安曇野には春から秋にかけてたくさんの花が見られます。公共施設内で管理されている花壇、家庭内花壇、野畑の畦道等至る所で目にすることが出来ます。標高差があるため、同じ花が場所を変えて長期間楽しめます。芝桜、マツバギク、マリーゴールドは定番の花で、何処へ行っても目に触れます。蕎麦、ワサビ、リンゴの白い花は安曇野の象徴的な風景を作ります。
その中で、安曇野アルプス公園のチュ－リップは、５月初に開催される早春賦祭頃が見事です。白い常念岳を背景に、色とりどりのチュ－リップが映えます。
豊科近代美術館は６月のバラの時期がお勧めです。多種類のバラで美術館の壁が彩られています。
室山池の蓮は、６月から７月にかけて赤、黄色、白色の可憐な花で池を覆っています。またアジサイの花で回りを囲まれています。鯉も泳いでいます。蓮は、午後になると花を閉じるので、午前中に行くことをお薦めします。
安曇野の桜は４月に入って咲き始めるので、比較的暖かい日差しの中で花見が出来ます。また、場所によって開花時期は大きく違うので、長い期間観賞することが出来る。その頃、北アルプスは多くの雪を抱いているので、桜とのコントラストは、二つの季節を映し出します。
安曇野ｱﾙﾌﾟｽ公園南は1本桜で、あまり知られていないが一見の価値があると思います。
光城山の桜は、登山路に沿って植えられているので、下から開花していく様は他とは違った花見となります。
拾ヶ堰の桜は、北アルプスとのコラボレーションの見事さで取り上げました。
その他には、黒沢川土手、穂高川早春賦付近がお薦めスポットです。何故か、お墓ではみごとなしだれ桜を多く見ることが出来ます。
安曇野は白鳥飛来地としても有名です。主な飛来地として、犀川白鳥湖と御宝田遊水地があります。毎年10月頃から4月頃まで見られます。毎年千羽前後を数えます。怪我のため数羽 越年する白鳥は、手厚く保護されています。誰が名づけたのか、各々に名前がついています。日中時間帯は、餌探しで行きつけの畑等に出かけるため、犀川白鳥湖と御宝田遊水地には数羽残るのみです。従って白鳥を見るのには、早朝若しくは夕方の時間帯に行くのが良いと思います。御宝田遊水地では白鳥とともに鴨の大群が見ものです。すぐ足元に鴨の集団が押し寄せ、踏みそうになります。またトンビの数が半端ではなく、時には怖いくらいです。両地とも北アルプスをバックにした白鳥の姿は絵になります。