(概要)
明石海峡大橋は、兵庫県神戸市と淡路島を結ぶ世界最大級の吊り橋で、全長3911メートル、中央支間1991メートルを誇る。1998(平成10)年に開通し、本州四国連絡道路の一部として人と物の往来を飛躍的に高めた。潮流の速い明石海峡、強風や地震に耐える必要から、当時の最先端技術が結集され、日本の土木技術の象徴的プロジェクトとなった。
橋を支える主塔の高さは約300メートルで、海上にそびえる姿は遠くからでも目を引く。直径1メートルを超えるケーブルには何万本もの鋼線が束ねられ、巨大な荷重を支えている。建設中には1995年の阪神・淡路大震災に遭遇したが、設計変更や補強を重ねて安全性を確保し完成にこぎつけた経緯は、世界の橋梁史に残る出来事である。
橋上の高速道路からは大阪湾や播磨灘、晴れた日には四国の山並みまで望め、ドライブコースとしても人気が高い。夜間には季節ごとに色を変えるライトアップが行われ、海に浮かぶ光の帯のような景観をつくり出す。橋のたもとには舞子海上プロムナードや展望施設が整備され、橋の内部を歩いて構造を体感できる点も魅力である。
開通により神戸と淡路島は身近な生活圏となり、観光や物流、医療など多方面で大きな効果をもたらした。玉ねぎや海産物で知られる淡路島へのアクセスが向上し、地域経済を支える大動脈として機能している。明石海峡大橋は、単なる交通インフラを超え、瀬戸内の風景と人々の暮らしを結ぶランドマークである。巨大でありながら優美な曲線を描くその姿は、日本のものづくりの力と海峡の自然美を同時に語りかけている。
(アクセス)
舞子側(本州・神戸)は、車では第二神明道路下関ICを出て10分程です。駐車場はみもすそ川公園駐車場かアジュール舞子駐車場等となります。鉄道では山陽電鉄舞子公園から徒歩5分程です。舞子側(本州・神戸)は、車では第二神明道路下関ICを出て、10分程です。駐車場は道の駅あわじか松帆アンカレイジパークとなります。バスでは、三宮・新神戸から高速バスで高速舞子駅下車して直ぐです。淡路島側は、車では神戸淡路鳴門自動車道淡路ICを出て直ぐです。バスでは三宮・新神戸から高速バスで淡路IC、淡路夢舞台下車して直ぐです。➠ Map

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