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Chaina(中国)Map

1991年10月24日(木) 曇
移動時間(飛行機 CX-503)=3時間45分
大阪国際空港(11:00) ⇒ 香港啓徳空港(13:45)

 初めての海外旅行を職場で行くことにした。行く先は費用が安価な中国と決め、参加者を募った。ところが賛同者はたったの二人で、大変迷ったが一念発起して出かけることにした。東急観光のツアーに申し込んだが、こちらも私ら二人のみだった。添乗員はつかず、現地ガイド対応だ。初の海外旅行は不安を抱えた中で旅立つ。本ツアーは、大阪から空路香港経由で入る、香港と中国南東部の観光です。飛行機は香港上空で大旋回して、ビル群を縫うように啓徳空港に着陸した。香港では必ず訪れるヴィクトリア・ピ-クから、香港のビル群とヴィクトリア湾を一望する。香港では、携帯電話の普及が日本より進んでいること、有料道路ではお釣が出ないことが印象に残った。ジャッキー・チェーンと萬金丹に纏わることが話題になった。飲茶の老舗、蓮香樓(リンヒョンラウ)で夕食を楽しむ。今夜は香港ミラマーホテル泊だった。夜は危険ということでホテルの近回りで済ました。


1991年10月25日(金) 晴
移動時間(鉄道、飛行機 SZ4342)=2時間36分、1時間50分
香港(9:00) ⇒ 広州(11:36)   広州空港(17:25) ⇒ 昆明空港(19:10)

 今日からいよいよ中国観光が始まる。香港からの移動には鉄道を使う。広州の現地ガイドは柳さんという中国人の若い女性だった。日本留学の経験があるそうだ。車はなんとクラウンだった。まず孫文を記念して1931年に建てられた中山記念堂を訪れる。そこから越秀公園に行き、五羊石像がある五羊仙庭、広州博物館(1380年創建の鎮海樓)等を巡る。高台から広州のビル街と越秀山にある孫文の記念碑を望む。かけ足で観光して、空路昆明に向かう。機内の座席は後からリニュアルした感じがする。機内食は菓子類が多く、大変甘かった。着後、今夜の宿である昆明の翠湖賓館にチェックインする。


1991年10月26月(土) 晴

 昆明は雲南省の省都です。1900m程の高地にあり、1年中穏やかな気候で春城と言われている。雲南省はさまざまな少数民族が住んでおり、昆明も10数種類の民族が暮らしている。空港から男性の現地ガイドにより石林観光に出かける。道中、車窓から遥か高い山裾を走る列車を目撃する。途中農家に立ち寄り話をさせてもらう。一昔前の日本の農家を思い出す。年間の現金収入は千円程で、ほとんど自給自足ということだ。石林は字のごとく、大小無数の石柱が林立している。海が隆起して石灰質の岩が地表に露出して、長年の侵食作用でこのような奇観になったそうだ。ところどころカラフルな衣装の少数民族の女性が案内していた。大きな石柱には名前が付けられていて、なかでも望峰亭の展望台からの眺めは一品です。時間をかけて遊歩道を巡る。雲林賓館で昼食を摂り、次の目的地大観公園に向かう。大観公園は槇池の北東にある庭園公園です。その中で3層の楼閣を持つ大観楼が有名です。市内を散策して翠湖賓館に帰る。


1991年10月27月(日) 晴
移動時間(飛行機 SZ4393)=1時間15分
昆明空港(12:20) ⇒ 桂林奇峰嶺空港(13:35)

 午前中昆明市内観光をして過ごす。昆明から桂林奇峰嶺空港に空路移動する。そこから、桂林最大の鍾乳洞蘆笛岩に案内される。長さ500m程の鍾乳石がライトアップされ、なかでも水晶宮と言われる箇所が見所です。桂林市街地に入り、象山公園から象鼻山を見て、パンダが居る七星公園近くの動物園に行く。パンダの実物を見るのは初めてだった。園内で駱駝に乗り、記念写真を撮る。今夜の宿は環球大酒店である。


1991年10月28日(月) 晴
移動時間(飛行機 SZ3306)=55分
桂林奇峰嶺空港(21:30) ⇒ 広州空港(22:25)

 桂林の目玉はなんといっても漓河下りだ。竹江船着場から出航し、陽朔までの5時間程の船旅です。乗船場では子供に、日本人と知ってか知らずか百円、百円とせがまれた。浅瀬では欧米人が投げるコインを、水が冷たいにもかかわらず、潜って拾っている光景を目にした。2階建ての遊覧船から、次々と現れる奇峰奇岩に、別世界に飛び込んだようだ。それぞれに名前が付いているが、多すぎて思い出せない。水墨画のような景色を観ながら、昼食を楽しむ。時々、現地民が小舟を接近して、おみやげを売っていた。陽朔からバスに乗り、奇峰嶺空港から広州に向かう。広州のホテル華厦大酒店はりっぱであったが、ポーターにしつこくチップを請求されたのには驚いた(中国ではチップ不要)。このころから食中毒に似た症状になり、下痢と微熱に悩まされる。


1991年10月29日(火) 晴

 午前中、広州市内で最も古い建築物とされる六榕寺(りくようじ)を訪れる。寺の中央に位置する「千仏塔」が有名です。香港へは午後の便のホーバークラフトを利用する。その間本屋等へ寄って時間潰しをする。着後、土産店を巡って、夜が来るのを待つ。それから100万ドルの夜景を見るべきスポットに行く。狭い空間にビル群が密集しているので、不夜城と形容するのに値する景観だった。


1991年10月30日(水) 晴
移動時間(飛行機 CX-502)=3時間20分
香港啓徳空港(16:00) ⇒ 大阪国際空港(20:20)

 帰国便の発車時間まで香港市内を散策してゆっくり過ごす。空港でも時間があったのでウィンドウショッピング巡りで時間を潰す。


その他写真

広州美術館

広州博物館(鎮海樓)

昆明の農家

石林

石林の剣峰

望峰亭の展望台

大観楼

駱駝に乗り記念写真