(概要)
ドン・ルイス1世橋は、ポルトガル北部の都市ポルトと対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを隔てるドウロ川に架かる二層構造の鉄橋で、1886年に完成した。設計はエッフェル社の技師テオフィル・セイリグによるもので、巨大なアーチを描く優美なシルエットが特徴である。全長約385メートル、中央アーチの支間は約172メートルに及び、当時としては世界最大級の鉄製アーチ橋であった。
橋は上下二層になっており、上層は現在ポルトのメトロ(路面電車)と歩行者が利用し、下層は自動車と歩行者が通行する。上層部からはポルト旧市街の赤屋根とリベイラ地区の街並み、対岸のワイン倉庫群を一望でき、絶景スポットとして人気が高い。夜にはライトアップされ、ドウロ川の水面に映る姿が幻想的な景観を生み出す。
橋の名は当時の国王ルイス1世にちなみ、ポルトの都市景観を象徴する存在として世界遺産「ポルト歴史地区」の重要な構成要素となっている。産業革命期の鉄橋技術を今に伝えるとともに、市民生活と観光の双方を支える歴史的ランドマークである。
(アクセス)
ポルト市内を走るPorto MetroのD線(イエローライン)を利用し、São Bento StationまたはJardim do Morro Stationで下車する。そこから徒歩10分程で橋の上層部に到着する。Jardim do Morro駅は橋の対岸側にあり、駅を出るとすぐ橋の入口です。ポルト旧市街(リベイラ地区)から観光をしながら行くのがお薦めです。➠ Map

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