女体山古墳

(概要)
 隣接する男体山(天神山古墳の別名)に対して女体山と呼ばれる。円丘部に方形の造り出し部を付けた形で帆立貝形古墳という形式である。
 墳丘の全長106m、円丘部直径84m、高さ7m、造り出し部は幅18m、長さ16mである。帆立貝形古墳としては奈良県北葛城郡河合町の乙女山古墳(墳丘全長128.3m)に次いで全国第2位の規模を有する。周囲に幅11~19mの周堀を持つ。墳丘表面には河原石が葺かれ、円筒埴輪が巡らされている。
 主体部(埋葬施設)は竪穴式のものと推定される。未発掘と伝えられるが、墳頂付近に削平の跡があり盗掘を受けているものと考えられる。
 築造時期は5世紀中頃で、天神山古墳よりやや先行する時期と考えられている。
 天神山古墳と女体山古墳は共に際立った規模をもち、ほぼ同一時期に、同一方向を向いて築造されている。このことから両古墳の被葬者には密接な関係があると考えられている。(案内板転記)
(アクセス)
 東武伊勢崎線の太田駅から県道2号線を館林/邑楽方向に1.2Km程行った右側にある。 Map


案内板
造り出し部にあたる。
墳頂部
前方側
側面部

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