ヤンゴン国際空港
往路(飛行時間2時間05分) : AIR KBZ(K7_264)
 2017年5月4日(木) 15:30ミャンマ-/ヤンゴン国内空港
 2017年5月4日(木) 17:35ミャンマ-/Nyaung-U
復路(飛行時間1時間20分) : Golden Myanmar(7Y-241)
 2017年5月7日(日) 18:20 ミャンマ-/ Nyaung-U
 2017年5月7日(日) 19:40 ミャンマ-/ヤンゴン国内空港
復路(飛行時間6時間35分) : ANA/全日本空輸株式会社(NH814)
 2017年5月7日(日) 21:45ミャンマ-/ヤンゴン国際空港
 2017年5月8日(月) 06:50東京/成田空港

(運賃)

航空機(ANA) : 261,030円/3人=87,010円
航空機(AIR KBZ,Golden Myanmar) : 85,740円/3人=28,580円

(宿泊)

2017年5月1日 ? 2017年5月2日 : 成田ビューホテル(温泉+10日間の駐車料金プラン) 10,400円(大人)/ 2人=5,200円
  2017年5月2日~2017年5月4日 : ヤンゴンRose Garden Hotel (ローズ ガーデン ホテル) ¥60,241/3人=\20,080円/2泊=10,040円
2017年5月4日~2017年5月7日 : バガンThe Hotel @ Tharabar Gate (ザ ホテル@タラバー ゲート)×2部屋 US$357×2 ¥84,639/3人=\28,213円/3泊=9,403円

(為替)

100MMK(ミャンマ-チャット)=8円=0.07US$(2017/4/22現在)

(チップ)  

特別な場合以外はなし

(主な観光スポット)

ヤンゴン : シュエダゴォン・パヤー、寝釈迦仏、スーレ-パゴダ、大理石仏
バガン : バガン遺跡群(アーナンダ-寺院、ダビイニュ寺院、シュエサンド-パゴダ)