後二子古墳

(概要)
 後二子古墳の石室も前二子古墳と同様に明治11年に開けられました。今回の調査によって、築造方法にいくつかの工夫がなされていることがわかりました。地中を掘って石室を低く造ることで蹟Eの盛土を節約しています。また、石室が低いために地面を掘った通路(墓道)により出入りが行われました。「前庭部」には、儀式に使われた煮炊きの跡や土器がまとまって出土した様子が復元されています。
 石室は南に開きますが、古墳は北側から見た方が大きく立派に見えます。円筒埴輪も、石室の前に復元されているように南側は小さな埴輪が間隔をあけて使われていましたが、北側には大きな埴輪が設置されていました。
 また、円筒埴輪に「親子猿」や「犬」の小像が付けられていました。形象埴輪のうち馬形埴輪は、大阪府四天王寺宝物館にある「人が乗る馬形埴輪」と同じ制作者の埴輪であることがわかりました。(前橋市HP、案内板転記)
(アクセス)
 大室公園南口駐車場まで、北関東自動車道 波志江スマートインタ-より4.5km10分、伊勢崎インタ-より5.7km15分程です。 Map


前方後円墳側面
左が前方部、右が後円部で全長96mの前方後円墳。
前方墳丘から後円墳丘
後円墳丘から前方墳丘
石室
石室内部
案内板

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