下諏訪青塚古墳

(概要)
 この古墳は、明神山山麓から西に突き出た丘陵の先端部に位置し、付近に古墳は認められず単独墳の様相を呈している。
 現在の墳形は、長い年月の間に旧状を変じており、見方によっては二基の円墳が近接し合っているようにも見えるが、主軸長7m、後円部径33.4m、前方部幅42.8mの前方後円墳である。
 石室は、後円部西側のくびれ部寄りに開口あいた横穴式石室で、安山岩の自然石を用いた乱石積となっており、全長は7.4mである。なお、内部は未調査のため不明な部分が残されている。
 本古墳は、墳丘の形態・石室・出土した埴輪の特色から、六世紀後半から末に築造されたものと推定されている諏訪地方唯一の前方後円墳であり、後円部に比して前方部が長いという天竜川流域の特色を有した貴重な古墳である。(案内板転記)
(アクセス)
 諏訪大社下社春宮から1.2kmの距離の県道142号沿いの遊泉ハウス児湯前にある。Map


案内板と石碑
前方部から後円部
後円部径33.4m。
後円部から前方部
前方部幅42.8m。
後方部石室
後円部西側
石室入口拡大
乱石積の横穴式石室で、全長は7.4mです。


前画面に戻る