姫塚古墳

(概要)
 姫塚古墳は、墳丘裾部分が後世の開発で削られており、仙道入口周辺の石積みも後世のものとされています。墳丘主軸は東西方向を向いています。
 埋葬施設は、後円部中程に横穴式石室があり、ほぼ南向きに開口しています。石室は河原石を積み上げて作られており、石室入口からみて、玄室の右側が広くなっている片袖式と呼ばれる形態に特徴があります。また、石室内部の壁面に赤色顔料が塗られており、現在も見ることができます。
 遺物は、七鈴鏡が前方部より享保年間(1716~1736)以前に出土したと伝えられています。(松本市HP転記)
(アクセス)
 国道153号から国道151号に下り、東鼎信号を右折する。龍門寺手前を左折して卸売団地に向けて進み思井川に出る直前の住宅地の中にある。東鼎信号から1km程だが解り難い場所にある。 Map


墳丘入口
墳丘に続く階段で石室裾部を跨いでいる。
墳丘上部
墳丘長40m、後円部幅23.6m・高さ5.4m、前方部幅23.6m・高さ5.2mの墳丘で、後円部墳頂には氏神様が祀られている。
石室
横穴式石室で、壁面の赤色顔料がはっきり解る。

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