前橋天神山古墳

(概要)
 将軍塚古墳は、元島名町ある墳丘全長95mの前方後方墳で、4世紀前半に造られたと推定されます。前方部頂上には島名神社が鎮座しています。
 明治44(1911)年の社殿建築工事の際に前方部が一部掘削され、その時に埋葬施設である全長1.8mの粘土槨(ねんどかく)が発見されました。粘土槨からは、鏡、石釧(いしくしろ)、木片(棺の一部の可能性がある)が出土し、現在は東京国立博物館に保管されています。また、頭骨の破片、やりがんな、刀片、粘土の塊(粘土槨の一部か)などもみつかっています。
  昭和55(1980)年におこなわれた発掘調査では、後方部北東側の裾部と北東側くびれ部の裾部から、底部に孔のある壺形土器(底部穿孔壺)が出土しました。 これらは出土状況からみて、後方部の頂上に並べられていた土器が、裾部へ向けて転落したものと考えられます。
 壺形土器(底部穿孔壺)は、東海地方西部のものに形態が類似しています。指定されている土器は、現在高崎市歴史民俗資料館に展示されています。(高崎市HP転記)
(アクセス)
 かみつけの里博物館駐車場まで関越自動車道前橋ICから車で約15分、JR高崎線高崎駅からバスで約30分です。 Map


後円部から前方部
後円部
前方部から後円部
前方部島名神社裏から後円部方向。

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