薬師塚古墳

(概要)
 薬師塚古墳は前方後円墳でかなり変形をうけているが、発掘調査の結果では三段に築かれ、斜面には石垣をふき、平坦面には円筒埴輪を巡らすことが判明した。全長105m、高さ6mで、周囲は二重に堀を巡らし、堀を含めた全長は約165mを測る。保渡田古墳群のなかで最後に造られ、五世紀末~六世紀初頭の年代が推定される。後円部頂上には凝灰岩をくりぬいた舟形石棺があり、出土品は江戸時代にこの中から発見された伝承がある。出土品には小型の国産鏡・装身具の各種玉類・儀式の際に馬を飾る馬具類があり、中でも馬具は二例を除き鋳造品で、国内に類例のない特殊なものといえる。薬師塚古墳出土の馬具等の国重要文化財の一部は、隣接する「かみつけの里博物館」で展示されています。(案内板、高崎市HP転記)
(アクセス)
 かみつけの里博物館駐車場まで関越自動車道前橋ICから車で約15分、JR高崎線高崎駅からバスで約30分です。そこから600m程で、徒歩7分くらいです。 Map


前方後円墳側面
右が前方部、左が後円部。
前方部から
後円部墳頂に続く階段
上り口に案内板がある。
お堂
後円部墳頂に建てられた赤い屋根のお堂。
墳丘前方部から
舟形石棺
覆屋に納められた舟形石棺。

前画面に戻る