おかん塚古墳

(概要)
 おかん塚古墳は、前方部が後世の開発で消滅してしまい、現在は後円部のみが残っています。墳丘主軸は東西方向を向いています。
 埋葬施設は、後円部と前方部の両方に横穴式石室がありました。後円部の石室は、天井が高く、大型の花崗岩を用いた両袖式と呼ばれる形態で、石室入口からみて、玄室の両側が広くなっています。この形態は、畿内地方の影響を強く受けていると考えられています。
 遺物は、後円部石室より鈴等、前方部石室より鉄鏃・鹿角装の刀子・馬具・土師器片・須恵器片が出土しています。(案内板転記)
(アクセス)
 国道153号から国道151号に下り、東鼎信号を右折する。200m程行って右折し、100m程入ると住宅地の中にある。東縣信号から1km程だが解り難い場所にある。 Map


石室
両袖式の横穴式石室。
玄室
墳丘
墳丘長20m(推定50m)、後円部幅14.5m・高さ6.1m、前方部(消滅)幅12.7m・高さ3.9m。

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